【アイリストあるある】施術中、目がかすむ。対策はある?まばたき体操やおすすめグッズを紹介

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目を酷使するアイリストのあるあるの1つに、「施術中目がかすむ」問題が挙げられます。日常生活ならまだしも、施術中に目がかすむと困ってしまいますよね。かすみ目や目の疲れをそのままにしておくと、アイリストを続けることが難しくなる可能性も!今回ご紹介するのは、かすみ目の原因とその対策。かすみ目をそのままにせず、きちんと労わるようにすることが大切です。さっそく確認していきましょう。

かすみ目の原因とは?

まずは、目がかすむその原因について詳しくご紹介します。

悩んでいるアイリストもたくさん!目の疲れ

アイリストは施術中、絶えず手元へ視線を集中させることとなります。しかも、扱うのは極細のまつげやラッシュということもあり、細かい作業の連続です。「目の疲れに日常的に悩まされている」というアイリストもたくさんいます。

疲れ目の原因は毛様体筋の酷使にあり!

画像元:株式会社メニコン

上記のイラストからもわかるように、目の筋肉は

近くを見る:緊張

遠くを見る:弛緩

という形でピントを合わせています。 
アイリストの場合、施術中は目の緊張が続いており、必然的に目の疲れがたまりやすい状態です。遠くを見たり目を休めたりすることで解消できるのですが、連日の施術で緊張状態が続くことの多いアイリストの目の疲れは簡単には解消されません。これがいわゆる眼精疲労の状態です。

かすみ目の感じ方は人それぞれ

今回焦点を当てるのは、眼精疲労の症状の1つであるかすみ目です。

かすみ目と言っても、

目がかすむ

ぼやけて見える

ピントが合うのに時間がかかる

視力が低下した

膜がはったように見える

くもって見える

と、症状の感じ方は人それぞれ。細かいエクステがぶれて見える、なかなかピントが合わずエクステがつかめない、見えるけどぼやけている、などと感じることがあれば、それがかすみ目の症状かもしれません。

かすみ目の原因は?

目がかすむ原因は、しっかりと休息時間を確保せず目を使い続けることで毛様体筋が硬直してしまうことにあります。目のピント機能が一時的に低下するため、視界がかすんで見えるのです。かすみ目は一時的な症状で、少しすると元に戻るのが特徴。老眼もかすみ目の症状があるため、数分たっても戻らないようなら老眼や白内障といった可能性もあるため、早めに眼科を受診しましょう。

疲れ目やかすみ目を放置しておくと…

「かすみ目はいつものことだから…」と放置しておいてはいけません。眼精疲労の放置は

視力低下

老眼を早める

といった可能性を高めることにつながります。目はアイリストの手腕を左右する重要な側面を担う部分。アイリストとしての技術を極めるためにも、長く仕事を続けるためにも、目の疲れを見過ごさないことが大切です。
予防や対策はこちらの過去記事でも確認しておきましょう。

施術中にかすみ目に!その場でできる対策とは?

施術中にかすみ目になり、エクステがうまくつかめない!そんなときにその場でできる対策をご紹介します。

まばたき体操で毛様体筋をほぐす!

かすみ目を感じたけど手元になにもない!そんなときはまばたき体操でかすみ目を解消しましょう。
まばたき体操の目的は、硬直した毛様体筋をほぐすこと。

まばたき体操

①目をぎゅっと閉じて2秒

②目を見開いて2秒

これを3~5回繰り返す 

これだけの簡単な動きだけで、目のかすみを解消することができます。目がかすんだ!と思ったときに施術中でもすぐに試すことができるので、知っておくと役立つのではないでしょうか。

かすみ目に効く目薬を使う

施術中に素早くできる対策として有効なのは目薬ですよね。常に持ち歩いているアイリストも多いのではないでしょうか。かすみ目への効果を謳う目薬は、ドラッグストアでもたくさん販売されています。しかし、かすみ目には角膜ダメージや乾きなど、いくつかの要因が。要因によりそれぞれ効果的な成分は異なります。
アイリストのかすみ目の主だった原因は、ピント調節過多による毛様体筋のコリ。これに有効な成分は

かすみを取り除きピント調整する働きがある成分:ネオスチグミンメチル硫酸塩 

です。この成分が多く配合されている目薬を選ぶのがベストでしょう。
さらに、サロン環境により目の乾燥が気になることもあるかもしれません。その場合は

目に潤いを与えてくれる成分:塩化ナトリウムや塩化カリウム 

が配合されているものもおすすめです。

かすみ目に効果的な目薬は?

アイリストが常備しておきたい、かすみ目解消に効果の高い目薬をご紹介します。

【第2類医薬品】サンテメディカル12 12mL

出典:Amazon

「サンテメディカル 12」は、参天製薬史上最高峰の12成分を配合したもの。ピント調節機能改善に重きを置いており、症状を素早く回復させてくれます。

【第2類医薬品】Vロートプレミアム 15mL

出典:Amazon

「Vロートプレミアム」はピント調節機能を改善する成分が基準内最大に配合されたもの。清涼感も高く、かすみ目のリフレッシュに効果的です。
マツエク装着中の目薬についてはこちらの過去記事をチェックしてください。

必要ならサロン環境を見直して!

一般的に室内が暗いと目が疲れやすくなる傾向にあります。サロンの部屋全体を明るくすることで、目の疲れを多少なりとも軽減できるはず。もしほの暗いサロン内で手元だけをライトで照らすような形をとっているなら、サロン照明を見直してみるのも1つの手段です。

毎日のかすみ目対策も重要!

施術中のかすみ目対策はもちろんですが、毎日のケアで目の不調を緩和することも大切です。日常生活でできるかすみ目対策をご紹介します。

漢方薬で不調を緩和

病院にかかるほどでもないけどちょっと気になる、そんなときに選択肢の1つに漢方薬があります。漢方薬は、病名がついていない症状にもアプローチできるのが大きな特徴。体の一部ではなく、体全体のバランスを整えることで不調を緩和していきます。目のかすみに有効とされているのは杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)。
配合されているのは

枸杞子(くこし)

菊花(きくか)

地黄(じおう)

山茱萸(さんしゅゆ)

山薬(さんやく)

茯苓(ぶくりょう)

沢瀉(たくしゃ)

牡丹皮(ぼたんぴ)

という生薬です。目に栄養をつけ機能を調節し、目の働きを体の中から改善するのが大きな目的。すぐに効果が出るものではないため、1ヶ月は継続して服用するようにしてください。

目のかすみにおすすめの漢方薬

目のかすみにおすすめの漢方をご紹介します。

【第2類医薬品】「クラシエ」杞菊地黄丸 168丸

出典:Amazon

目の疲れやかすみを感じる人におすすめの漢方薬。東洋医学における腎の働きの低下を改善させる処方です。ほてりやのぼせを感じることがある人にも適しています。

目のかすみの解消のためにはコリの解消も効果的! 

肩こりや首のこりなどの症状があると、目の疲れは悪化すると言われています。施術中ずっと同じ体勢のアイリストは、コリに悩まされている人も少なくないはず。目のかすみ目を解消するためには、まず筋肉のコリを解消する必要があります。
筋肉のコリを解消する効果のある漢方薬である

葛根湯(かっこんとう)

柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)

などを取り入れるのもいいかもしれません。いろいろな角度からのアプローチで不調対策を検討してみましょう。

サプリメントで栄養補給

サプリメントで目に良いとされる栄養素を意識的に取り入れる方法もあります。目の健康を維持するために必要な栄養素の主だったものはルテインです。ルテインは目の黄斑部や水晶体に存在し、不足すると目の老化につながると言われています。
ルテインの役割は、

目の老化の原因となる活性酸素を抑える

ブルーライトなどの有害な光から目を守る

といったもの。
目を酷使するアイリストはその分目の老化も早まる可能性もあるため、ルテインの摂取は有効でしょう。パソコンやスマホ、タブレット、ライトなどからの目に有害なブルーライトなどから目を守る働きもあります。
ルテインは体内で生成することのできない栄養素であるため、食事などで摂らなくてはなりません。ルテインの入った食物はホウレン草やブロッコリーなどの緑黄色野菜に含まれていますが、毎日欠かさず必要量を食べるのは難しいですよね。そのため、サプリメントで毎日欠かさず摂取しておくと安心です。

かすみ目対策におすすめのサプリメント

かすみ目対策に取り入れておきたいサプリメントをご紹介します。

ディアナチュラ ルテイン 30粒 (30日分)

出典:Amazon

ルテインをメインに目の健康をサポートするサプリメントです。日本の工場で作られる、こだわりの香料・着色料・保存料無添加。メグスリノキエキスとビタミンEも配合されており、摂取量は1日1粒となっています。

ファイン ひとみの恵 ルテイン40 60粒 30日分

出典:Amazon

天然のルテインを1粒で20mg摂取できる高配合のサプリメント。アスタキサンチンを1mg配合。ゼアキサンチン1.5mg、ビルベリーエキス10mgを配合しており、目を多用する人にぴったりです。ビタミンA、C、Eの1日摂取目安量を100%補うこともでき、ビタミンB群もしっかり配合。マルチビタミンサプリメントとしてもおすすめです。

サプリメントの摂取量は厳守して!

サプリメントの過剰摂取は体に負担がかかることも。ルテインの場合、1日の摂取目安量は6mg以上で、1日に10mgの摂取で目の加齢リスクを軽減されると言われています。1種類のサプリメントを正しい摂取量で毎日続けるのがベスト。正しく摂取することが大切です。

マツエクしていてもできるケアやスキマ時間にできるケアについてはこちらの過去記事で取り上げています。

まとめ

目はアイリストにとって一番大切な相棒です。施術中の目のかすみが頻発していては、マツエクの仕上がりにも影響しかねません。目のかすみが原因で思うように施術ができないという事態は、どうしても避けておきたいところ。施術中のかすみ目対策はもちろんですが、毎日できるかすみ目対策も取り入れて、長くアイリストとして活躍できるようにしっかりとケアしておくことが大切です。190817Ess

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