【実践英会話あり】「海外からのお客様」対応に!!日本のマツエクサロンで出来るおもてなしとは

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海外からの観光客がどんどん増えている日本。2020年には東京オリンピックの開催もあるため、ますます外国人を見かける機会も増えることでしょう。

海外からの観光客が増加した影響は、マツエクサロンにも。旅行中に、マツエクサロンへ足を運ぶ外国人も少なくありません。

そこで今回は、海外からのお客様が来店されたときのおもてなし方法について深堀り。日本人のお客様とはどのような違いがあるのかを理解して、海外からのお客様にも満足いただける接客や施術ができるよう準備しておきましょう。

海外のお客様への対応 知ってて役立つ情報とは?

海外からのお客様が突然いらっしゃったときにも焦らないよう、今のうちから必要な情報やスキルを集めて対応できるように準備しておきましょう。

接客やカウンセリングに必要な最低限の英語

海外からのお客様に安心して施術を受けていただくためにも、アイリスト自身が英語を覚えておくことは重要。お客様の理想を形にするためには、しっかりと自分の中にお客様のなりたい像を落とし込む必要があります。

英語力のあるレセプションや他のアイリストに、通訳をしてもらうのも必要の方法です。しかし、お客様の“生の声”を自分の中に浸透させるためには、自分自身が英語力をつけておくのがベストだと言えます。

アイリストが使える英語の例文集【ヒアリング編】

◆My name is 〇〇 and I’m your lash artist today.(本日担当の○○です)

◆Have you ever done eyelash extension before?(まつげエクステは初めてですか?)

◆Do you have any allergies?(アレルギーはありますか?)

◆How would you like today?(今日はどんな感じにしますか?) 

アイリストが使える英語の例文集【施術前編】

◆I’ll put the masking tape around your eyes.(目の周りにテープを貼らせていただきます)

◆Would you close your eyes?(目を閉じていただけますか?)

アイリストが使える英語の例文集【確認編】

◆How do you like it?(仕上がりはいかがでしょうか?)

◆Please avoid getting water on your lashes.(まつげに水がかからないようにしてください)

◆Be careful with the use of oil cleansing.(オイルクレンジングの使用には気をつけてください)

翻訳アプリを用意しておくのもアリ

全く英語が喋れないのに、これから増えるであろう海外からのお客様のために英語をマスターしようとするのは、なかなかハードルの高いワザ。日常英語くらいであればすぐに覚えられるかもしれませんが、流ちょうな英語を喋るには相当な時間がかかると推測されます。

そこで活躍してくれるのが、翻訳アプリ。お客様が話す言葉をアプリに聞かせれば、画面上に日本語訳を表示してくれるというものです。英語だけでなく、中国語韓国語などに対応しているものも多く開発されています。マツエクサロンに訪れる外国人客の中で、もっとも多いのが韓国・中国からのお客様。英語だけでなく、韓国語・中国語にも対応できる翻訳アプリは、アイリストたちの強い味方となってくれます。

スマホ決済サービスを導入する

海外からのお客様にも気持ちよくサロンをご利用いただくひとつの方法として、スマホ決済サービスを導入するのもひとつの方法。日本でも定着しつつある決済方法なので、もうすでに取り入れているというサロンも多いかもしれませんね。

注目すべきスマホ決済サービスは、中国最大のモバイル決済サービスである「Alipay(支付宝/アリペイ)」。世界最大のIT企業として知られるアリババグループが開発したAlipayは、中国国内で爆発的な広がりを見せているスマホ決済サービスです。中国からのお客様が増えているなと感じているサロンでは、導入しない手はありません。

求めるデザイン性の違い

日本のお客様と海外からのお客様とでは、求めるデザイン性にも違いがみられます。そもそも、まつげの密度や本数なども人種によって異なるという点も理解しておく必要があるでしょう。海外のお客様から人気のデザインを知っておくことも、マツエクサロンに訪れるお客様のグローバル化に対応するひとつの方法です。

海外のマツエクトレンドを知っておく

海外からのお客様は、普段アイリストが使用しているエクステよりも、長めのものやカールが強めのものを好む傾向にあります。日本でトレンドとされているマツエクと、海外でトレンドとされているマツエクには違いがあるため、海外のお客様を初めて接客するアイリストは驚くかもしれません。

特にアジア系の顔よりもはっきりとした顔立ちの欧米人は、ゴージャスな印象のエクステを好む傾向があります。“こんなに長くてカールが強いものをつけても大丈夫なのか?”と不安に感じることがあるかもしれませんがが、欧米人のお客様の顔にはしっくりとなじむので、お客様の要望通りにつけても問題ないということを知っておくといいでしょう。

日本のトレンドを押しつけるのはNG

海外からのお客様から、サロンで人気のデザインを聞かれたらあなたはどのようなデザインをおすすめしますか?ついつい、日本でトレンドのデザインをおすすめしてしまう人もいることでしょう。

しかし、日本でトレンドのデザインを海外のお客様へ提案するのは、少し注意が必要

トレンドの発信地であるロンドン に旅行へ行った、知人のお話を紹介しましょう。おしゃれ最先端の地にある美容室へ意気揚々と行ったら、ロンドン流のトレンドヘアにされてしまって、日本に戻ってきたら奇抜すぎて困った…という体験をした人がいます。

海外のお客様に、日本のトレンドを押しつけることで起きるトラブルは、まさに知人の体験談と同じケース。お客様が母国へ戻られたあともご満足いただけるようなマツエクをつけるためには、日本で流行っているデザインよりも、お客様に似合うかどうかを優先するのがベストです。

国によって“なりたい姿”が異なる

日本の女性から人気なのは、“かわいくなれるようなデザイン”や、“上品な雰囲気になれるデザイン”。しかし、海外からのお客様同じような理想を持っているのかといえば、そうではないのです。

女性は誰しもかわいく見られたいだろう…というのは、実は日本だけの常識。アメリカは“健康的に見られたい”という人が多かったり、韓国では“洗練された印象に見られたい”という人が多いなど、国によって美の基準は異なります。

“美しい”と感じる基準に違いがあるということが頭に入っていれば、おのずとお客様の理想に近づくデザインの提案ができるように。お客様のグローバル化に対応できるアイリストを目指すためには、国ごとによって違いのある“美的感覚”をマスターしておくことが大切です。

まとめ

来年にかけて、どんどん増えるであろう海外からのお客様。自分の国でつけたマツエクが旅行中にたくさん取れてしまって、駆け込みで来店されるケースも珍しくありません。さまざまなパターンに対応するためにも、日本のお客様との違いをしっかりと理解しておきましょう。190715Eue

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