日本や韓国では当たり前のマツエク。海外・外国人のマツエクニーズとは?

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韓国で発祥したマツエクは、日本を含むアジア圏で人気が広まり、近年ではヨーロッパやアメリカでも人気を集める美容法のひとつになりました。ニーズの高まりから、現地の外資系マツエクサロンはもちろん、海外に支店を出す日系のマツエクサロンも増えてきています。韓国や日本では今や当たり前になりつつあるマツエクですが、海外のマツエク事情はどうなのか気になりますよね。今回の記事では、海外のマツエク事情について迫ります!

日本や韓国では人気のマツエク

一時期、SNSや各種メディア媒体で「オルチャン」という韓国語が流行っていたのを覚えているでしょうか?「オルチャン」とは、「美少女」や「美男子」という意味の俗語です。一般的にはかわいらしく、愛らしい顔立ちの人に対して使う言葉で、美人であってもきれいな顔立ちをしている人に対してはあまり使わないのだそう。このことからもわかるように、日本や韓国では、かわいらしく、愛らしい顔立ちに憧れを抱いている女性が多いのです。目を大きくぱっちりと見せてくれるマツエクは、日本や韓国の女性から多くの支持を得ており、近年ではマツエクをしている女性を見かけることも多くなりました。好みは一人ひとりそれぞれなので一概には言えませんが、マツエクのデザインにおいても

「ボリュームラッシュでぱっちりとした目元にしたい」
「黒目の上に長めのエクステを装着したキュートなデザインにしたい」
「目尻に長めのエクステを装着してたれ目風にしたい」
「ブラウン系のカラーエクステでよりやわらかく優しい雰囲気にしたい」

などというように、目の縦幅を強調した、ぱっちりと丸みのあるかわいらしい目元が人気を集めています。

それ以外の国ではどうなの?

日本や韓国以外の国々では、どのような傾向があるのでしょうか?

アイメイクやまつげのトレンドは?

そもそも日本人や韓国人と欧米人では、好みやトレンドはおろか、もともとの顔立ちや自まつげにも大きな違いがありますよね。
欧米人のまつげの長さは、日本人のまつげの平均的な長さと比べて1mm以上違うと言われています。まつげのカールも日本人が平均で約80°であるのに対し、欧米人の平均はなんと約10°!そのため、アイメイクやマツエクに求めるものが違うのです。欧米では、ぱっちりとかわいらしい目元よりも、ナチュラルできれいな目元のほうが人気なのだとか。マツエクのデザインも、カールは控えめで目尻に長めのエクステを装着するキャットアイなどのセクシーなデザインの人気が高いようです。また、南米系の方や黒人系の方・ゴージャスな感じが好きな方・お人形さんのような印象が好まれるロシアやウクライナ系の方々にはふさふさのまつげになれるボリュームラッシュの人気が高いとも言われています。

海外のマツエクが高価格な理由 

理由1:マツエクサロンやアイリストの数が少ない 

海外ではマツエクサロンやアイリストの数が少ないため、その分価格帯も高めに設定されています。もちろん、希望するデザインや装着するエクステの種類などにもよりますが、海外にある日系のマツエクサロンの場合、「フルセット80本/片目」の通常料金を10,000円以下で提供していることはまず見られないようです。日本では多くのマツエクサロンがあることから価格競争なども起こっていますが、海外ではサロンの数が少ないため、価格競争もなかなか起こりにくいと言えるでしょう。

理由2:日系のマツエクサロンの需要が高い 

日系のマツエクサロンは、実際に施術を行うアイリストが日本人であったり、日本製の商材を使用したりしていることから人気が高い傾向があります。「日本人は仕事が丁寧」「手先が器用」「細かい作業をコツコツ行うことが得意」などというイメージもあり、日本人アイリストは世界中で高い需要があるのです。
また、技術の高さだけではなく、サロンの清潔感や衛生管理の高さに関しても、日系のマツエクサロンは高評価を得ています。日本人にとってはマツエクサロンの衛生管理が徹底していることは当たり前ですが、海外では清潔感があり、徹底した衛生管理が行われているということは強みのひとつです。価格が比較的高く設定される場合が多い日系のマツエクサロンが人気を集めていることも、海外のマツエクが高価格である要因のひとつであると言えるでしょう。

発展途上国でも徐々に人気が高まっているマツエク 

近年では、中国やタイ・シンガポール・台湾はもちろん、インドやフィリピンなどの発展途上国でもマツエク人気が高まってきています。特に平均年齢が若いフィリピンでは、若い女性から人気を集めており、今後ますます需要が増えることが期待できます。 

求められる条件の違い

自分が「こうなりたい」という理想像は、一人ひとりそれぞれですよね。株式会社カネボウ化粧品が行った調査(2016年、東京・北京・上海・台北・バンコク・ソウル・ニューヨークの 18~34 歳の女性、計 1,219 名を対象)によると、メイク事情は各国でそれぞれ大きく異なるようです。(出典元:https://www.biteki.com/make-up/others/235172)

日本:理想は「かわいい」「上品」な女性 

日本人女性の理想像で多いのは「上品」「かわいい」という印象を持つ女性です。アイメイクも比較的濃いめと言われています。別記事「多め?少なめ?日本人の自まつげの平均数とは?自まつげって増やせるの?(https://www.beaute-p.com/eyelist/2385/)」でも述べていますが、日本人は欧米人と比べるとまつげの本数も3~4割程少なく、長さも短く、カールの具合も弱いという特徴があります。そのため、マツエクにおいても「目を大きくぱっちり見せたい」「コンプレックスを解消したい」という目的を持つ方が多い のではないでしょうか。

韓国:理想は「洗練」「上品」な女性 

韓国人女性の理想像で多いのは「洗練」「上品」という印象を持つ女性です。自分のコンプレックスや欠点を徹底的にカバーするため、多くのメイクアイテムを使って時間をかけてメイクをするのが韓国人女性の特徴。マツエク発祥の地でもあるため、さまざまな選択肢の中から自分の希望するデザインをチョイスしていそうですよね。

アメリカ:理想は「優しい」「健康的」な女性 

アメリカ人女性の理想像で多いのは「優しい」「健康的」という印象を持つ女性です。メイクはファッションの一部とし、さまざまな魅力を演出するためにメイクをしています。骨格を活かしたアイメイクが特徴的。もともとまつげも長く、目元がぱっちりしている人が多いため、マツエクもあくまでナチュラルできれいな仕上がりが求められそうです。「欧米」というくくりでも、ヨーロッパ系の方や南米系の方の場合はまた違ったイメージが求められるかもしれません。

中国:理想は「エレガント」な女性 

中国人女性の理想像で多いのは「エレガント」な印象を持つ女性です。ポイントメイクよりもベースメイクに注力する点が特徴的だと言われています。ナチュラルメイクを好む方が多いため、マツエクでも自然な仕上がりになるナチュラルデザインが好まれるでしょう。

台湾:理想は「フェミニン」「知的」な女性 

台湾人女性の理想像で多いのは「フェミニン」「知的」な印象を持つ女性です。中国と同じく、台湾でもナチュラルメイクを好む人が多い傾向にあります。目尻に長めのエクステを装着してたれ目風にするフェミニンなデザインがおすすめできそうですね。エクステをたくさんつけてボリュームを出すというよりは、あくまでナチュラルで自然な仕上がりを目指すことがポイントになりそうです。

タイ:理想は「かわいい」「知的」な女性

タイ人女性の理想像で多いのは「かわいい」「知的」な印象を持つ女性です。ナチュラルメイクを好む人が多いですが、コントロールカラーを使用したり、アイシャドウやリップでカラーメイクを楽しんだりしている方が多いそう。かわいらしい印象にしたい方にはキュートデザイン、知的な印象にしたい方にはナチュラルめで目尻長めのクールなデザインの人気が出そうですね。

このように、国ごとに異なる「美的感覚」によって、アイリストが実現すべき仕上がりにも違いがあらわれます。国ごとに違うように、個人ごとに求める条件も、もちろん違います。どのようなケースにおいても対応出来るような技術を身に着けておけると、本当のプロフェッショナルと言えそうです。

 

 

 

まとめ

日本で働いている上ではなかなか意識することがないであろう海外のマツエク事情について、トレンドや市場に関する情報、各国の女性の理想像から考察した求められる条件などをまとめました。技術面で直接影響することは少ないかもしれませんが、知識として世界のマツエク事情を知っておくと、デザイン力や提案力に磨きをかける糧になるかもしれませんね。

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