マネジメントにも応用可能。お客様の心を掴んで離さない「ソーシャルタイプ別接客」とは?

この記事をシェアする
サムネイル

アイリストとしてたくさんのお客様と接するにあたり、「気が合う」と感じるお客様だけでなく、「ちょっと苦手」と感じるお客様の対応をするケースもあります。気が合うお客様には寄り添った対応ができても、苦手なタイプのお客様とは壁を置いてしまう…そんな状態では、一人前のアイリストになることはできません。そこで今回は、自分のためにもお客様のためにも知っておきたい“ソーシャルタイプ”についてご紹介。お客様がどのようなタイプのかたなのかを知って、今まで以上に寄り添った対応を心がけていきましょう。

ソーシャルタイプとは

ソーシャルタイプやソーシャルスタイルとは、コミュニケーションの理論をまとめたもの。どのような目的で作りだされ、どのように活用されているのでしょうか。

アメリカで提唱されたコミュニケーション理論

ソーシャルタイプは、1968年にアメリカの心理学者であるデビッドメリル氏によって、提唱されました。コミュニケーション理論という言葉だけを見ればとても難しいことのように感じますが、実際の内容は誰もがうなずけるようなもの。社会人になるまでの間にも、苦手だなと思う先生がいたり、友だちがいたりした経験のあるかたは、少なくありません。苦手なタイプの人と接触するたびに、壁にぶち当たってきた人も多く存在しています。

そんなときに活躍してくれるのが、ソーシャルタイプを用いたコミュニケーション理論。自分のルールと相手のルールを知ることで、今までとは違った視点からコミュニケーションを取っていこうというものです。人は少なからず、自分以外の人間に対して色眼鏡をかけて見てしまうもの。色眼鏡を無意識のうちに使うことで、対人関係がしんどくなってしまうケースもめずらしくありません。ソーシャルタイプを用いたコミュニケーション理論を知ることで、色眼鏡を使うクセがなくなっていきます。

結果、人との付き合いがしやすくなり、対人面においての自分の負担も減らすことができるのです。

社会人にとって欠かせないソーシャルタイプ研修

社会人になると、社内の人とだけでなく、取引先やお客様など、さまざまな人とコミュニケーションを取らなければいけません。これは、技術職であるアイリストにも同じことが言えます。サロン勤務の場合には、スタッフ同士の連携も必要ですし、お客様ともしっかりとコミュニケーションを取って施術を行なっていかなければいけません。

学生時代とは比べものにならないほど、いろいろなタイプの人と関わらなければいけなくなるのも、社会人の特徴。従業員が対人関係や接客に悩まないよう、企業内でソーシャルタイプのセミナーを開催しているところもあります。新卒の就活サイトや、転職サイトなどでもソーシャルタイプの特集が組まれることもあり、社会人にとって欠かせないコミュニケーション理論だということがよくわかります。

自分はどれに当てはまる?診断方法をチェック

大きく分けて4つのタイプに分類されるのが、ソーシャルタイプの特徴。実際にどのようなタイプがあるのか、さっそくチェックしていきましょう。

 

成果主義の「ドライビング」

あまり感情を表に出さず、自分の意見をしっかりと主張するのが「ドライビング」タイプの特徴。リーダーになるような人に多く見られるタイプなので、人から指示されることを嫌います。物事の結論だけを知りたがるタイプなので、人の話を聞くことは苦手です。

注目されるのが好きな「エクスプレッシブ」

感情表現が豊かで、自分の思っていることをどんどん話してくれるのが「エクスプレッシブ」タイプ。新しいことが好きで、よく笑い、よく喋る楽しいタイプの人です。細かいことは気にしないので、人とのコミュニケーションを心から楽しむことができます。

日本女性に多い「エミアブル」

自分の感情は顔に出るけれど、主張はあまりしたがらないのが「エミアブル」タイプ。自分よりも人のことを優先するので、良く言えば“いい人”、悪く言えば“優柔不断”なのが、このタイプの特徴です。

堅実に物事を進める「アナリティカル」

自分が計画したとおりに物事を進め、リスク避けようとするのが「アナリティカル」タイプ。職人気質であるこのタイプの人は、根拠のない話を嫌うタイプの人です。物事を分析したり、物事の理屈を大切にするので、オリジナルの見解を持つことに喜びを感じる傾向にあります。

実際に診断をして自分が何タイプか調べてみよう

各タイプの特徴がわかったところで、次に自分がどのタイプに属しているのかを確認してみましょう。自分のタイプがわかれば、自然と得意なタイプと不得意なタイプも見えてきます。 

参考サイト:リクルートマネジメントソリューションズ・ソーシャルタイプでビジネスを乗り切る 

上の図では、対角線上にあるのがお互いに苦手だと感じるタイプ。例えば、自分がドライビングタイプだった場合は、エミアブルタイプの人を苦手だと感じる傾向にあります。

簡単に自分が何タイプなのかを診断できるサイトもあるので、ぜひ試してみてください。

ソーシャルタイプ診断サイト:http://www.sophia-h-c.com/free.html

タイプ別の寄り添い・接し方マニュアル

サロンに来店されるお客様も、必ずどこかのソーシャルタイプに分類されます。お客様へ寄り添った接客を実践するためには、お客様がどのタイプに属しているかを見極め、そのタイプに合った対応をするのがベスト。アイリストとして一歩成長するためにも、しっかりとおタイプ別の接客方法を身につけておきましょう。

ドライビングタイプのお客様

反応を怖がってどっちとも取れないような結論を述べてしまうと、お客様を怒らせてしまう可能性もあります。このトラブルが起こりやすいのは、カウンセリング時。自分の意見にしっかりと自信を持つことが、接客のポイントとなります。デザイン提案の際は、自分の中で道筋を立てて説明することが重要に。自分の中の軸をきちんと持っていれば、コミュニケーションも取りやすくなります。

ドライビングタイプには
結論や理由は完結に、結果は明確に伝えることが大切。2種類ほどに選択肢を絞り、どちらかを選ばせるという方法が「最終決定を自分でした」という満足感を感じてくれるため、おすすめです。

エクスブレッシブタイプのお客様

エクスプレッシブタイプのお客様は、アイリストとの会話も楽しみにして、サロンに来店されます。人とコミュニケーションを取るのが好きなので、カウンセリング時にも比較的情報が聞き出しやすいタイプと言えるでしょう。お客様にしっかりと注目することで、接客に対する満足度もアップしやすくなります。

エクスプレッシブタイプには
話に共感しながらコミュニケーションを取ることが大切。あくまでもノリはよく、「いいものは良い、微妙なものは微妙」…など、はっきりとした本音らしいコミュニケーションが好まれます。

エミアブルタイプのお客様

エミアブルタイプのお客様は、自分の中で答えが出きっていないことを、相談されるケースが多い傾向に。そのため、お客様の話にきちんと耳を傾けられるかどうかが、接客のポイントとなります。お客様の話をしっかりと聞いてあげることで、心の安定にも直結。こちらから一方的にデザイン提案などを行うと、お客様が不快に感じてしまうこともあるので、聞く姿勢をキープするようにしましょう。

エミアブルタイプには
とにかく聞き役に徹することが大切。ご提案は押し付けがましくなく、「こんなパターンもあります」と示してあげる程度がいいでしょう。

アナリティカルタイプのお客様

アナリティカルタイプのお客様へカウンセリングを行なう際には、じゅうぶんな証拠や根拠を用意してから、話を進めていくのが有効です。証拠や根拠を用意しておくことで、お客様の意見も発信されやすくなるので、的確にお客様の希望をつかむことができます。

ただし、施術中の会話には注意が必要。基本的に1人で作業をするのが好きなタイプなので、話しかけすぎないよう気をつけましょう。

アナリティカルタイプには
沈黙の時間を適度に確保することが大切。提案の根拠を明確にし、最後は黙ってお客様のご決定を待ちましょう。

まとめ

ソーシャルタイプの特徴を頭に入れておくことで、苦手だと感じていたお客様への対応方法も、いい方向へガラッと変化するでしょう。お客様をより客観的に見ることが、寄り添いを意識した接客の第一歩。第一印象から苦手だと割り切ってしまうのではなく、ソーシャルタイプの特性を当てはめて、お客様一人ひとりに合った接客を意識していきましょう。Eue181108

この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事

この記事をシェアする