「自まつげが抜けるイメージがあってマツエクに挑戦できない」そんなお客様への回答・知識とは?

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はじめてマツエクに挑戦するお客様のなかには、経験者から「マツエクしてから自まつげが抜けやすくなった」という話を聞いて不安を抱きながら来店される方もいるでしょう。そのようなお客様に対しては、アイリストがどうフォローするかが重要です。周囲からの話を聞いて不安になっているお客様ですから、場合によっては正しくリスクを伝えることで「この人の話には説得力があるから、お任せしてみたい」と思ってもらえることも。それでは、上手にお客様に説明する方法を見ていきましょう。

【基本のキ】自まつげはなぜ抜ける?

みなさんもご存知の通り、まつげには毛周期があります。お客様が「マツエクをつけてから自まつげが抜けやすくなった!」と感じる原因はいくつか考えられますが、そのひとつが多くのお客様には毛周期に関する知識がないことです。お客様に納得していただく説明をするために、まずはみなさんも毛周期のサイクルについて復習していきましょう。

毛周期のサイクルについて簡単におさらいをしよう

まつげの毛周期は、次の通りです。

成長初期

まつげがこれから成長しはじめる段階です。皮膚のなかでの成長にはじまり、次の段階である成長期に近づくにつれ、まぶたの外に出てきます。皮膚表面に出てきても、まだ毛も細くコシもありません

成長期

成長初期で皮膚表面に出てきた毛が、どんどん太く長くなっていく段階です。日々成長していくので、まだ毛の伸びる向きや角度が変わる可能性があります。

退行期

まつげが伸びきって、成長が止まった段階です。

休止期

まつげが抜けて、次の準備をはじめる段階です。抜けたところからすぐに次のまつげが生えてくるのではなく、栄養を蓄えてから再び成長をはじめます。まつげが健康な状態であればその間はほかのまつげが成長していくため、見た目として量が減ったようには感じません。
まつげは3週間から4ヶ月のサイクルで生え代わりを繰り返しています。髪の毛に比べて毛周期も短いため、まつげは髪の毛のように伸び続けることもありません。

はじめてのお客様には簡単に毛周期のことを説明してみよう

マツエクを装着するのに適しているのは、退行期のまつげです。マツエクのことをよく知らないお客様からすると、まだ成長しきっていない成長初期のまつげに装着したほうが長持ちするように感じますが、自まつげの成長を妨げたり施術後すぐにデザインが変わってしまったりする可能性があるためNG。
しかしプロのアイリストでも、きちんと伸びきったまつげを選定することはできても、それがいつ休止期に入るかまで見分けるのはなかなか難しいもの。装着前に軽くコームや綿棒などで刺激を与えて抜ける予定のまつげを取り除ける可能性もありますが、マツエクを装着したまつげが施術の翌日にたまたま抜けることもあるかもしれません。さらに、今までは自まつげが抜けても気付きにくかったお客様も、マツエクをつけることで目元に意識が向きやすくなったり、頬に付着したマツエクが視認しやすいなどの理由から、抜けに敏感になることもあります。

お客様には、毛周期について簡単に説明しながら

  • マツエクが原因で抜けやすくなったのではなく、抜けたことに気がつきやすくなったこと
  • 自まつげを健康に保つために必要な生え代わりが原因なので、抜けるのは自然なこと


これらのポイントを伝えてみましょう。お客様の自まつげの状態を確認しながら、抜けても不自然に見えにくいデザインや本数を提案していくのもアイリストの役目です。

【リスクも説明しよう】実際にエクステが原因になることもある

基本的にはマツエクが原因で、自まつげが抜けやすくなるわけではありません。しかし稀に、お客様のまつげの状態や商材の選び方、アイリストの技術力が原因で、お客様のまつげに負担をかけてしまうこともあります。

お客様のまつげの状態

①自まつげが細い、もしくは弱いお客様の場合

本来であれば、軽いタイプのマツエクをつけて負担を軽くすることが理想です。しかしマツエクの施術に訪れるお客様の中には、自まつげに対して何かしらの不満を抱いているからこそエクステで補いたいと考えている人もいるでしょう。そのため、自まつげが細く短いお客様ほど「長いマツエクをたくさんつけてボリュームアップしたい」と希望されることもあるかもしれません。
そのようなお客様に対して、お客様の要望通りに太く長いエクステをつけると、自まつげに負担がかかって抜けやすくなることもあります。反対に細く短いエクステをつけても、デザイン面で満足していただけないかもしれませんね。
お客様の要望を汲みながら、負担がかからない適度の絶妙なラインを提案するのもアイリストのカウンセリング力です。

②自まつげが傷んでいて、エクステをつけられる毛が少ない場合

仕上がりを美しく見せるために無理して成長期の自まつげにつけると、これから健康に育つはずの毛を傷めて抜けやすくなってしまうことも。このような場合には、隙間ができそうな部分はエクステをあえて傾けて装着したり、必要な部分だけ3Dエクステを使って隙間がないように見せたりするといいですね。お客様の目の健康を考えながら希望通りのデザインに仕上げるにはアイリストの技術力も問われます。
どうしても装着が難しそうな場合は、育毛剤でまつげを育ててからの再来店をうながすことで、お客様の自まつげを守れることもあるでしょう。

【フォローも重要】抜けにくくなるケア方法を伝える

自まつげが抜ける原因には、アイリストの手が届かない部分、お客様のホームケアや生活習慣が関係していることもあります。カウンセリング時には、その点も含めてしっかりフォローしておきましょう。

マツエク対応のクレンジング

マツエク初心者のお客様は、せっかくつけたエクステが取れるのを気にして、クレンジングが充分にできなくなることも考えられます。目元に残ったメイクはまつげの縁にあるマイボーム腺を詰まらせ、自まつげを弱めてしまうことも。
マツエク対応のクレンジング剤を使用して、アイメイクはきちんと落とすようアドバイスすることも大切です。
クレンジングからホームケアに話を広げていくと、自然な流れでマツエクのモチを良くする方法についてお伝えできるでしょう。マツエクのモチが悪いと、お客様は隙間が気になって目をさわる頻度が増えたり、取れかかったエクステが服などに引っかかって自まつげごと抜けてしまったりすることもあります。正しいホームケアは、エクステを長持ちさせるだけでなく、自まつげの健康状態を保つためにも欠かせません。

食事・生活習慣

意外と知らない人も多い観点がこの「食事と生活習慣の影響」です。

まつげは頭髪と同じように、たんぱく質が主成分。食事内容が偏ると、成長が妨げられることがあります。ほかにも、うつぶせ寝や目をこするクセ、過度なストレスも自まつげが抜けやすくなる原因のひとつです。そのため、食事や日常の過ごし方がまつげを傷める可能性があることを簡単にお伝えすることも必要なこと。ただし、習慣を変えることはお客様にとっても簡単ではないので、あわせて美容液をおすすめしてみるのもいいでしょう。

まとめ

マツエクに関するネガティブなウワサがひとり歩きしてしまい、あまりいいイメージを持たずに来店されるお客様もいらっしゃいます。しかし勇気を出して最初の一歩を踏み出してくれたということは、少なからずマツエクに対する期待もあるはず。カウンセリングや施術後に「想像通りです」ではなく「想像以上です」と言ってもらえるような感動を引き出せるよう、お客様が不安に感じていることはしっかりとフォローしていきましょう。

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