マツエクの”長さ”の基礎知識!種類比較やお客様に提案する際のポイントは?

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基本的にマツエクは、自まつげとのバランスを見ながら長さを選びます。マツエクの長さにもさまざまな種類がありますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか?今回は、マツエクの長さの種類や特徴を徹底比較!また、マツエクの長さについてお客様におすすめする際のポイントも紹介します。

マツエクの長さの種類と特徴を比較!

過去記事でも紹介していますが、マツエクの長さは、1mm単位で6~15mmまでのものが主流です。中でも、主に8~12mmを使用しているというサロンが多いのではないでしょうか。ここからは、それぞれの長さの特徴を比較してみましょう!

出典:HOT PEPPER Beauty magazine

【6mm】

日本人のまつげは一般的に7mm前後といわれています。自まつげよりも短い6mmは下まつげに使用されることが多いです。

出典:@eyeplus.designさん

こちらは、下まつげに6mmのマツエクをつけています。上まつげに装着すると短く感じる長さですが、下まつげには自然に馴染んでいますね。

【7mm・8mm】

「マツエクを目立たせたくない」「自まつげの長さを少しアップできればいい」「すっぴんでも違和感のない仕上がりにしたい」という場合に最適。目頭に使用する場合も多いです。
また、短いエクステを使うと軽量化できるメリットもあるので、7~8mmは“下がりまつげ”の方にもおすすめの長さです。

【9mm】

自まつげに負担をかけることなく自然な仕上がりにするのなら、「自まつげの長さ+1~2mm」までの長さがベスト。そのため、9mmを選べば、よりナチュラルに仕上がります。

【10mm】

「9mmではもの足りない」一方で「オフィスではバレたくない」という方には、10mmがおすすめ。ナチュラルな仕上がりだけど、近くで見ると何か違う、伏し目になったときに存在感を感じる長さです。

出典:@mai__eye_816さん

こちらは、長さ9mm~10mmを使用した実例です。自然な仕上がりになっていますね。

【11mm】

「まつげに長さが欲しい」という方には、11mmをおすすめするといいでしょう。周囲から「まつげが長い!」と思われる長さです。

出典:@hibi_matsugeさん

こちらは、10mm~11mmの長さで施術した実例です。ぱっちりとした目元を演出していますね。

【12mm】

マツエクをつけたことが、確実に周囲に気づかれる長さです。「メイクなしでも目元をぱっちりさせたい」という場合には、12mmがおすすめ。目力がアップして、存在感も抜群です。

出典:@eyeplus.designさん

こちらは、10-11-12mmの長さで仕上げた、キュート&セクシーデザイン。しっかりと目力がアップしていますね。

【13mm】

つけまつげをしたような華やかさが演出できます。ゴージャス感があり、目元に派手さがでるので、しっかりメイクや下まつげにもマツエクをすることでバランスが取れやすくなりますよ。

出典:@eyeplus.designさん

こちらは、オール13mmの長さを使用。大人っぽい華やかなタレ目デザインに仕上がっています。

【14mm】

平均的な自まつげの倍の長さになります。全体に使用するのではなく、「タレ目に見せるため」「セクシーデザインにするため」などの理由で目尻だけに使用する使い方がおすすめです。

【15mm】

一般的な自まつげの倍以上の長さになり、重さもでるため自まつげに負担がかかりやすい長さです。日本人女性にはあまりおすすめできません。しかし、自まつげがとても長いという場合は、目尻や中央に使用するという場合もあるでしょう。

 

お客様に「長さ」についておすすめする際のポイントは?

ここからは、お客様にマツエクの長さを提案する際のポイントを紹介します。

長さだけでなく、太さやカールの種類と合わせて提案

マツエク知識の少ないお客様にとっては、短い=控えめ、長い=派手、といったシンプルなイメージしかないことが多いです。長さを選ぶ際には、組み合わせる太さやカールによってもさまざまなデザインが叶うことをあわせてお伝えしましょう。お客様の中で長さのイメージが広がるだけでなく、アイリストとしてもより理想に近づけるための細かいアプローチができるようになります。

例えば、「せっかくマツエクをするなら、長さを出したい」という思いから、13mm以上のエクステを選択されるお客様もいらっしゃいます。ところが中には、仕上がりを見て「ちょっと派手になりすぎた」「もっとナチュラルに仕上がると思っていた」という感想をいただくことも…。

そんな長さとナチュラルさの両方を叶えたいお客様には、長さを10~11mm に抑えたとしても、CカールやCCカールをミックスすることでマツエクをしている感はしっかり得られ、かつナチュラルに仕上げられることをお伝えしましょう。

出典:@eyeplus.designさん

こちらは、長さ:10-11mm・太さ:0.15-0.1mmミックス・CC-Cカールで仕上げたデザイン。ボリュームもありながら、自然でやさしい印象に仕上がっていますね。

黒目を強調したいならランダム(バラバラ)の長さを提案

エクステの長さをランダムにミックスすることで、根元を濃く見せ、毛束感を出し、瞳を大きく魅力的に演出することができます。そのため黒目を強調したいというお客様には、長さの異なるエクステをランダムに装着するデザインを提案するのもひとつのアイデア。
また長さの異なるエクステを組み合わせることで、自まつげにかかる負担も軽減できます。

ナチュラル希望なら短めのエクステ&弱めのカールを提案

自然な仕上がりを希望するお客様には、自まつげに馴染む9mm~10mmの長さのマツエクを提案するといいでしょう。また、カールの種類についてもナチュラルに分類されるJカールを選ぶことをおすすめします。

出典:@eyeplus.designさん

“伏し目もかわいいナチュラルマツエク”と紹介されているこちらは、自然に馴染む9mm・Jカールを使用。Jカールは、自まつげのようにほぼストレートなので、ノーメイクでも違和感のない仕上がりになります。

もちを重視したいなら!短めで軽いエクステを提案

最初の見出し内でも触れていますが、マツエクは長ければ長いほど重さも出てくるため、接着面にかかる負担も大きくなります。そのため、もちを重視しているお客さまの場合は、短めで軽さのあるマツエクを提案しましょう。長さの目安は自まつげに対して、1.2~1.3倍程度がベストです。

出典:@ haruka._.eyelashさん

こちらは、長さ8-9-11-10mmを使用したキュートデザイン。1番長いもので11mmなのでの比較的短めのエクステを使用したデザインですが、ボリュームもしっかり出ていますね。「もちを重視したい」というお客様には、短めで軽いエクステでも装着方法やデザイン次第でしっかりとボリュームのある目元を演出できることをお伝えしましょう。

ちなみに上記の画像は、関東や広島で展開しているマツエクサロン「eye+(アイプラス)」が独自開発した技法「GreedyLash(グリーディラッシュ)」を用いたデザイン。もちの良さや軽さなどが魅力の新技法です。詳しくは以下の過去記事をチェック!

まとめ

マツエクは、エクステの長さによって印象が変わることが分かりました。しかし、重要なのはお客様の自まつげとのバランスです。自然に仕上がるのは、自まつげ+2mmと言われていますが、太さやカールの種類の組み合わせによっても仕上がりの印象は調整可能なので、アイリストの腕が試されます。カウンセリングの際は、黒目を強調したいのか、ナチュラル希望なのか、もち重視なのかなど、しっかりとお客様のご希望を確認することが大切。お客様の自まつげの特徴と、理想のイメージをくみ取りながらベストな長さを提案できるよう努めましょう。210129Eym

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