ラッシュリフトの立ち上げ系・ラウンド系の違いは?デザイン例や提案のコツも

ラッシュリフトの魅力は、自分の理想のイメージや目元の特徴に合わせて豊富なデザインの中から選べることです。アイデザイナーであれば、誰もが最初に学ぶカールの違い。しかし、千差万別なお客様の目元に、どんなデザインが似合って、どんなロッドを選べば良いのか、悩んでしまうアイデザイナーは少なくないでしょう。そこで今回は、ラッシュリフトにおける「立ち上げ系」と「ラウンド系カール」の違いや施術のコツをおさらい。あわせて、技術力アップに役立つセミナーをご紹介します。
ラッシュリフトのデザインは主に2種類!それぞれの魅力は?
ラッシュリフトのデザインは、大きく分けて「立ち上げ系」と「ラウンド系カール」の2種類があります。まずは、それぞれの特徴とおすすめデザインを見ていきましょう。
立ち上げ系の魅力とおすすめデザイン
立ち上げ系は、ビューラーでしっかりとまつげを根元から上げたような、直線的な立ち上がりが特徴のデザインです。立ち上げ系の魅力は次のとおり。
- 自まつげの長さが際立つ
- 下向きまつげや癖のあるまつげも整えやすい
- まぶたのリフトアップ効果も期待できる
立ち上げ系というと「パリジェンヌラッシュリフト」が代表的ですが、近年では根元を立ち上げつつも、中間から毛先にかけてゆるやかな丸みがあるデザインが人気の傾向にあります。トレンドを押さえたデザインを提案するなら、メーテルカールなどの次世代カールがおすすめです。
メーテルカール
目頭から中央までのまつげをしっかり立ち上げ、目尻は外側にやさしく流れるデザイン。縦幅を強調しつつも、やわらかい雰囲気を求める方に向いています。従来の立ち上げ系が苦手としていた、一重まぶたや厚いまぶたのお客様にも提案しやすいことが特徴です。
ラウンド系カールの魅力とおすすめデザイン
ラウンド系カールは、普段、ビューラーを小刻みに動かしてカールをつけているお客様に好まれやすいデザインです。ラウンド系カールの魅力も見ていきましょう。
- ナチュラルでやさしい印象になる
- さまざまなまぶたのタイプやまつげの長さに対応
- ロッドの種類やサイズ展開が豊富
ラウンド系カールは、まぶたの厚みや形状に合わせてカールを調整できるため、比較的どんなお客様にも施術できることが特徴。ロッドの種類やサイズ展開も豊富なため、まつげが短いお客様にも満足していただきやすい点が魅力です。
中でも、失敗が少なく、好みが分かれにくいCカールデザインは王道。ナチュラルな仕上がりになるため、初めてラッシュリフトに挑戦する方にもおすすめです。
Cカール
こちらの事例は、ピーナッツロッドを使用したCカールデザイン。根元を立ち上げながらゆるやかにカールするため、ふんわりとした仕上がりが特徴。立ち上げの角度がゆるやかなため、一重や奥二重のまぶたにも合わせやすく、ナチュラルなぱっちりアイが叶います。
「立ち上げ系」「ラウンド系カール」施術のポイントは?
「立ち上げ系」「ラウンド系カール」とひと言でいっても、立ち上げ角度やカールの強さはロッドによってさまざまです。施術の際は、ご希望のデザインがお客様に合っているのか、まぶたの形状やまつげの長さを見極めることが大切。ここからは、実際のサロンで行われているチェックポイントの一例をご紹介します。
- まぶたの厚み・形状・眼球の出方を見る
- デザインによってロッドのサイズを変える
立ち上げ系の場合
重ためまぶたや出目のお客様が「立ち上げ系」のデザインを希望される場合、まつげの根元がまぶたに埋もれてしまい、希望どおりの仕上がりにならない可能性があります。そもそも立ち上げデザインが適合する目元か、最初に見極めることが大切です。ロッドは、しっかりと立ち上がりを作るためにも、巻き上げたときのまつげの毛先がロッドの約2/3に届くサイズを選ぶと良いでしょう。
ラウンド系カールの場合
ラウンド系カールはどんな目元にも合わせやすいですが、注意すべきはカールの強さ。お客様のまつげの長さによっては、まつげの毛先がまぶたに当たる可能性があります。ロッドの断面の形を考慮したり、大きめのロッドを合わせてみたりと、仕上がりのデザインをイメージしながら適切なロッドを選びましょう。
技術力アップが目指せる!ラッシュリフトのおすすめセミナー
ラッシュリフトの施術には上記の他にも、目元の形状に合わせたロッドの沿わせ方や、まつげの層・生えている向きを考慮したロッドの選び方、テープワークの重要性など、デザインによって押さえておきたいポイントはいくつもあります。ラッシュリフトの施術についてしっかり学ぶなら、実際に見て学べるセミナーへの参加を検討してみましょう。
EYELASH GARAGEでは、目的に合わせた各種セミナーを用意しています。普段なかなか聞けないささいな疑問から現場で直面する応用的な悩みまで、解決のヒントが見つかるかもしれません。
こんな方は、ぜひセミナーをチェックしてみてください。
- ロッドの種類が増えるほど選定に悩んでしまう
- 技術は上達してきたけど、デザインの提案が苦手
- 考え方は理解しているけど、より知識を深めたい
今回は、おすすめセミナーを3つ厳選してご紹介します。
【EGTS】ラッシュリフトセミナー
ラッシュリフトについて、基礎から学べるオンデマンドセミナー。EGTS認定講師が、理論・ロッド選定・施術の流れを丁寧に解説します。事前に「立ち上げ」または「カール」のラッシュリフトセミナーセットを購入する必要がありますが、録画配信のため、自分のペースで学習できることが特徴です。ラッシュリフトの導入を検討している方や、基礎を見直したい方におすすめです。
【Flap eyelashes】FFカールコスメテクニック(上下まつげ)
『Flap eyelashes』のラッシュリフト剤「FFカールコスメ」を使った、上下まつげへの次世代ラッシュリフト施術のコツを学べるオンラインセミナー。LINEビデオ通話またはZoomで、受講者が実際にモデルに施術している様子を、講師がリアルタイムで指導します。
「FFカールコスメ」は、まつげを労わる成分にこだわっていることや、セットタイムが最短6分というスピーディさが特徴の製品。セミナーでは製品の使い方からデザインの基本まで、幅広く学べます。受講には、スターターキットの事前購入が必要。受講後のフォロー体制も整っており、初めての方も安心です。
【ASUNARO】まつ毛ティントセミナー
「マスカラを塗ったような仕上がり」が叶うと人気の“ラッシュリフトティント”を、基礎から学べるセミナーです。オンデマンド配信のため、空き時間にも視聴可能。ラッシュリフトティントは、いつものラッシュリフトの仕上げに導入することで、マスカラをしたようなまつげの濃さを約2週間維持できるというもの。メイク崩れが気になるお客様やまつげの薄さに悩むお客様に提案でき、オプションメニューとして単価アップを狙える施術です。
まとめ
ラッシュリフトの種類は、大きく分けて「立ち上げ系」と「ラウンド系カール」があり、それぞれに異なる魅力があります。お客様のまぶたやまつげの状態をしっかり見極めた上で、最適なロッドやデザインを提案することが大切です。技術や知識に不安がある方や、デザインの提案の幅を広げたい方は、セミナーを活用してみましょう。EYELASH GARAGEでは、ラッシュリフト以外にも、マツエクやアイブロウのセミナーも用意しています。学んだ内容を現場で活かしながら、さらなるスキルアップを目指しましょう。
※本記事の内容や価格はすべて、2025年4月時点のものです。最新情報は、公式HP等よりご確認ください。
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