メーテルロッドは逆使いや目頭部分のカットもOK!アレンジ方法を解説
「自まつげをしっかり上げたいけど優しい印象にしたい」という要望を叶えられるメーテルロッド。普及が進むとともに「逆使い」や「目頭部分のカット」といったアレンジもSNS上で話題になっています。そこで今回は、開発者の佐藤里奈さんも推奨する、メーテルロッドのアレンジ方法を解説。「逆使い」による印象の変化や施術のしやすさ、きれいな仕上がりにつながる目頭部分のカット方法をご紹介します。人気のロッドの使いこなし術をチェックしてみてください。
そもそも「メーテルロッド」とは?
メーテルロッドは、目頭側から目尻側にかけて徐々に厚みを出した形状のロッド。目頭~黒目の辺りまではしっかりと根元から立ち上げ、目尻にかけて緩やかなカーブをつけられる“良いとこどり”が可能なロッドとして根強い人気があります。
従来の立ち上げ系のロッドでも、技術によって立ち上げ&緩やかなデザインを両立させることは可能です。しかし、十分な横幅と厚みがあるメーテルロッドなら、ロッドの形状に合わせて巻き上げるだけで、きれいな流し目風デザインに仕上げられます。
メーテルロッドには厚みの異なる5段階のサイズがあり、さまざまな長さのまつげに対応可能。1~3は薄めでストレート気味に立ち上がるのに対し、4・5番は厚みがあるため、全体的にカール感の強い仕上がりになります。
そんなメーテルロッドの正規品は、基本的にサロン商材を専門的に取り扱うショップや公式ホームページなどで購入できます。「どこで売ってるの?」と迷っている方は参考にしてみてくださいね。
▶メーテルロッドラッシュリフトの基本はこちらの記事で解説
メーテルロッドのメリットを解説
出典:@eyeplus.designさん
メーテルロッドを使って目尻側のまつげを横に流すことで、アイライン効果が狙えます。また、パリジェンヌラッシュリフトでは「目元がきつい印象になる」「立ち上がりすぎてイメージと違う」という方も、まつげの長さを活かしたタレ目効果で、優しげな目元を演出可能。また、目尻部分のまつげが長い方もしっかりと巻き上げることができます。加えて、CカールやJカールなど、目尻部分のカールを巻き上げ方によって調整できるというメリットも。
つまり、メーテルロッドは、お客様の希望や目の形、まつげの長さに合わせて、さまざまなデザインを楽しめる万能なロッドなのです。
さらに、メーテルロッドは施術のしやすさにも長けています。ロッドの長辺を側面から見た場合、従来のロッドは平べったく、湾曲は浅いものが多かったため、目頭や目尻に沿わないケースがみられました。それに対し、メーテルロッドは目頭から目尻に向かって湾曲した形状で、さらに柔らかいため目元に沿わせやすいことが魅力です。また、まぶたを避けつつまつげを根元から立ち上げられることから、まぶたが被さりがちな一重や奥二重の方にも重宝します。
メーテルロッドにデメリットはある?
メーテルロッドは、目尻の自まつげを流した仕上がりにできるため、横幅を強調するのには向いていますが、縦幅を強調するデザインにはあまり向いていません。また、目尻を立ち上げたデザインができないのもデメリットのひとつです。そのため、キュートな印象やクリクリとした印象の丸みのあるデザインにはCカール、メリハリのあるキリっとした印象のデザインにはパリジェンヌラッシュリフトなど、他のロッドを活用するのがおすすめ。
また、メーテルロッドは目尻だけ緩やかなカールのため、取れやすい・自まつげが短すぎる方はメーテルロッドならではのデザインが反映されづらい、といった点もデメリットといえるでしょう。とくに、目尻側のまつげが短すぎないかどうか、施術前にしっかり確認することが大切です。
メーテルロッドが向いている人は?
目の横幅を強調したり、巻き上げ具合によってデザインを調整できたりと、さまざまなメリットがあるメーテルロッド。似合う人はどのようなタイプなのかチェックしていきます。
- 自まつげが長い方
- 寄り目を気にしている方
- 目の横幅が狭い方
- ナチュラルなメイクが好みの方
- ラッシュリフト初心者
メーテルロッドは目尻のまつげを外側に流したデザインに仕上がるため、自まつげが長いことでよりその美しさを実感しやすいという特徴があります。その結果、目幅を強調できることから、寄り目や横幅が狭いといった悩みを抱えている方にもぴったり。理想的なバランスに近づけてくれるでしょう。また、目尻に向かってまつげが広がったようなデザインに仕上がるため、ボリューム感のあるリッチな印象に仕上げたい場合にも重宝します。
他にも、ナチュラルなカールに仕上げられる点もメーテルロッドの特徴であるため、派手すぎない目元にしたい方や、ラッシュリフトが初めてという方もトライしやすいでしょう。タレ目にしたい、大人っぽく落ち着いた印象が好きといった方にも提案しやすいロッドです。
メーテルロッドのアレンジ方法は?実例を交えてチェック
メーテルロッドは、「逆使い」や「目頭部分のカット」といったアレンジ事例がSNSに多数投稿されています。ここからは、メーテルロッドのアレンジ方法を、インスタ投稿を交えて詳しくご紹介しましょう。
丸目│目尻部分を立ち上げて瞳の印象を明るく
出典:@eyelash_my_tiaraさん
こちらの写真は、メーテルロッドを「逆使い」した実例。通常、目頭~目の中央あたりまでは立ち上がり、目尻にかけて徐々にカールが緩まるデザインですが、「逆使い」することで反対の仕上がりに。目頭側に自然なカールをつけ、目尻側にかけてしっかりとリフトアップして見えます。
中心から目尻にかけてまつげをしっかりと立ち上げたことで光が入り、瞳がパッと明るい印象に。まつげを均一に立ち上げるよりもナチュラルなデザインです。
なお、メーテルロッドは、目頭側の二重ラインが隠れている末広二重にもぴったり。末広二重の方の場合、目頭部分のまつげを立ち上げすぎると、まぶたに当たりやすくなります。そこで、メーテルロッドを「逆使い」することで、二重幅が広くなる目尻側に向かってまつげが立ち上がり、丸みのある目元をさらにキュートな印象に仕上げることが可能です。
ロッドが浮きやすい目元│数mmカット
出典:@eyelashroi.annaさん
メーテルロッドは、いくつかの長さにカットしたものを用意しておくと、さまざまなお客様の目元に対応可能。こちらは、メーテルロッドの目頭部分を数mmカットして施術を行った実例です。カットせずにずらしてまぶたに置くよりも、しっかりとフィットして浮きにくく・動きにくくなるそう。
出典:@eyelashroi.annaさん
ロッドをしっかりカットしたことでまつげをセットしやすくなり、ロッドの形状どおりのきれいな巻き上がりが実現しています。
ロングまつげ│まつげの長さに合わせてカット
出典:@natsuki_kijicoさん
メーテルロッドの目頭部分を1cmほどカットして施術した実例です。目頭部分も含めてまつげが長いお客様には、カットしたメーテルロッドが巻き上げやすく、ぴったりだったそう。薄い目頭部分から徐々に厚みが出るよう作られているメーテルロッドは、少しカットしても目頭部分が厚くなりすぎないことが特徴です。お客様のまつげの長さに合わせて使い分けると良いでしょう。
まとめ
メーテルロッドは、まつげの長さやまぶたの特徴、希望の仕上がりに合わせて自在にアレンジすると、より万能性がアップします。ロッドをカットするのはもったいないと感じる方も、ツールの一つとして何パターンか用意しておくと、施術しやすさを実感できるはず。メーテルロッドの活用方法をマスターして、提案の幅を広げましょう!
▶メーテルロッドラッシュリフトの基本はこちらの記事で解説
この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事
2401_5E2503_9HC_2511_2HC




