【動画解説】スライド・圧着・なめし付け!マツエク装着方法の違いを再確認

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マツエクの装着方法としては、スライド・圧着・なめし付けの3パターンが代表的な種類になります。装着方法を選ぶ際には、お客様の要望や自まつげの状態に加え、グルーの種類などに合わせて、適したマツエクの装着方法を選ぶことが大切です。そこで今回は、それぞれの装着方法の違いについて、動画を交えながら解説します。装着方法を上手く使い分けることで、ワンランク上のアイリストを目指しましょう。

【装着方法の違い】スライド・圧着・なめし付けを動画で確認

まずは、実際にスライド・圧着・なめし付けでマツエクを装着している動画を見ていきましょう!

【動画解説】スライド装着について

スライド装着は、動画のように自まつげにエクステの接着面を添わせて、滑らせるようにスライドさせてエクステを装着する方法です。スライド装着は、ベーシックな装着方法でやりやすいため、新人アイリストが最初に学ぶ装着方法と言われています。
経験の浅い新人アイリストでも、スライド装着なら根元から約1mmの位置にきれいに合わせて装着することができるでしょう。自まつげに対して、均一にグルーを馴染ませることができるのがメリットです。

スライド装着を行う上で、注意すべき点もまとめて解説します。

<スライド装着の注意点>
  • スライドしすぎない
    スライド装着の場合は、自まつげの上でエクステをスライドしすぎないことが大切なポイント。スライドを繰り返すうちにグルーが乾いてしまうため、スライド数が多いほどエクステが取れやすくなってしまいます。スライドの回数はなるべく少なく、1スライドで装着位置を決められるようにしましょう。
  • グルー選びも注意
    スライドしすぎるとグルーが乾いてしまうと解説しましたが、中でも速乾タイプのグルーを使用する場合は、乾く速度が特に速いため注意が必要です。なお、今回の動画では、あえて速乾タイプではないグルーを使用して、分かりやすく解説してあります。
  • グルーの量はエクステの根元に小さな玉2つ程度
    スライド装着の場合は、グルーの量が少ないとスライドさせる前に密着してしまう場合もあります。そのため、グルーの適量はエクステの根元に小さな玉2つ程度が理想です。
    この2つの玉を使用して、最終的な装着幅を埋めていくようにスライドさせて装着しましょう。
  • スライド装着しにくい自まつげもある
    お客様の中には、スライド装着が難しい自まつげの方もいます。スライド装着が難しいとは、エクステが自まつげに一発でピタッとくっついてしまうような場合です。このような自まつげの状態では、グルーが自まつげにしっかりと馴染まず、装着位置にもバラつきがでてしまい、結果的にきれいに仕上がらない場合があるので覚えておきましょう。
    その他にも、自まつげの性質が乾燥気味もしくは油分が多い場合にもスライド装着が難しい場合があります。
  • 前処理は念入りに!
    前処理の段階で、自まつげの油分がしっかり落としきれてなかった場合もスライド装着しにくいので注意が必要です。

【動画解説】圧着装着について

圧着装着は、グルーをつけたエクステを一発で自まつげにピタッをくっつける装着方法。自まつげにエクステを乗せるときに軽く押し当てるようにして、自まつげとエクステを密着させるイメージです。
スライド装着の場合は、スライドを繰り返してしまうとグルーが乾いてしまう恐れがありましたが、圧着装着の場合はその心配がありません1ストロークでエクステの装着が完了するため、スライド装着と比較するとモチは良いとされています。
例えば、「自まつげが乾きやすいタイプ」「速乾性のグルーを使用している」などの場合におすすめです。
ここからは圧着装着を行う上で、注意すべき点もまとめて解説します。

<圧着装着の注意点>
  • 装着位置を見極める
    装着位置を一発で見極める必要があるため、スライド装着より少し難易度は高くなり、技術力や経験値が必要になります。最初から一発で装着位置を見極めるのは難しいですが、慣れるために日頃から練習をしておきましょう。
  • グルーの量はエクステの根元に玉ができない程度
    スライド装着と違い、圧着装着の場合はグルーの量が多いと自まつげに馴染みきらない可能性があるので注意が必要です。グルーをエクステにつけたら、玉ができていないか確認をしておきましょう。
    圧着装着は、一発で装着するため、玉ができた状態であればグルーの量が多いすぎることになります。適量は、小さな点々ができるくらいの量です。

【動画解説】なめし付け装着について

なめし付け装着は、動画にもある通り、エクステにグルーをつけたら自まつげにグルーをつけ、1度エクステを離してから、その後すぐに装着をする方法です。なめし付け装着の作業によって、グルーが硬化しやすくなると言われています。
なめし付け装着は、基本系ではありませんが、「自まつげがグルーを弾きやすい性質」「グルーが固まりにくい、または乾きにくい状態」などのときに使える装着方法です。なめし付けすることによって、エクステの向きが変わってしまうようなトラブルも回避できるでしょう。
ここからは、なめし付け装着を行う上で、注意すべき点もまとめて解説します。

<なめし付け装着の注意点>
  • 知らないうちになめし付けしている場合もある
    なめし付け装着は、基本系の装着ではないため、サロンで習ったことがないアイリストも多いようです。そのため、「施術中にグルーが固まりにくくて、気がついたらなめし付け装着をしていた」なんてパターンも。
    使用頻度は低い装着方法ですが、習ったことがなくても今回の動画を参考に練習をしておくと良いかもしれませんね。圧着装着と同様に、スライド装着よりも難易度は高めす。
  • 装着にスピードが必要
    なめし付け装着の場合は、スムーズに硬化させることができるため、1度自まつげにグルーをつけて、再度エクステを装着するときにはスピードが大切です。その際は、圧着装着のときのように一発でピタッと正確な位置に装着する必要があります。要するに、スピードと技術力の両方が必要となる装着方法です。

ここまで動画解説をしたスライド・圧着・なめし付けの3パターンの装着方法は、しっかりとお客様の自まつげの状態に合わせて使い分けることで、より仕上がりがきれいになります。その上、マツエクのモチの良さや、見た目の美しさもアップするので、しっかりと身につけておきたい必須技術です。
基本的には、アイリスト自身が相性良く感じるグルーを使用しますが、湿度などの関係でいつもとはグルーの使用感が異なる場合もあるでしょう。
いつもよりもグルーの乾きが早いと感じる場合は、スライド装着ではなく圧着装着に切り替えるなどの工夫してみてください。
または、グルーがいつもよりも乾きにくいと感じる場合は、スライドや圧着の基本系ではなくなめし付けに切り替えてみるなど、複数の選択肢を持っておくと良いでしょう。すべての解説をふまえて、今一度動画をチェックしてみてくださいね。

まとめ

装着方法の違いを理解したら、お客様の自まつげの状態やグルーに合わせて装着方法を使い分けることが大切です。基本は、スライド装着と圧着装着になりますが、グルーが乾きにくいと感じた場合は、なめし付け装着を取り入れてみましょう。ぜひ今回の動画と解説を参考に、装着方法を使い分けて、モチが良く、見た目のクオリティーも高い美しい仕上がりのマツエクに仕上げて、お客様の満足度をアップさせましょう。200905Eym

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