【画像解説あり】目頭や目尻!まつげがテープで上がりづらい場合の対策は?

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マツエク施術の中でも、重要なウェイトを占めるテープワーク。正確なテープワークを行うことで、施術のスピードもアップするといわれています。しかし中には、テープワークを行う際に、「お客様のまつげの目頭や目尻がうまく上がらない…」という経験をされた人もいるのではないでしょうか?そこで今回は、実例画像と共に目頭や目尻のテープの上げ方のコツを詳しく紹介します。

まつげが上がりにくい原因と注意ポイント

そもそもマツエク施術の際にテープを貼るのは自まつげを見えやすくするため皮膚と下まつげの保護することを目的としています。基本は目のカーブに沿った状態で、自まつげに近い部分にテープを貼るのがポイント。
しかし、下まぶたが内側に入り込んでいる方や頬骨が盛り上がり気味の方は、目の際にアンダーテープを貼ることで食い込んでしまいやすくなるので注意が必要です。アンダーテープが食い込んでしまった状態では、まつげが見えにくくなる上に、お客様にも痛みが生じて施術が続けられなくなることも…。このような場合は、下まぶたをテープで少し引っ張るようにしてアンダーテープを貼りましょう。

そしてアンダーテープを貼り終えた後は、必要な方に対してアッパーテープを貼ります。アッパーテープは、どのお客様に対しても必ず行うものではなく、お客様の自まつげの状態によって使い分けるものです
自まつげの角度が上がり気味の方やまつげの生え際がしっかりと出ている方、または眼球が大きめの方の場合は、アッパーテープを貼る必要ないでしょう。なぜなら、アッパーテープを貼ることによって、まつげの角度が上がりすぎてしまう可能性があるからです。特に、眼球が大きな方は目が開きやすい傾向にあるため、下がりまつげでない限りは、アッパーテープを控えた方が良いでしょう。

反対に、自まつげの角度が下がり気味の方や上まぶたがまつげの生え際を覆っている方は、アッパーテープが必要になります。アッパーテープを貼ることによって、自まつげがまぶたに対してしっかりと直角に上がり、施術がしやすくなるからです。
しかし、アッパーテープを貼っても、まつげが下がっているという場合もあります。テープでまつげが上がりにくいというお客様は、「下がりまつげでうまくまつげが上がりにくい…」「まぶたが覆っていて生え際を出しにくい…」というケースもあるでしょう。
その他にも、まぶたが薄い場合や厚い場合などもあれば、まつげの生え方やまつげの密集度によってまつげが上がりにくい場合もあります。また、目の形状として目頭が開き気味という場合や、目の切り込み具合が広いなどの違いでまつげが持ち上げにくいという可能性も考えられるでしょう。
中には、「部分的にまつげが下がっている…」という場合もあるので、施術前にしっかりとお客様の目と自まつげの状態を確認しておくことが大切です。
次の項目からは、上がりにくいまつげを上げるテープワークのコツを目頭と目尻の2パターンの画像から見ていきましょう。

【画像解説】テープの上げ方のコツを紹介!

アッパーテープは、お客様の目の形に合わせてうまく貼り、まつげを上げるために使います。アッパーテープの基本としては、下まぶた側のアンダーテープをしっかり固定した状態で、上まぶたの皮膚を引っ張るようにして貼ることが大切です。
また、アッパーテープを長時間貼ったままにしてはお客様に負担がかかってしまうので、目頭も目尻も施術するときのみ片方ずつ行うようにすると良いでしょう。

<目頭の上げ方の手順1>:手で触って上げやすい角度を確認

「これ位まつげを上げたい」というエクステをつけやすい角度は、人によって多少異なりますが、基本的には自まつげがまぶたに対して直角に上がっていると施術しやすい角度です。
アッパーテープで目頭のまつげを上げる際には手で触って上げやすい角度を確認すると良いでしょう。どれくらいまつげを上げたいのか、手でまぶたを触りながら引っ張る度合いを調節し、最もエクステを施術しやすい角度を探ってみることが大切です。

<目頭の上げ方の手順2>:ベストな状態に引っ張ったままでテープを貼る

テープを貼るコツとしては、手で押さえてエクステをつけやすいまつげの角度ベストな状態に引っ張ったままでテープを貼るとまつげがうまく上がりやすいです。このときの注意点としては、引っ張りすぎないこと!
アッパーテープでまぶたを持ち上げすぎてしまうと施術が難しくなるので注意しましょう。見極めるポイントとしては、まぶたに対して自まつげの角度が上がりすぎて反り返るような状態になっていないかという点です。
特に、目頭の付近はまつげが短く細いため、アッパーテープを貼ったあとは角度をよく確認しておきましょう。

<目頭の上げ方の手順3>:違和感がないかお客様にお声がけをする

アッパーテープを貼った後は、「突っ張っていませんか?」「違和感はありませんか?」などと必ずお客様にお声がけをしましょう。このときに、お客様がアッパーテープに何かしらの違和感を訴えられるようなら、アッパーテープを貼り直します。
部分的にまつげが下がっている場合などは、該当箇所の施術が終わり次第アッパーテープはすぐに外すようにしましょう。

<目尻の上げ方の手順1>:ライティングを調整&手で触って上げやすい角度を確認

目尻の場合も、目頭と同様にこのくらいまつげが上がって欲しいという角度を手で触って確認してからスタートしましょう。特に目尻は、ライティングの角度によって見えにくくなっている場合もあるので、ライティングを調整するのも大切なポイントです。
しっかりと目尻の部分にライトを当ててまつげ見えやすくすることで、よりテープワークが行いやすくなるでしょう。

<目尻の上げ方の手順2>:ベストな状態に引っ張ったままでテープを貼る

目頭と同様で目尻の場合も、手で押さえてまつげを上げた最適な状態引っ張ったままアッパーテープを貼りましょう。お客様の目に合わせて上手く調節しながら、テープを貼れるテクニックが必要です。

<目尻の上げ方の手順3>:違和感がないかお客様にお声がけをする

目尻の場合も、アッパーテープを貼った段階で必ずお声掛けをして、お客様に違和感のない状態で進めましょう。お声掛けをしながらも、お客様に不安を与えないよう、手際よくテープワークを行うことが大切です。

ここまで紹介したアッパーテープの、目頭と目尻のまつげの上げ方のコツは、感覚的な部分もあるので、マツエクをつけやすい状態の感覚を身に付けていく必要があります。施術に入る際は常に、まつげがどのような角度になっていればエクステがつけやすいのかを意識して施術することが大切です。自身が施術しやすい状態にアッパーテープを貼った上で、お客様に違和感のない状態となるように気をつけましょう。
今回紹介したコツをマスターすれば、まつげが下がりやすいお客様のテープワークがスムーズになり、施術もしやすくことでタイムアップにもつながります。施術しやすくなればおのずとマツエクの仕上がりも綺麗になり、結果的にお客様に喜んでいただけるでしょう。

まとめ

「目頭や目尻のまつげがうまく上がらない…」というお客様に対しては、手で押さえて引っ張ったままアッパーテープを貼るとまつげが上がりやすいということが分かりました。お客様によってまつげが上がりにくい理由はさまざまなので、原因をつきとめた上でベストな角度を見極めてテープを貼る必要があります。今回紹介したまつげの上げ方のコツをマスターして、施術のタイムアップと美しい仕上がりのマツエクを目指し、お客様の満足度をアップさせましょう。210525Eym

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