プロアイリスト必見!「まつげの【層】によって変える、カールの強さの使い分け」

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まつげに層があるって知っていましたか?マツエクはただエクステをまつげにつければいいという訳ではありません!層によってカールを変えることで、よりレベルの高い施術ができるのです。今回はまつげの層に関する基礎知識や、つけてはいけない層、つけ分け方の3点についてご紹介します。ワンランク上の施術を目指すアイリストは必見ですよ。

「まつげの層」に関する基礎知識

まつげの層に関する知識を身につけることで、ワンランク上の施術が目指せます。

画像引用:https://www.eyecosme.jp/contents/eyeline/about/

まず、まつげは4層に分かれています。  眼球に近い方から1層目~と数えましょう。層は誰しもありますが層の幅は人によって異なり、ほとんど層が分からないくらい狭い人と、層がよく分かるくらい広い人など様々です。イメージがしにくい人は、自分のまつげをチェックしてみましょう。まつげの上にアイラインを引いて、綺麗に仕上がるようなら層が狭い人、逆にまつげの間をアイラインで埋めないと、不自然な仕上がりになる人は層が広い人です。元の層に加えて目をよくこすったり、うつぶせになって寝るなどの生活習慣が原因で層にばらつきが出ることもあります。できるだけばらつきがない方が、綺麗にそろったカールラインを作りやすいですね。お客様の中に、まつげにクセをつけるような習慣がある場合は気をつけるよう伝えましょう。また、細いまつげはクセがつきやすいため、美容液を使い太く健康的なまつげに育てることで、クセがつきにくくなることも考えられます。

では、「なぜまつげの層を理解することが、技術力アップにつながるの?」と思うかもしれませんが、層を見極めることでより綺麗にエクステをつけられるからです。例えば、エクステが他より少し飛び出ている箇所があるとします。「その他は綺麗に出来ているしお客様も満足されるだろう」と思うかもしれませんが、お客様は仕上がりに少しでも差があると気になるものです。また、しっかりと層の見極めができていないと、カールが下がりやすくなることも。すると、お客様は「このアイリストは下手なのかな?別のサロンに変えようかな…」と思うこともあるでしょう。層を見極めることは、綺麗にマツエクを装着するために必要な技術です。お客様の満足感にも大きく影響してくるので、層に関する知識と見極めができるようになりましょう。

 

「つけてはいけない層」がある

まつげには層があるとお伝えしましたが、つけてはいけない層があるということを知っていますか?結論から言うと、4層目はつけてはいけません。その理由として、4層目のまつげは飛び出ているものが多く、そこにエクステをつけるとラインが合わなくなるからです。

自まつげがすでに上にカールしている状態のため、弱いカールのエクステを選んだとしても、その部分だけ飛び出てラインがバラバラになってしまいます。また、4層目のまつげは細くて弱い可能性があるため、基本的にはつけないようにしましょう。

写真のように4層目にエクステをつけると、飛び出ていることが明確に分かってしまいますよね。この状態の仕上がりで満足しているようでは、本当のプロアイリストとは言えません。より多くのマツエクをつけたいお客様の場合、「上にもまつげが残っているけど、ここにはつけられないの?」と聞かれることがあるかもしれません。なぜ4層目につけなかったのか上記の理由をお伝えすると納得してもらえるでしょう。

また、まつげのカールによっては1層目もつけない方がよい場合があります。あまりにもまつげの角度が眼球に近すぎる箇所にエクステをつけると、
・カールが下がりすぎてラインにばらつきが出る
・自まつげが伸びてきたときに眼球に当たる可能性がある
ということが考えられます。1層目は眼球に近い箇所のため、安全のためにもまつげの角度の見極めが大切です。

どのようにつけ分ける?

まず、お客様のまつげの層がどうなっているか見極めが大切です。まぶたが薄くまつげが見えやすい人や、まつげが長い人はカウンセリング時でも判断がつきやすいかもしれません。しかし、まぶたが厚い人や、まつげが短い人はパッと見ただけでは判断がつきにくいことも。その場合はテープワーク中や施術中にまつげの層を見極めましょう。お客様によってまつげの層に大きく差があるため、この時点でしっかりと見極められないと、仕上がりにも影響が出るため注意しましょう。

ここからは、まつげの層のタイプによってどうカールを使い分けるかご説明します。まつげの層が狭い人は、同じカールを使用しても比較的ラインがそろいやすいのですが、注意が必要なのはまつげの層が広い場合。まつげの層が広い人は、同じカールのエクステをつけてしまうとラインがばらついてしまうのです。

仕上がり時により綺麗に見えるようにするためには、1層目にはカールの強いものを、3層目にはカールの弱いものを混ぜることで、より均一な仕上がりになります。具体的には、下の層や下向きの毛にはCカール、上の層や上向きの毛にはJカールを付けることで、ラインのそろった綺麗な仕上がりになるでしょう。しかし、あまりにも層が広い場合やまつげのクセが強い場合は、多少のばらつきが出ることも考えられます。その場合、あらかじめお客様に「お客様はまつげの層が広いので、仕上がりの角度に差が出る可能性があります。」とお伝えしておくとよいですね。

何層目からつけるべき? 

「一番下の1層目からつければよいのでは?」と思うかもしれませんが、一概にそうとは言えません。基本的にエクステをつける層は、しっかりとしたまつげが多く生えている箇所を選びます。もし1層目のまつげが下がりすぎていたり、細くて短いまつげが多い場合はつけられません。そのような場合は、2層目からつけ始めます。層のまつげの状態を見極めることが大切です。

層が広い人のラインを綺麗にそろえるには? 

層が広い人や、まつげのカールにばらつきがある人の場合、横から見たときカールラインがそろっていることが綺麗な仕上がりに繋がります。例えば層がかなり広く毛量が多い人の場合、全ての層のまつげにエクステをつけると変な厚みが出たり、ラインにばらつきが出ることも。そのような場合、まずはしっかりとしたまつげが生えている層を見極めましょう。その層を中心にエクステをつけ、あまり生えていない層は省くことで、すっきりとした綺麗なラインが作れます。

ラインがそろっているか必ずチェックを

まつげの角度がそろわず、ラインから飛び出てしまうものがないか必ず確認しましょう。明らかに不自然に跳ね上がっている箇所はポイントオフしてカールを変更するか、その部分はつけないことも検討するとよいですね。

まとめ

まつげの層に関する基礎知識や、つけてはいけない層、つけ分け方法についてご紹介してきました。全ての人にまつげの層はあるので、どの部分が何層目になるのか見極める力を養うことが大切です。特に層が広い人はしっかりと見極めないと、仕上がりがばらつくことも考えられます。「他店で施術するとどうしてもばらつくのよね…」と言われるお客様でも、層によってエクステのカールを変えると綺麗な仕上がりになり、満足していただけるでしょう。綺麗な仕上がりはリピート率にも関わる重要なこと。ワンランク上の施術を目指すなら、まつげの層の見極めと、層によってカールの強さを変える技術を身につけたいですね。180609Eha

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