【動画解説】ハリウッドブロウリフトなどの立ち上げ系眉の仕上げでナチュラルに描くコツは?

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ハリウッドブロウリフトやブロウラミネーションなど、近年話題の立ち上げ系眉毛。すでにアイブロウメニューとして、導入しているサロンも多いのではないでしょうか?「眉毛の毛流れを整えられる」と人気を集める一方で、「施術の仕上げが難しい」という声も少なくありません。そこでこの記事では、立ち上げ系眉毛の仕上げで、ナチュラルに眉毛を描くコツをご紹介していきます。立ち上げ系眉毛の施術を行っている方は、ぜひご一読を!

そもそも立ち上げ系眉毛にはどのような種類がある?

立ち上げ系眉毛とは、海外で流行した真上に立ち上がるような毛流れを意識した眉毛のことです。 毛と毛に隙間が生まれ軽さが出やすいことから日本でも人気を集めており、立ち上げ系眉毛をメニュー化する技術講座も開催されています。主な講座は、次のとおり。

  • JULIA IVY「HOLLYWOOD BROW LIFT」

日本人のために開発された、毛流れを整えるアイブロウ技術。導入するには「BASIC ACADEMY認定講座」などを受ける必要があります。

 

  • Flap eyelashes「眉パーマ(ブロウラミネーション)」

化粧品登録済みの「FFCurlCosme」を使用し、短時間で行えるブロウラミネーションの方法を伝える講習。オンラインで受講することも可能です。

 

  • ジャパンブロウアーティスト協会「ノンケミカルブロウラミネーション講座」

日本で開発された薬剤を使用しないノンケミカルのブロウラミネーション。自宅で学べる動画講座と、講師から直接学べる実技講習があります。

立ち上げ系眉毛の仕上げが難しい理由とは?

人気の高い立ち上げ系眉毛のデザインですが、施術者からは「仕上げで眉毛を描くのが難しい」という声が少なくありません。その具体的な理由について、見ていきましょう。

1本1本描く必要があるため

立ち上げ系眉毛の仕上げをする際には、そこから眉毛が生えているように1本1本描いていく必要があります。その理由は、毛流れを整える施術を受けると、施術前よりも1本1本の眉毛が際立つようになるため。加えて、それぞれの眉毛がこれまでとは違う角度の毛流れになっているため、これまで眉毛が密集して濃く見えていたところも薄くまばらに見えることがあります。

そのため、毛流れの変化を無視して仕上げで ベタ塗りしてしまうと、それだけで悪目立ちしてしまうのです。この失敗を回避するために重要なのが、1本1本眉毛を描いていくこと。しかし、1本ずつ描くことにまだ慣れていない施術者にとっては「難しい」と感じやすいよう。

眉毛を描くための技術が必要なため

立ち上げ系眉毛の仕上げをするためには、眉毛を描くための基本的な技術が必要です。しかし、施術者の中には「真っすぐな線が描けない」「描きたいところからブレてしまう」という方もいます。このように、眉毛を描くためには基本的な技術を要することも、立ち上げ系眉毛の仕上げが難しいと感じやすいポイントでしょう。

お客様によって見え方が異なるため

立ち上げ系眉毛の仕上げの難しさは、技術的な面だけではありません。お客様によって異なる眉毛の生え方や濃さ、長さなども施術者を悩ませるポイントです。例えば、同じメニューの施術であっても、眉毛の濃い方と薄い方では仕上げに選ぶアイブロウアイテムの色や太さが異なります。さらに、眉毛だけでなく髪の色など、全体のバランスを見て仕上げていくことも必要です。このように、 お客様によって柔軟にアプローチを変えていく点も、施術者が難しいと感じやすいところでしょう。

【動画解説】立ち上げ系眉毛!仕上げでナチュラルに眉毛を描くコツ

ここからは、立ち上げ系眉毛の仕上げをナチュラルに描くコツについて、1分半の動画で解説していきましょう。

【動画内テロップ】

0:00~0:07

はじめにコンシーラーで赤みを消していきます。

0:08~0:20

スポンジを使ってコンシーラーをなじませていきます。

0:21~0:27

赤みが出ていなくても、コンシーラーを使うことで眉毛の輪郭が自然と作られ、違和感なく仕上がります。

0:28~0:30

コンシーラー使用前・後を比較。

0:31~0:39

リキッドアイブロウで1本1本描いていきます。

0:40~0:49

立ち上げ系眉毛の施術後は眉毛が柔らかく、ペンシルだと濃くなりやすいため、リキッドアイブロウの使用がおすすめです。

0:50~0:56

アイブロウブラシを使い、眉尻からアイブロウパウダーをのせ、色ムラを調整していきます。

0:57~1:02

眉毛自体が柔らかいため、パウダーが濃く固まりやすい状態です。手の甲で余分なパウダーをしっかりと落としてからのせていきます。

1:03~1:15

眉頭はパウダーを追加せず、ブラシに残っているパウダーを毛流れに沿ってのせていきます。

1:16~1:30

クリアマスカラでコーティングして、毛流れを整えたら完成です。

動画で示した、仕上げの際の大まかな工程は、

  • コンシーラーを使って眉毛の輪郭を整える
  • リキッドアイブロウライナーで1本ずつ眉毛を描く
  • アイブロウパウダーで色ムラを調整
  • クリアマスカラで仕上げる

の4つです。どの工程も眉毛の毛流れを意識して行っていくことが大切です。さらに、立ち上げ系眉毛の仕上げを上達させたいときには、以下のコツも押さえておきましょう。

明るい色のリキッドアイブロウライナーだと悪目立ちしにくい

眉毛を描くときに使うリキッドアイブロウライナーは、 複数のカラーバリエーションを揃えておくと便利です。とくに、明るい色のリキッドアイブロウライナーであれば、ラインが乱れてしまったときなども悪目立ちしにくいでしょう。例えば、髪色が暗めのブラウンのお客様なら明るめのブラウン、黒髪の方ならグレーなどを選んでいきます。少しくすんだ色味の、アッシュ系のリキッドアイブロウライナーも揃えておくと使いやすいでしょう。

眉毛を描く基本的な技術を磨く

立ち上げ系眉毛の仕上げでお客様の眉毛を描く際には、1本1本ブレずに、真っすぐな線を描く必要があります。そのため慣れないうちは、基本的な技術がともなわず、難しいと感じることがあるでしょう。こうしたときには、次のような練習法がおすすめです。

  • 手の甲に眉毛を描く練習
  • 腕に眉毛を描く練習
  • 紙に眉毛を描く練習
  • 施術者同士で眉毛を描く練習
  • 自分の眉毛を描く練習

まずはトレーニングを重ねて、眉毛を描くことに慣れていきましょう。なお、リキッドアイブロウライナーがどうしても苦手という方は、 芯の太さが1.5mm以下の細芯アイブロウペンシルから始めてみることもおすすめです。近年は1mm以下の超極細芯のアイブロウペンシルも発売されているため、できるだけ使いやすいものを選びましょう。

薬剤のふき取りは丁寧に

どの立ち上げ系眉毛の施術であっても、毛流れを整えるために専用の薬剤を使っていきます。毛流れを整えるためには必要な工程である一方で、仕上げで眉毛を描いていくときにはこの薬剤残りが描きにくさや色ムラの原因となる可能性があります。そのため、眉毛の毛流れを整えるときに使った薬剤は、仕上げに入る前に丁寧にふき取っておきましょう。

まとめ

眉毛の毛流れを整えられるハリウッドブロウリフトやブロウラミネーションなどの施術後には、必要な箇所に眉毛を描き足す施術者も多いと思います。しかし、この仕上げの工程は眉毛を描く基本的な技術などが必要です。苦手意識のある方は、今回の動画で解説しているように「コンシーラーを使う」「リキッドアイブロウライナーを使って1本1本描いていく」などのコツを覚えてお客様の満足度を高めてみてはいかがでしょうか。

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