【動画解説】アイブロウワックス3種類を比較!シート・ソフト・ハードを使い分けるコツ

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ワックス脱毛を用いたアイブロウデザインは、アイビューティーサロンでも人気が高いメニューです。近年各メーカーからさまざまなアイブロウワックスが発売されていますが、どれを選んだら良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。今回はシート・ソフト・ハードの3種類のアイブロウワックスの使い方を動画で解説するとともに、複数のワックスを使い分けるコツをお伝えします。

アイブロウワックスそれぞれのメリット・デメリット

まずはシート・ソフト・ハードの3種類のアイブロウワックスについて、それぞれの特徴を解説します。

シートタイプ

アイブロウワックス3種類を比較出典:EYELASH GARAGE

2枚1組のシートの間にワックスが接着されたタイプ。ソフト・ハードワックスに比べて 脱毛力は低めですが、そのぶん肌への負担が少なく赤みが出にくい のが特徴です。また、カットして手のひらであたためるだけで使える手軽さも魅力的。施術前の準備も少なく時短になる一方で、コストはやや高めです。

近年、ほとんどのアイラッシュサロンではソフト・ハードタイプのワックスが導入されており、シートタイプをメインで使うことは少ないかもしれません。ですが、急なオーダーに対応したいときや、ワックスに不安がある方への選択肢として備えておくと安心です。

ソフトタイプ

アイブロウワックス3種類を比較出典:EYELASH GARAGE

塗布したワックスに専用ペーパーを貼って剥がすタイプ。ゆるめのテクスチャーで伸ばしやすく、眉毛の形に合わせて自在に塗布しやすい点がメリットです。また大容量かつ少量の使用で済むため、コスパが良いのも特徴。ただしワックスを溶かす時間を要することや、ペーパーやスティックなど準備物が多いことが弱点です。

ソフトタイプは 比較的脱毛力が高く、産毛や、5ミリ程度までの短い眉毛も脱毛できます 。広い範囲を一気に脱毛できるメリットもある一方で、皮膚剥離などの肌トラブルが起きるリスクも。肌が弱い方には無理に使用しないことや、あらかじめしっかりと皮膚の保護をするなど、施術の際は万全の注意を払いましょう。

ハードタイプ

"動画解説 アイブロウWAX  テープ・ハード・ソフトの使い分け"出典:EYELASH GARAGE

塗布後、皮膚の上で固まったワックスを剥がすだけで脱毛できるタイプ。ハードタイプは 脱毛力が高めなのに対し、痛みは少ない ことが特徴です。また粘着性がほぼないため、肌への刺激を抑えた施術が可能。とくに短い毛と相性が良く、眉毛だけでなく口まわりや、産毛にも用いられます。

ソフトタイプと同様に溶かす時間を要しますが、シート要らずで準備の手間を削減できるのがポイント。デメリットはコストがやや高く、薄く塗布すると割れやすいこと、また塗布後の修正ができないことなどがあります。

アイブロウワックス使い分けのポイント

アイブロウワックス3種類を比較

アイブロウワックスの特徴を理解した上で、使い分けのポイントを押さえておきましょう。

お客様の肌状態に合わせて選ぶ

敏感肌や乾燥肌で、アイブロウワックスによるダメージが気になるお客様も少なくはありません。その場合は1度目の施術で肌への負担が少ないシートタイプを使用し、様子を見て次回の施術でソフトタイプにするなど 段階的に使い分けても良いでしょう。ただし、肌状態によっては無理に施術をしないという判断も大切です。目元の皮膚はとくにデリケートなため、施術後に赤みが長引く、また肌トラブルを引き起こすなどの原因になりかねません。

また、近年アイブロウ専用の肌にやさしい成分の脱毛ワックスが普及していますが、松やになどのアレルギー反応を引き起こす可能性のある成分を使用した脱毛ワックスも多く存在します。ワックスの成分には気を配り、事前のカウンセリングは丁寧に行いましょう。

サロンに合ったものを選ぶ

アイブロウワックスはさまざまなメーカーからバリエーション豊富に展開されています。中でもソフトタイプ・ハードタイプは ウォーマーとの相性や、テクスチャーの違い、硬化速度などを比較 して使いやすいものを選びましょう。

また美容成分が配合されている製品や、香りやパッケージにこだわった製品も存在します。サロンの雰囲気に合ったワックスを選ぶことで、サロンのイメージアップに繋げたり、メニューの幅を広げたりもできるでしょう。

動画解説!アイブロウワックス3種類を比較検証

シート・ソフト・ハードタイプのアイブロウワックスを比較して、違いや使い方のコツを検証していきましょう。なお、アイブロウワックスを施術する際の基本のポイントは以下の通りです。

<アイブロウワックス使い方のポイント>
・アウトラインはしっかり描く
・痛みを感じにくい眉尻から眉頭の順番に行う
・はがす際は片方の手で皮膚を張る
・はがした直後はもう片方の指で皮膚を押さえて痛みを逃す
・眉下はアイホールに入らないよう脱毛範囲に厳重に注意する

いずれもお客様が感じる痛みをなるべく抑えつつ、脱毛後の仕上がりを美しくするために必要なポイントです。また、どのタイプのワックスを使う場合でも、眉毛の毛流れに沿ってワックスを乗せ、毛流れと反対にはがすといった基本動作は同じです。

シートタイプ

まずはシートタイプの手順を収めた動画を見てみましょう。

<シートワックスの脱毛手順>
あらかじめ1cm幅にカットしたシートワックスを、都度手のひらであたためてからアウトラインに沿って貼り付けます。このときシートは肌にぴったり密着させましょう。片手で肌を張りながら、シートを毛流れと反対方向に向かって一気にはがします。

シートをカットする際は太め・細めの2種類を用意しておくことで、眉毛の形に合わせて使うこともできて便利です。シートは2枚1組になっているため、2枚に剥離したら、1枚を手の甲に仮貼りするなどしながら効率良く施術を進めましょう。
シートタイプは脱毛力が小さいとはいえ、ピーリング効果は得られます。ピーリングのしすぎによる肌トラブルを防ぐためにも、何度も同じ箇所に貼り付けないよう注意が必要です。

ソフトタイプ

次にソフトタイプの使い方を見ていきましょう。

<ソフトワックスの脱毛手順>
スティックを使ってワックスを伸ばすように塗布します。あらかじめカットした専用ペーパーを乗せ、指でなぞるように押さえます。ペーパーを貼り終えたら、肌を張りながら毛流れと反対方向に向かって一気にはがします。

塗布する際、肌に凹凸がある方や皮膚に厚みがある方などワックスを狙い通りに塗りにくい場合があります。ミスを防ぐコツは、塗布する前に皮膚を少し引っ張り、しっかりとアウトラインを引き出すこと。そうすることで、ワックスをより正確に塗ることができますよ。

また、ソフトタイプとはいえ慎重になりすぎると徐々にワックスが固まってしまい、ラインがブレる要因に。テクスチャーがゆるいほうが、塗布後に抜きたくない眉毛を避けるなどの修正もしやすいため、きちんとあたためてから塗布するのがコツです。ただし、ワックスの温度が熱くなりすぎないよう注意しましょう。

ハードタイプ

最後にハードタイプの使い方を解説します。

<ハードワックスの脱毛手順>
スティックでワックスの厚みが均一になるよう塗布し、数秒間ワックスが冷めて固まるのを待ちます。指でワックスが固まったのを確認したら、端を少しめくり毛流れと反対方向に向かって一気にはがします。

ワックスの量が少ないとはがす途中で割れることがあるため、厚みが出るように塗布しましょう。また、施術前に皮膚の保護をしすぎるとワックスが産毛をキャッチしにくく、仕上がりにも影響するため要注意。

また、ハードワックスは肌に乗せた瞬間から固まり始めるため、万が一抜きたくない毛を巻き込んでしまうと修正ができません。ですが、失敗を恐れてアウトラインからずれた位置に塗布すると、さらに目指す仕上がりからかけ離れてしまいます。他のワックスに比べて技術力が必要になりますが、眉毛のラインを綺麗に出すためにはある程度の思いきりも必要です。

まとめ

シート・ソフト・ハードの3種類のアイブロウワックスには、それぞれメリットとデメリットがあります。お客様の肌状態を見極め、脱毛力や成分、サロンのイメージに合わせて使い分けましょう。アイブロウワックスの選び方に不安がある場合は、メーカー主催の勉強会などを利用するものおすすめです。ぜひアイブロウワックスメニューを強化して、お客様の満足度向上や売上アップを目指しましょう。

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