まつ毛にも白髪が生える?原因と対策方法、正しいケアを徹底解説
鏡を見るたびに気になってしまう、まつ毛白髪。もしかしたら生活習慣が原因かもしれません。今回は、まつ毛の白髪が発生するメカニズムや効果的な対策を分かりやすく解説します。また「まつ毛の白髪を目立たなくしたい」「若々しい目元を取り戻したい」という方向けに、目元の印象を変えてくれるおすすめ美容テクニックも大公開。ぜひチェックしてください。
まつ毛の白髪とは?特徴や発生メカニズム
まつ毛の白髪を見つけて、気分が沈んでしまう方も少なくないでしょう。まつ毛が白くなるのはなぜなのでしょうか。最初に、まつげの白髪の仕組みや通常のまつ毛・白髪まつ毛の違いなどについてくわしく解説します。
白髪が生じる仕組み
まつ毛白髪のメカニズムの前に、まずは髪が黒くなる理由をご説明します。髪が黒くなるのは、メラニン色素の働きによるもの。「メラニン色素=シミの原因」というイメージをもっている方が多いかもしれませんが、実は髪を含む体毛もメラニン色素と大きな関係があります。髪がつくり出される際、メラニン色素が取り込まれると黒くなるのです。
白髪が発生するのは、メラノサイト(メラニンを生成する細胞)がうまくつくられずにメラニン色素の量が減少したとき。メラノサイトの働きが弱まってしまった場合も、白髪になります。
通常のまつ毛と白髪まつ毛の違い
髪と同様、まつ毛の色もメラニン色素の生成量により黒くなったり白くなったりします。通常のまつ毛は、メラニン色素が多く含まれている状態です。一方で白髪まつ毛は、メラニン色素がほとんどないといわれています。メラニン色素の生成が滞れば、髪だけでなくまつ毛や体毛も白くなる可能性があるのです。
最近では、あえて白マスカラを塗ってまつ毛を白くしてこなれ感を演出する方もいます。しかし、まつ毛が白髪になったことを「うれしい」と感じる方は少ないでしょう。記事の後半では対処法も説明するので参考にしてくださいね。
まつ毛の白髪が発生する主な原因
まつ毛が白髪になる原因として、誰もがイメージしやすいのが加齢です。しかし、その他にもまつ毛が白くなる理由があるのをご存知ですか?実は、日常生活のなかにもまつ毛が白髪になるリスクが潜んでいます。主な原因をくわしく見ていきましょう。
加齢
まつげが白髪になる主な原因の1つが、老化現象です。年を重ねると白髪が増加するように、まつ毛も白くなることがあります。「40代、50代になってまつげの白髪が徐々に気になるようになってきた」という場合、原因が加齢である可能性が高いでしょう。
ストレス
ストレスも、白髪の発生と関係があります。ストレスによりもたらされる不調の1つが、血行の抑制。血行不良の状態になると、メラニン色素の生成にも影響します。これは、イライラする出来事や悲しい出来事があったときに限ったことではありません。昇進や結婚、出産など、世間一般からしたらうれしい変化も、心の負担になる可能性があります。自分でも気づかないうちにストレスが続いて血行が悪くなり、まつ毛が白髪になってしまうケースもあるでしょう。
生活習慣による眼精疲労
スマホやパソコンを長時間使用する方は、目を酷使する機会が多いといえます。このような生活を続けていくと、目だけでなく全身が疲れてしまう眼精疲労(がんせいひろう)の状態に陥ることも。眼精疲労により目の周りの筋肉が固まると、血行不良が引き起こされます。すると、目元に栄養が行き届かず、まつ毛が白髪になってしまうのです。
栄養不足
食生活の乱れや無理なダイエットによる栄養状態の悪化は、目元にも影響を及ぼします。体が悲鳴をあげている状態では、本来必要な栄養もまつ毛に届かないでしょう。
「きれいになりたい」と思って始めたダイエットで、体を壊したりまつ毛が白髪になったりするのでは意味がありません。栄養はしっかり摂るようにしましょう。
遺伝的要因と環境要因
遺伝的にまつ毛が白い方、白くなりやすい方もいます。メラノサイトが生まれつき少ない場合は、若くてもまつ毛が白髪になることがあるでしょう。
まつ毛の白髪対策とは?
まつ毛が白くなってしまったとしても、必ずしもそのまま改善できないとは限りません。まつ毛白髪をできるだけ発生させないように、そして健康的なまつ毛を育てるためにできる対策方法をご紹介します。まつげの白髪で悩んでいる方は、何歳からでも遅くないため試してみてくださいね。
適切な栄養摂取とバランスの取れた食事
まず大切なのが、食生活を改善すること。「忙しいから1日1回だけ」「好きなものしか食べない」「ダイエット中だからスープのみ」といった食生活では、栄養が偏ってしまうでしょう。食事は全身に影響を与えます。健康づくりに役立つタンパク質・ビタミン(B群・C・K)・亜鉛などを意識的に摂ると、まつ毛の白髪対策になるでしょう。
食事だけでは必要な栄養素を摂り切れない場合は、サプリメントを活用するのも1つの手。ただし、サプリメントのみから栄養を摂るのはやめましょう。
ストレス管理と十分な睡眠
適度なストレス発散も重要です。自分の趣味や好きなことをして、ストレスを受けた自分を労わりましょう。「ストレスはない」と思う方もいるかもしれません。しかし、気づかないうちに心に負担がかかる生活を送っていることもあるため、定期的なストレス発散を試みましょう。
特に効果的なのが、運動をしたりたくさん笑ったりすること。ただし人によっては「話すのが苦手」という方もいるため、それぞれに合った方法で発散すると良いでしょう。
また、睡眠はストレスと強い関係があります。体を休めるためだけでなく、自律神経を整えるためにも、しっかりと眠るようにしてくださいね。
目の健康を維持するためのケア
目元の血行が促されると、まつ毛の根元にも栄養が行きわたりやすくなります。マッサージの他に、ホットタオルで目を温めるのもおすすめです。
眼精疲労がある場合は、目を休める時間をつくりましょう。例えば、スマホを使用する時間を制限し、30~60分に一度軽く休憩すると良いでしょう。また、先ほどのマッサージも眼精疲労を和らげるのに役立ちます。
まつ毛美容液の活用
他には、まつ毛美容液を取り入れるのもおすすめです。まつ毛美容液は、まつ毛の健康的な発育を助けてくれます。まつ毛が必要とする栄養を補えるため、白髪対策に繋がるでしょう。
まつ毛の白髪に関する注意点と避けるべき対処法
まつ毛の白髪を見つけたときに「なくしたい」「隠したい」と思う方は多いかもしれません。しかし、自己判断で対処してしまうと、目元のトラブルに繋がる可能性があります。まつ毛白髪に関する注意点を見ていきましょう。
自己処理の危険性
白いまつ毛があると、つい気になって抜きたくなりますよね。しかし、まつげ白髪は抜いてはいけません。抜くと毛根を傷めてしまう危険性があるためです。「まつげの白髪が一本だけなら抜いても良いのでは?」と思うかもしれませんが、炎症を起こしたり生えてこなくなったりすることもあるためやめましょう。
どうしても気になる場合、眉毛用ハサミで根元に近いところでカットする方法もあります。その際、皮膚を傷つけてしまう可能性もあるため注意が必要です。ただし、まつ毛を切ると顔の印象が変わることも。表情が冷たい印象になるケースもあるため、基本的には切らない方が良いでしょう。
不適切な化粧品を使用するリスク
まつ毛用のメイク用品を選ぶときは、できるだけまつ毛に負担のかからないものを選びましょう。最も大切なのは、まつ毛の状態にあった商品を選ぶこと。まつげの白髪には、ビタミンE、キャスターオイルが含まれたまつ毛美容液が良いでしょう。
また、まつ毛に優しいマスカラ・クレンジング剤をチョイスすることも重要です。まつ毛に必要以上の負担を与えないように気をつけましょう。
専門家に相談することの重要性
まつ毛の白髪が気になる場合、染めるという選択肢もあります。ただし、安全性の確立されていないカラー剤を使って自分で対処するのは絶対にやめましょう。アレルギーなどのリスクもあるため、まつ毛専用のアイサロンを探して施術を依頼することをおすすめします。
なお、アイデザイナーに相談すれば、カラーリング以外の方法も教えてくれるため選択肢が広がるでしょう。まつ毛の白髪が気になっている方はぜひ相談してみてください。
まつ毛の白髪をカバーする美容テクニック
最後にまつ毛の白髪を自然にカバーできる美容テクニックをご紹介します。マスカラの選び方や正しい使い方なども解説していきますので、チェックしてくださいね。
マスカラの選び方と使用法
黒色のマスカラを使用すると、白いまつ毛を黒く見せられます。長さやボリューム重視のものを選ぶのがおすすめですが、抵抗がある場合は繊維の入っていないものを選ぶと良いでしょう。また、白いまつ毛をあえて際立たせてファッションに取り入れるのもおすすめ。好きなカラーをチョイスして、まつ毛にアクセントを加えましょう。マスカラの基本的な使い方は、以下のとおりです。
【マスカラの使い方】
- まつ毛をコームでとかす
- ビューラーを使ってまつ毛を根元から上げる
- 【上まつ毛】根元にマスカラのブラシを当てて軽く左右に動かし、マスカラ液がついたら毛先に向かって引き上げる
- 【下まつ毛】ブラシを横にして残ったマスカラ液を塗る
下まつ毛を塗るときは、マスカラ液をつけ足さないことが大切です。下まつ毛のボリュームを出したいときや束感を出したいときは、ブラシを縦に使って塗ると良いでしょう。
マツエクの活用
アイサロンでマツエクの施術を受けるのもおすすめです。長さやカールを選べるため、自分好みの目元をつくれるでしょう。垢抜け感がほしい場合は、カラーエクステを選ぶという選択肢も。ナチュラルなブラウンからピンクやグリーンなどさまざまなカラーがあり、イメージに合わせてセレクトできます。
まとめ
まつ毛は加齢だけでなく、ストレスや生活習慣によっても白髪になる可能性があります。まつ毛の健康を保つためには、睡眠時間をしっかりと確保して食事内容を見直すことが大切です。まつげ白髪が気になる場合、マスカラで隠すのも良いですがマツエクという選択肢もあります。自分に合った対処法を選んで悩みを解決しましょう。
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