【まつげ美容液で乾燥対策】正しい使い方と注意点をおさらい!おすすめアイテムも
乾燥しがちな季節になると、いつも以上に肌の保湿を意識するお客様も多いはず。しかし、まつげも肌と同じく乾燥対策が欠かせないため、季節に合わせたホームケアとしてまつげ美容液の使用を提案するのはいかがでしょうか?今回はお客様のまつげケアへの関心アップを図るため、まつげ美容液の正しい使い方や注意点をおさらい。施術の仕上げや店販品にぴったりなアイテムもピックアップしていきます。
まつげ美容液の正しい使い方をおさらい

肌の乾燥が気になる季節は、まつげケアにも目を向けたいもの。お客様にまつげ美容液を用いたケアをご案内するには、アイデザイナー自身が正しい使い方を把握しておかなければいけません。まずは手順と使い方のポイントをおさらいしましょう。
まつげ美容液を塗る手順は?
- 目元を清潔にする
- 上まつげの両側にまんべんなく塗布
- 下まつげにも塗布
- スキンケア
目元に汚れやメイクが残っている状態だと、まつげ美容液の成分が吸収されにくくなります。まつげ美容液を塗る前は、クレンジングや洗顔で目元を清潔に。朝晩2回使うタイプの場合でも、朝の洗顔で目元を清潔にしてから使用しましょう。
スキンケアのタイミングは“まつげ美容液のあと”です。スキンケアアイテムが付くとまつげがコーティングされる形になり、まつげ美容液の成分が行き届きにくくなってしまいます。しかし、「洗顔後すぐに化粧水を使わないと肌がカサカサに…」「スキンケアを後回しにすると、まつげ美容液を急いで塗るようになってしまう」と肌の乾燥を心配するお客様もいらっしゃいます。その場合は、スキンケアのあとにまつげ美容液、の順で使用してもOK。注意点として、なるべくまつげに化粧水やクリームが付かないように、とお伝えしましょう。
まつげ美容液の使い方のポイント

まつげ美容液の塗り方のポイントは、根元にもしっかり塗布すること。まつげの根元が見えるようまぶたを少し引き上げ、上まつげの下側の根元から毛先に向かって塗布していきます。続いて、上まつげの上側も生え際からコーティングするイメージで、全体にまんべんなく塗布しましょう。下まつげは上まつげより塗布しにくいため、チップやブラシを縦にして小刻みに動かすのがコツ。一気に塗布するというより、1本1本コーティングしていくイメージです。
「まつげ美容液を使ったことがない」「上手く塗布できず悩んでいる」といったお客様には、特に細かなアドバイスを心掛けましょう。施術の仕上げにまつげ美容液を使用するにあたり、「まぶたを少し持ち上げます」「根元から毛先に向かってなじませます」とお声掛けしながら進めていくことで、塗り方のイメージがわきやすくなります。
あわせてチェックしておきたい“まつげ美容液とマツエクの相性”
まつげ美容液の中には、マツエクやラッシュリフトを施したまつげにも使用可能なものが多くあります。特に、マツエクに関してはグルーの劣化を速めないよう、オイルフリーのまつげ美容液を選ぶことが大切です。
グルーと相性の悪いまつげ美容液を使うと、硬化しきったはずのグルーが分解されて溶け、エクステが取れたりべたつきが生じたりすることも。グルーの劣化現象に関わっているのは、油分と保湿剤です。どのまつげ美容液にも保湿剤は含まれており、配合量や他の成分の影響もあるため、相性の良し悪しを単純に判断するのは難しいでしょう。
まつげ美容液とマツエクの相性に不安のあるお客様には、サロンで使用しているグルーとの相性を考えた“サロン専売品のまつげ美容液”をおすすめしてみるのも良いですね。
まつげ美容液とマツエクの相性については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
まつげ美容液を使う際の注意点

- 多量塗布を避ける
- 目に入らないようにする
- 使用期限を確認し、開封したら早めに使い切る
- 色素沈着、刺激、アレルギーのリスクを考慮する
正しい使い方とあわせて注意点もチェックしておきましょう。
塗りすぎはトラブルの原因に!頻度や使用量を守って使おう
まつげ美容液の塗りすぎは目元のトラブルの原因に。正しい頻度を守って使うことが、痛みや腫れ、赤み、かゆみなどのリスク軽減につながります。また、1度にたっぷり塗るような使い方だと、まつげ美容液が目に入ってしまうため注意が必要です。
- 頻度と量を守って正しく使うこと
- 使い方によっては目元のトラブルの原因になることも
- まつげ美容液が目に入ったらすぐに洗い流すこと
- 必要に応じて眼科の受診も検討すること
リスクも一緒にお伝えすると、まつげ美容液を正しく使うことの大切さがしっかり伝わるでしょう。目に入った場合の対処法や、眼科受診の検討についてもひと言添えると良いですね。
なくなったら買い替え…ではない!使用期限を確認しておこう
商品による差はあるものの、まつげ美容液の使用期限は約1~3ヶ月が目安です。買い替えのタイミングに迷うお客様もいると思いますが、使用期限を超えると期待する効果を得られにくくなるだけでなく、雑菌の繁殖により目元のトラブルが生じかねません。
まつげ美容液の保管のポイントは、直射日光・高温多湿を避けて常温で保存すること。夏場で室温が35度を超える場合や、冷蔵庫での保管は成分が変質する可能性があります。また、使ったあとにすぐ蓋を閉めることも、成分の酸化と雑菌の繁殖防止につながります。
- 使用期限を守って使うこと
- 使い方や保管方法によっては、まつげ美容液の劣化が進むこと
まつげ美容液は“開封したら早めに使い切る”と心掛けることが大切です。まつげ美容液本体に開封日を書いておいたり、目につきやすい場所にメモを貼っておいたりと、使用期限を意識しながら使うための工夫をお客様に提案するのも良いでしょう。
まつげ美容液の成分に注目!自分に合うアイテムであることが大切
まつげ美容液によっては、色素沈着や目元のトラブルにつながる成分が含まれているものもあります。例えば、まつげの成長をサポートする効果が高いとされるプロスタグランジンには、色素沈着など目元トラブルのリスクがあります。その他、香料や保存料、アルコール、ビオチンなどは、刺激となりやすい成分です。敏感肌やアレルギー体質のお客様をはじめ、季節の変わり目や体調によって刺激を感じやすいお客様の場合、成分との相性の確認が欠かせません。
- 色素沈着や目元のトラブル、刺激、アレルギー反応につながる成分を含むまつげ美容液もあること
- いつも使っているまつげ美容液だからと安心せず、日頃から目元の状態を観察しながら使うこと
マツエクやラッシュリフトの仕上げにまつげ美容液を使用する際や、店販品をおすすめする場合は、お客様にしっかりとヒアリングしたうえでの使用・提案が欠かせません。「過去に沁みたり、赤みが出たりしたことはある?」「季節ごとに肌質が変わりやすい?」などに注目してみましょう。
まつげ美容液の使い方でよくあるQ&A

先ほど解説したまつげ美容液の正しい使い方や注意点の内容をふまえた、使い方に関するQ&Aを見ていきましょう。
Q:アイクリームを塗った場合、まつげ美容液を塗るのはどのタイミング?
アイクリームも含め、まつげ美容液はスキンケアの前に塗布するのが基本です。まつげにスキンケアアイテムの成分が付くと、コーティングされる形になりまつげ美容液の成分が行き届きにくくなります。ただし、乾燥が気になるときは“まつげになるべく付かないように”と意識しながら先にスキンケアを行うのもOKです。
Q:まつげ美容液はマスカラのあとに塗っても意味がない?
まつげ美容液を使う順番は、洗顔後の目元が清潔な状態です。衛生面や効果の面でスキンケアやメイクより前に塗布するのが基本のため、マスカラ後に塗るのは避けましょう。
メイクの前にまつげ美容液を使う場合、マスカラがヨレないようしっかり乾かすことが大切です。まつげ美容液の種類によっては、重めのテクスチャーにより透明マスカラのような仕上がりになったり、マスカラ下地として使えたりするものもあります。
Q:まつげ美容液は形状のタイプがいろいろ。使いやすいのは?
まつげ美容液の形状は、主にマスカラタイプ・チップタイプ・筆タイプ・チューブタイプの4つ。使いやすさの判断には、普段使うメイクアイテムもヒントになります。例えばリキッドアイライナーを日常的に使っている方は、筆タイプが使いやすいでしょう。形状の特徴をふまえて、自分に合うタイプを選ぶことが大切です。
【2025年最新版】おすすめのまつげ美容液3選
最後に、おすすめのまつげ美容液をピックアップしてご紹介します。
【EGUTAM】エグータム プレミアム(まつげ美容液)
「エグータム プレミアム」は、美容科学を応用してつくられたまつげ美容液です。多くの愛用者から支持を集める「エグータム」のベース処方はそのままに、最先端成分とされるエクソソームを配合。まつげのハリ・ツヤをサポートし、さらなる目元の魅力アップが期待できます。
【TRUMP COSMETIQUE 】No.6 ピック アイラッシュ&アイブロウセラム
「No.6 ピック アイラッシュ&アイブロウセラム」は、ロング・ボリューム・トリートメントの3方向からまつげにアプローチ。化粧品業界で注目される成分をはじめ、健やかなまつげに導く成分が贅沢に配合されています。眉毛美容液としても使用OK。
【KUKUILASH】ククイラッシュ まつ毛美容液
「ククイラッシュ まつ毛美容液」は、ハリコシUP成分のククイナッツオイルを配合し、先端毛髪技術も採用したもの。まつげのダメージ補修成分である加水分解ケラチン(羊毛)の効果もあわさり、すっぴんでも印象的なまつげへと導きます。
まとめ
まつげ美容液自体の使い方は案内できているものの、スキンケアとの順番を守る必要性や使ううえで気を付けたいポイントまでは伝えきれていない…という場合もあるでしょう。購入時はもちろん、使い続ける中でお客様が良さを実感できれば、店販品のリピートも期待できます。お客様との会話で“乾燥”や“まつげケア”の話題が出やすいこの季節。まつげ美容液のご案内にぜひ役立ててくださいね。
※本記事の内容や価格はすべて、2025年11月時点のものです。最新情報は、公式HP等よりご確認ください。
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