【動画解説】リクライニングチェア・ソファとリクライニングベッドの違いは?

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リクライニングチェア・ソファやリクライニングベッドは、マツエクやまつげパーマの施術に欠かせないアイテムです。しかし、普段何気なく使っていても、両者の特徴や施術時の注意点まで理解している人は少ないかもしれません。「なんとなく施術がしづらい…」その悩み、ソファやベッドの使い方を一工夫するだけで解決できるかもしれませんよ。今回は、リクライニングチェア・ソファとリクライニングベッド、それぞれの違いを動画で解説!アイラッシュ施術者目線・お客様目線で、施術時のポイントをまとめました。

リクライニングチェア・ソファとは?

リクライニングチェア・ソファとは、 背もたれの角度調整が可能な椅子型の施術台 のこと。マツエクやまつげパーマ、ネイルなどの施術で使用されます。

リクライニングチェア・ソファの特徴は、なんといっても座り心地の良さ
ホームページやHotpepperBeauty(ホットペッパービューティ)で、リクライニングチェア・ソファの柔らかな座り心地をセールスポイントとするサロンも多いですよね。マツエクやまつげパーマの施術は、多くの場合1時間以上かかります。長時間横になっていただくわけですから、座り心地の良さは重要です。

注意したいのは、リクライニングベッドに比べてサイズが大きいこと
購入前に寸法をしっかり確認しておかないと、「デザインや仕様を気に入り購入したものの、搬入できなかった!」なんてことも。マンションの一室で個人サロンをオープンする場合、玄関間口が狭い傾向にあるため特に注意が必要です。個人サロンでリクライニングチェア・ソファの導入を検討されている方は、サロンの物件選びの際、玄関や施術スペースの出入り口の幅もしっかり確認しましょう

また、リクライニングチェア・ソファは、背もたれの角度は調整可能ですが、多くの場合、 座面の高さは、基本調整できません 。施術者が高身長の場合、施術中の姿勢が辛くなってしまうことも。
施術者用の椅子は高さ調整可能なものを使ったり、リクライニングチェア・ソファを購入する前には ショールームで実際の施術時の姿勢を体感したりするとよい でしょう。

リクライニングベッドとは?

リクライニングベッドとは、 角度調整も可能なベッド型の施術台 です。マツエクやまつげパーマの施術のほか、リラクゼーションサロンや整体院の施術でも使われます。

リクライニングベッドの特徴は、アイラッシュ施術者にとって施術がしやすいこと。フルフラットの状態ならお客様の目元を真上から見られる分、より正確な施術が可能です。
また、リクライニングベッドは脚の部分が折り畳み可能な商品も多く、リクライニングチェア・ソファに比べて入口が狭い物件にも搬入しやすい傾向にあります。価格は商品によりますが、リクライニングチェア・ソファに比べれば、安価なものが多いのもうれしいポイントです。

「施術をしやすい」「導入コストを抑えられる」といったメリットがある一方、リクライニングベッドは、比較的固い素材のものが多いのが難点…。ただし中には、低反発素材などを使用し、寝心地のよさを重視したリクライニングベッドもあります。低反発素材採用のリクライニングベッドなら、腰痛をお持ちの方や妊婦さんでも安心して施術を受けていただけるでしょう。

【動画解説】リクライニングチェア・ソファとリクライニングベッドで施術者からの見え方はどう違う?

ここからは、動画を使ってリクライニングチェア・ソファとリクライニングベッドの施術中の見え方の違いを比べていきます。どちらの動画も約30秒とコンパクトにまとまっていますので、ちょっとしたすきま時間にぜひチェックしてみてくださいね。

【リクライニングチェア・ソファ】

<タイムテーブル>
~8秒 リクライニングチェア・ソファ使用時の施術者からの見え方
9秒~17秒 リクライニングチェア・ソファ使用時の注意点
18秒~27秒 リクライニングチェア・ソファ使用時、施術をしやすくするためのポイント

動画でも分かる通り、リクライニングチェア・ソファを使うと、お客様がアゴを引いたような角度になります。
この状態では、まつげ全体が見えづらく、施術がしにくい場合もあるため、必要に応じてお客様にも座る位置を上下に移動していただいたり、背もたれの角度や施術者の位置や椅子の高さを調整したりしましょう。自まつげの根元にエクステを合わせにくいようなら、テープを使って自まつげの根元の角度を調整します。

【リクライニングベッド】

<タイムテーブル>
~7秒 リクライニングベッド使用時の施術者からの見え方
8秒~16秒 リクライニングベッド使用時の注意点
17秒~25秒 リクライニングベッド使用時、施術をしやすくするためのポイント

2つの動画を比較すると、リクライニングチェア・ソファ使用時に比べ、お客様の目元が見えやすいことが分かりますね。
お客様の目元をほぼ真上から見られるため、どの角度からでも自まつげが見やすくなっています。施術部分が見えにくい場合は、必要に応じて背もたれ部分の角度や施術台の高さ、またはアイラッシュ施術者の椅子の高さを微調整しましょう。

リクライニングチェア・ソファやリクライニングベッドの使うとき顧客満足度を上げるポイント

リクライニングチェア・ソファやリクライニングベッドを使ううえで、ちょっとした心遣いが顧客満足度を左右します。具体的な取り組みを紹介しましょう。

衛生管理の徹底

コロナ禍において、これまで以上に衛生管理を心掛けるようになったサロンも多いでしょう。
お客様が入れ替わるたびの除菌は欠かせません。さらにお客様の後頭部が触れる部分にフェイスタオルを敷けば、安心感アップ不織布を使えば、洗濯の手間も省けます。スカートのお客様や冷えが気になるお客様のため、膝掛けを用意するサロンも多いですが、こまめに洗濯するよう心掛けましょう。

適度な声掛けでお客様の快適度をチェック

お客様によっては、「今、動いたらエクステがずれてしまうかも…」「施術がしづらいかも…」と気を遣い、ご自分からは体勢のつらさを言い出せない方もいらっしゃいます。
施術しやすさを求めるあまり、お客様に無理な姿勢を強いることがないよう、アイラッシュ施術者はお声掛けや心配りを忘れないようにしましょう。

靴を揃える

マツエクやまつげパーマの施術の際、お客様には靴を脱いでソファやベッドに上がっていただきます。お客様が脱いだ靴は、すぐにきちんと靴を揃えているでしょうか?
きちんと揃えたつもりでも、施術中、自分の足がぶつかって靴が乱れてしまうことも。施術が終わり、お客様にお声掛けする前に、靴が揃っているか必ず確認しましょう。

リラックスアイテムをプラス

マツエクやまつげパーマの施術を受ける間、手の置き場に悩むお客様は意外と多いんです。
「胸の前で組むとなんだか苦しい…」「両脇に揃えるのは不自然?」あれこれ考えているうちに身体がこわばってしまう方も。施術の間、できるだけお客様にリラックスしていただくなら、抱き枕や市販のハンドマッサージャー、フットマッサージャーなどを用意するのもおすすめです。

まとめ

リクライニングチェア・ソファやリクライニングベッドの違いについて、動画を交えて解説しました。どのような施術台を選ぶかで、アイラッシュ施術者の使い勝手・施術中のお客様の居心地の良さは変わってきます。今回ご紹介した取り組みやテクニックを参考に、お客様の満足度アップを目指してくださいね!

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