【施術便利設備】アームトレイは施術スピードをアップさせたい人におすすめ

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アイリストが施術スピードをアップさせたいと思ったら、まずは施術スキルをアップさせることが大切です。その上で、ワゴンや道具の配置にもこだわると、施術効率が上がってスピードアップが期待できます。道具のベストな配置を叶える施術便利設備のひとつが「アームトレイ」。エクステとグルーを置くことに特化したトレイで、ワゴンよりもかなり小さいためアイリストの手元にグッと寄せることができ、施術の効率化につながります。そこで今回は、アームトレイについて詳しく紹介します。

スピードアップの秘訣はアームトレイ!

施術のスピードアップに必要なことは、もちろん施術の技術を上げることが1番です。無駄な動きと失敗をなくし、かき分けや装着などの動作を正確かつ素早く行うことが不可欠でしょう。さらなるスピードアップを目指すなら、硬化の速いグルーを使うなど商材に頼ったり、自分が使いやすいよう、ワゴンや道具の配置位置をこだわったりすることも重要です。
ここで、効率アップを目指すためのワゴンや道具の配置やより施術がしやすくなるアームトレイについて紹介します。

ワゴンのおすすめ配置

ワゴンにはマツエクの施術に使うすべての道具を乗せているというサロンも多いのではないでしょうか?エクステやグルー、消毒液、コットン、お客様のカルテなど、すべてをワゴンに乗せておけば、施術中に立ち上がることもなく効率的。また、次のお客様の元へワゴンごと移動できることも便利です。

ワゴンを置く位置は、お客様の頭の横からアイリストの横あたりがおすすめ。アイリストの目と手が届きやすいため、施術がしやすくなります。ワゴンをまっすぐ置くのか、斜めに置くのかによっても施術のしやすさは変わってくるので、自分のベストな置き方を探ってみましょう。

効率アップを目指す道具の配置

マツエクの施術には、数多くの道具を使用するため、使いたいものがサッと出せてすばやく使えることが、施術のスピードのアップにつながります。そして施術効率を左右するのが、ワゴンの一番上の台のセッティングです。
ワゴンの一番上の台には、施術でよく使うものを置いておくのが一般的。例えば、エクステ、ラッシュプレート、グルー、グループレート、ツイザー、ツイザー立て、ケースに入ったコットンやマイクロスティック、消毒液、精製水、サージカルテープ、有害物質除去ゲルなどです。
1番上に置く道具や備品だけでも数があるため、自分が施術しやすいように配置することで、施術のスピードアップが期待できます。特に、エクステとグルーの位置は装着にかかる時間に直結するので重要です。手を移動させる距離を短くするため、よりお客様とアイリストに近い位置に置くのが望ましいでしょう。
また、ワゴンの上は、お客様の目につきやすい部分です。美しく整理整頓をすることも心掛けたいですね。

もっと効率アップをしたい人のアームトレイ

施術のすべてが揃ったワゴンは、アイリストの相棒的存在です。しかし、高さ調節ができなかったり、道具をアイリストに寄せきれなかったりと施術のしづらさを感じる人もいるかもしれません。そんな人におすすめなのがアームトレイです。

出典:EYELASHGARAGE

通常、エクステとグルーのみを乗せるアームトレイは、ワゴンよりも小さく、楽譜を乗せる譜面台のような形状をしているため、エクステが見やすく、道具をアイリストの近くに寄せることができます。

アームトレイの種類はスタンドタイプ・クランプタイプの2種類です。ここで、おすすめのアームトレイを紹介します。

1.Tilt‐チルト‐ アームトレイ<スタンドタイプ>

出典:EYELASHGARAGE

「EYELASHGARAGE(アイラッシュガレージ)」と「adachi factory(足立製作所)」の共同開発で作られた「Tilt(チルト)アームトレイ」。自立するスタンドタイプで、約72~102cmで高さ調節ができ、さらにトレイの傾斜角度の調節もできるすぐれものです。

2.Tilt‐チルト‐ アームトレイ<クランプタイプ>

出典:EYELASHGARAGE

ワゴンにアームトレイをつけたいという人はクランプタイプもあります。厚さ4cmまでのワゴンに取りつけOKで、天板から約7~32cmで高さ調節可能です。

また、アームトレイがついたワゴンもあります。施術スピードのさらなるアップに、施術便利設備の導入も検討してみてはいかがでしょうか?

アームトレイ使用のメリット

ここで、アームトレイのメリットを詳しくみてみましょう。

施術スピードがアップ

アームトレイの1番のメリットが施術スピードのアップが期待できるということです。エクステやグルーを乗せたワゴンを、施術しやすいようにアイリストの近くに置いたとしても、ワゴンの構造上施術道具とお客様の間には距離が生じます。
しかし、アームトレイならコンパクトなので、アイリストの手元ギリギリまで近づけられます。手元に近づくということは、「エクステを取りグルーをつける」から「エクステを装着する」までが最短ルートで可能になり、エクステ装着のスピードアップが叶うのです。
「そんなに些細なことで施術スピードが変わるの?」と思っている人もいるかもしれませんが、エクステは多いと160本装着するときもあるため、1本の装着時間を少しでも短くすれば全体の施術時間を大きく短縮することができるでしょう。

エクステが近くにあるので目で確認しやすい

エクステは1本1本が繊細で細いため、離れた位置に置いていると見えづらいというアイリストもいるのではないでしょうか?そんな悩みを解消する方法のひとつが、エクステを自分の近くに置くことです。近づける方法のひとつとして、ツイザーを持つ反対の手の甲にエクステを貼って施術するというアイリストもいます。
そうすると、エクステは見やすくなりますが、グルーはワゴンの上ということが多いので、「エクステを取る」→「グルーをつける」→「エクステを装着する」という、物理的に施術の距離を縮めることにはつながりません。アームトレイにエクステとグルーをセットすれば、エクステが見やすくかつ手を動かす距離を短縮できるのです。

傾斜角度や高さが変えられる

アームトレイは、施術しやすいようトレイの傾斜角度を調整できることもメリット。また先程紹介したチルトアームトレイなら、取り外し可能なシリコンシートが貼られているので、傾斜をつけても施術グッズがズレ落ちる心配はありません。また、トレイの高さも変更可能。自分の身長に合わせてセッティングすることで、ワゴンに置くよりストレスなく施術ができるでしょう。

アームトレイの使用で気をつけること

施術のしやすさとスピードアップにつながるアームトレイですが、ひとつ注意してほしいことがあります。それが、お客様に近づけすぎないということ。お客様の顔にアームトレイを近づければ近づけるほど、手を動かす距離は縮まり、施術効率はアップするかもしれません。
しかし、近すぎるとお客様が動いた際にトレイが顔に当たってしまう可能性があります。かつては、施術効率アップのためにお客様の顔付近のベッドの上にグループレートを置いて施術していたサロンもあったようですが、お客様の顔や髪にグルーがついてしまったら……と考えるととても怖いですよね。
くしゃみや突然の地震など、お客様の顔が意図せず動いてしまうことは十分にありえます。施術スピードのアップは大切ですが、最大限の安全を確保した上で行わなければならないということを忘れないようにしましょう。

まとめ

施術スピードを課題にしているアイリストは多いでしょう。技術を磨くことと同時に、ワゴンや道具の配置を見直すことで、より効率的に施術スピードのアップが期待できます。今回は施術便利設備のひとつとして、アームトレイを紹介しました。ワゴンよりもアイリストの近い位置にエクステとグルーをセットできるので、エクステ装着がより効率が上がります。施術のスピードアップに行き詰まっている人やワゴンにセットすることに使いづらさを感じている人は一度試してみてはいかがでしょうか。210828Ekm

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