“アレルギーを発生させない!”をスローガンにLEDエクステを開発!omeエンタープライズ 松成 能希氏インタビュー

この記事をシェアする

今回のインタビュイーは、「株式会社kichi」代表取締役の松成能希氏。同社は、アイラッシュ施術者にとってはおなじみの「omeエンタープライズ」の運営元。「omeエンタープライズ」といえば、2020年にリリースされた新技術“LEDエクステ”が話題になっています。画期的なLEDエクステはどのような経緯で開発されたのか、そしてLEDエクステを導入することでサロンにはどのようなメリットがあるのかなど、開発元の松成氏に詳しくお聞きしました。

【経営者プロフィール】松成 能希さんとは?

松成さんインタビュー1

2003年に高校卒業後、会社員や飲食店経営に従事。その後、2013年に「株式会社kichi」に入社。2017年、同社の代表取締役に就任。
2020年、株式会社kichiが展開するまつげエクステ商材メーカー「ome(オーエムイー)エンタープライズ」より、新技術「LEDエクステ」をリリース

現在の事業内容

松成さんインタビュー2

株式会社kichi様の現在の事業内容を教えてください。

弊社は、安心安全を第一としたまつげエクステ商材メーカー「omeエンタープライズ」の運営と、マツエク商材に関わらず備品からコスメまで、“あればいいな!”を実現するOEM、プライベートブランドの受託製造を行っています。

松成さんのまつげエクステとの出会いやその魅力とは?

松成さんはどのような経緯で「omeエンタープライズ」の代表取締役に就任されたのでしょうか?

以前、美容とは別の業界で会社を経営しており、当時から「omeエンタープライズ」の前代表である山本と知り合いでした。そして、仕事を手伝うという形で弊社に入社し、2017年に代表取締役に就任しました。

別の業界でお仕事をされていたとのことですが、「omeエンタープライズ」に入社するまでまつげエクステには携わっていなかったのでしょうか?

そうですね。入社するまで、まつげエクステに関する仕事に携わった経験はありませんでした。

松成さんが男性ということもありますし、圧倒的に女性の多いアイラッシュ業界でお仕事を始めることに抵抗や不安などはなかったのでしょうか?

過去に飲食店を経営していた経験があり、女性が多い環境に慣れていたため、同じく女性が多いアイラッシュ業界の職場や業態に抵抗はありませんでした。知識がゼロからのスタートという意味では苦労した点は少しありましたね。

アイラッシュ業界に参入する前と後で、まつげエクステに関するイメージが変わった部分はありましたか?

抽象的な言い方になってしまうのですが「すごいな!」のひと言でした。まつげエクステは数多くある美容のひとつにすぎませんが、マツエクひとつで女性は大きな喜びを感じ、日々の自信にも繋がるものだということに、改めて驚かされましたね。

目元が変わるだけで、顔の印象ってすごく変わりますよね。マスク生活が続いている今、やはり目元に目がいく機会が多いので、目元の美しさだけで魅力を伝えられるということをさらに実感しています。

開発者に聞く!LEDエクステはどう生まれた?

松成さんインタビュー4 led

本題のLEDエクステについてお聞きします。さっそくですが、LEDエクステの開発のきっかけを教えてください。

LEDエクステの開発は、コロナの影響もあったので着想後、実際に動き出してからは2年半〜3年弱ほどの期間をかけました。

LEDエクステは、まつげエクステに使用するグルーを原因としたアレルギーを極力発生させないことを目的として開発を始めたんです。ご存知のとおり、グルーから発生する有害な揮発成分、ホルムアルデヒドによってアレルギーが引き起こされたり、現時点ではアレルギーは出ていなくても、まつげエクステを続けることで将来的に発症するかもしれない可能性があります。このグルーアレルギーは、お客様だけでなく、ずっと同じ環境下で施術をしている施術者にも同様にリスクがあります。そんなグルーアレルギーを発生させない商品を作りたかったんです。

LEDエクステで使用するグルーの開発においては試行錯誤を続け、ある程度、商品化できるレベルにまで達してからは、施術者とお客様、どちらにもデメリットが生じないようにすることにこだわって開発を続けました。デメリットが出ないようにするとは当然のことのようですが、これが難しいんです。グルーの場合、低刺激=モチが悪くなる。逆にモチが良いもの=刺激が強いというのが定説。そのあたりのバランスを取りながら、施術者にとっては時間が短縮できる、お客様には従来のエクステと比べてしみない、モチが良い、つけ心地が軽いなど、双方どちらにも喜んでもらえるグルーが完成したと思っています。

LEDエクステの開発において、特に時間がかかったところはどこでしょうか?

どの作業にも時間がかかりましたが、ライトで固まるグルーを作ることに時間がかかりましたね。しかしホルムアルデヒドの発生を抑えることを主目的に開発を進める中で、従来のグルーよりも持続が良いという副次的なメリットが得られることが分かってきたんです。開発中にメリットがいくつも出てきたため、どのタイミングでリリースすべきかという点でも悩みました。

硬化させるためのライトの開発でこだわった点はありますか?

通常のまつげエクステの施術では、ライトは使いません。そのため、施術工程にライトの照射が加わることによって作業効率が落ちたり、大幅に施術時間が延びてしまったりすると、その分単価を上げたり、お客様を取れる人数に制限ができてしまったりと、サロンさんを圧迫することになってしまいます。この事態は避けなくてはならないため、操作性の高さに重点を置いてライトを開発しました。

LEDエクステを導入したサロンさんや施術者さんからの声はいかがですか?

アレルギーでこれまでマツエクができなかった方が付けられるようになったり、3週間しか持続しなかった方が、1.5倍モチが良くなったりと、嬉しい声が届いています。長く時間をかけて作った商品は間違いではなかったと、心から実感しています。
ただし、グルーアレルギーを発生させないという試みから始まったLEDエクステですが、ゼロにできたわけではないので、これからも引き続き開発や改良を行っていきたいですね。

ズバリ、LEDエクステを導入するメリットを教えてください。

正直、メリットだらけなので導入しない手はないです!自信を持って言えます!!
ただ、LEDエクステの魅力をどう打ち出すかは、サロンさんの客層や考え方によって変わってくるのかなと思います。例えば、グルーアレルギーが少ないことを売りにする、1.5~2ヶ月の持続力があるということを売りにする、短い施術時間でマツエクを受けられることを売りにするなど。このようにLEDエクステの打ち出し方は、サロンさんの考え方次第ですし、いずれもお客様にとって魅力的なメリットだと感じています。

松成さんインタビュー37

つまり、LEDエクステを導入することは、単に施術メニューやオプションがひとつ増えたというだけではなく、サロンブランディングの幅を広げることができる、ということが最も大きなメリットだと感じています。LEDエクステをブランディングツールとして活用すれば、新規顧客の流入や単価アップも目指せるのではないでしょうか。

【経営哲学】松成さんの経営理念とは?

松成さんは、どのような思いで会社を経営されているのでしょうか?お考えをお聞かせください。

「omeエンタープライズ」は2005年の創業以来、施術者の方に安心・安全な商材を提供することを第一に運営してきました。例えば、13年以上ご愛顧いただいている弊社のロングセラー商品「メディカル系 国産ブラックグルー」は、発売した2008年当時、アイラッシュ業界では珍しかった日本製グルーの先駆けでもあります。

まつげエクステの施術には、繊細な目元の周りを扱う高い技術力を要します。その技術をサポートする商材も重要です。商材の不具合によって、サロンさんがお客様からの信頼を損ねてしまう可能性もあります。当然のことではありますが、我々はそれほど重要な商品を扱っているということを念頭に、品質管理を徹底し、サロンさんに安心して使ってもらえる商材を作っていきたいと考えています。

松成さんがお仕事をするにあたって、1番大事にしていることは?

仕事の仕方という意味合いだと、自分が立てた目標に向かっていくまでの1日1日にベストを尽くす、些細な日々にベストを出し続けることを心掛けています。今日という日が、これまでの人生で1番かっこいい、1番ステキと自分自身で思えるように、とスタッフにも伝えています。「今日なにもしてない気がする…」なんて日は作らないように。僕も37年生きていますが、今日の自分がこれまでで1番かっこいいと思って生きています!(笑)

松成さんインタビュー5

まとめ

若干37歳にして、代表取締役として「omeエンタープライズ」を率い、安心・安全かつ画期的な商材を作り続けてきた松成さん。商材の開発に関しては、施術者だけ、お客様だけにメリットがあるのではなく、両者が喜んでもらえるものを作りたいという熱い思いが伝わってきました。そんな思いで作られたLEDエクステは、安全性・持続力・スピードのどれをとっても他にはない革新的な技術。LEDエクステの誕生が、アイラッシュ業界史に大きな変革をもたらしたことは間違いないでしょう。211117Euk

この記事をシェアする