外に出る際はコーティング、マスカラ…何か付けた方がいい?

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メイク時間を短縮し、目力をアップできるマツエクですが、「取れやすくてコスパが悪い!」なんてお客様からの声があることも。マツエクが取れてしまう原因は、マツエクを施したまつげのケア不足にあるのかもしれません。外出の際のダメージについてお客様にきちんと説明し、せっかくのマツエクを長モチさせるためのポイントをお伝えしましょう。お店にコーティング剤やマスカラといった商材を置いているなら、購入に繋がるかもしれません。外出時のマツエクのコーティングの必要性について、詳しく見ていきましょう。

外出する時のまつげのダメージって?

マツエクの上には何もつけない」 そんな人も少なくないはず。すっぴんまつげで出かけた場合のまつげへの影響について確認していきましょう。

まつげダメージの外的要因は?

外出先においてのまつげダメージの要因にはどんなものがあるのでしょうか。もちろん環境や季節により影響の大きさは変動しますが、

紫外線

乾燥

ほこり 

以上の3点がまつげダメージの大きな要因です。ひとつひとつみていきましょう。 

紫外線 

紫外線から肌や髪の毛を守るUVケアの必要性は、今や常識。しかし、まつげまでUVケアした方がよいということまでは知らない人もいるのではないでしょうか。まつげも髪の毛と同様に紫外線ダメージを受けるもの。まつげのたんぱく質が損なわれ、キューティクルがはがれてしまうのです。キューティクルがはがれると、まつげの水分が蒸発してパサパサの質感に。「秋にまつげが抜けやすいかも」というお客様は、夏に受けた紫外線が影響しているのかもしれません。

乾燥 

次に乾燥です。仕事中は乾燥した室内で過ごすという人もたくさんいるはず。目の周りの皮膚はデリケート。乾燥したまぶたはまつげの発育に適しているとは言えません。乾燥による目のかゆみも要注意。こすって刺激を与えることは、自まつげにもマツエクにもダメージとなってしまいます。

ほこり 

最後に、ほこりについてです。まつげは「異物が目に入ることから守る」という特性上、 ホコリがつきやすい部分です。外には目に見えないサイズのホコリがたくさん。ホコリがまつげについた状態でそのままにしておくと、雑菌が繁殖する原因になってしまいます。

ダメージを受けたまつげの状態は?

外的要因からダメージを受けたまつげ。どんな影響が考えられるのかというと、抜ける・切れる・少なくなる・細くなる・ハリがなくなるなどが代表的です。

  • まつげとまつげの間隔が大きくなった
  • まつげの長さが短くなっている
  • まつげがまばらでボリューム感がない

これらはまつげダメージが原因かもしれません。こんな状態ではアイメイクも映えませんよね。

ダメージまつげがマツエクに及ぼす影響

マツエクは自まつげの状態によって付けられる太さや長さ、量が変わるもの。ダメージまつげにマツエクをつける場合、どんな影響があるのでしょうか。

マツエクがつけられる自まつげが少ない

自まつげが弱っているのでマツエクが取れやすい

自まつげが細くなりマツエクの重みで下がってくる

 

ダメージまつげにはこんなデメリットがあるため、

「こんなデザインにしたい!」

「この本数つけたい!」

といったマツエクデザインのご要望に応えられない可能性があるのです。

どんなケアをするべき?

外出時のまつげにはどんなケアができるでしょうか。詳しくみていきましょう。

自分でできるケア、どんなものがある?

マツエクを自分好みのデザインでつけるために必要なのは、健康な自まつげ。お客様自身の日々のケアが必須です。自宅でできるまつげケアについて理解し、お客様にきちんと伝えられるようになっておきましょう。

自分でできる外出時のまつげケアは、外ではコーティング剤やマスカラをつけてダメージの外的要因を排除することです。 コーティング剤、もしくはマツエク専用マスカラをつけるようにしましょう。

マツエクのモチを左右する重要アイテム・コーティング剤の役割

まずはコーティング剤ついて詳しく把握していきましょう。

コーティング剤で接着面を補強する

水分や油分から接着面を保護する

摩擦の刺激を軽減する

マツエクのデザインをキープする

 

以上がコーティング剤の主な役割です。個人差はありますが、コーティング剤を全く使用しなかった場合とコーティング剤を使用した場合では、1週間から10日ほどマツエクのモチが良くなると言われています。

マツエクとは、極細のラッシュをグルーで自まつげにつけるもの。コーティング剤はマツエクと自まつげの接着面を補強するものです。ネイルでいうとトップコートの役割を果たします。あまり重要視していないお客様も多いですが、マツエクのモチを左右する重要なものなのです。

グルーは皮脂などの油分に特に弱いという性質があります。メイクをしていない日でも皮脂は分泌されています。コーティング剤がグルーを水分や油分から守り、マツエクのモチをよくします。

さらに、コーティング剤はマツエクのデザインをキープする役割も担っています。マツエクをして一定期間経つとまつげの伸びなどにより毛の方向が変わり、ばらついた印象になってしまうことも。見た目が悪いだけでなく、隣のラッシュにかかり抜けやすくなる状況を作ってしまうことにもなりかねません。コーティング剤をつけてデザインキープすると同時に、スクリューブラシで毛流れを整え、施術後のマツエクの状態を保つようにするのがいいでしょう。

正しく使わないと効果半減?コーティング剤の正しい使い方

コーティング剤を正しく使わないと、まつげにしっかりと栄養が行き渡らないこともあります。コーティング剤のつけ方も把握しておきましょう。

コーティング剤の正しいつけ方手順

1.洗顔でまつげの汚れや皮脂を落とす

2.スクリューブラシでマツエクの流れを整える

3.ドライヤーの冷風を少し離したところから当て、まつげの水分を取る

4.コーティング剤をマツエクの接着部分を中心に塗る

5.軽くブラシでとかし、余分なコーティング剤を取る

大事なことは、乾いたまつげにつけること!洗顔後すぐの濡れた状態やスキンケアがまつげについた状態ではコーティング効果は半減してしまいます。しっかりとつけるべきは自まつげとラッシュの接着部分。ここを意識してつけるようにしましょう。また、コーティング剤のつけすぎはまつげ同士がくっつき、マツエクの取れる原因にもなってしまうことも。コーティング剤の量にも注意が必要です。

おすすめ商材5選

外出の際におすすめしたいコーティング効果のある商材を5つ紹介します。

透明タイプのおすすめコーティング剤

・クリスタルドロップコーティング 7ml (ペンタイプ)

出典:BEAUTYGARAGE

BLINK LASHから販売されている透明タイプのコーティング剤。筆タイプなので接着面にピンポイントでつけることができます。ヒアルロン酸配合なので、まつげの水分量をアップさせる効果が。まつげの乾燥が気になるという人に最適のコーティング剤です。容器にはスワロフスキー付きで、見た目のかわいさにもこだわるお客様にもおすすめです。

・【Rroir】クリアコーティングマスカラ美容液 10ml

出典:FoulaStore

続いて「Rroir(ルアー)」のブラシタイプのコーティング剤です。筆タイプは難しいというお客様には、扱いやすいブラシタイプがいいでしょう。朝晩2回、根本からしっかりと塗ることで、まつげにツヤを与えつつマツエクをコーティングしてくれます。加水分解コラーゲンをはじめとする美容成分がしっかりと配合されており、ダメージに働きかける効果で使い続けることで健康なまつげに。オレンジ色のおしゃれなパッケージもうれしいところです。

黒タイプのコーティング剤

・フェニックス コーティングリキッド ブラック 5ml

出典:BEAUTYGARAGE

「Odrtte(オデット)」の黒タイプのコーティング剤です。さらっとしたテクスチャーのため、目元をはっきりさせつつもナチュラルに仕上げることができます。使いやすい10℃カーブブラシで、根本からしっかりとモチ上げるようにしてつけましょう。べたつかないコーティングフィルムでダメージの外的要因とマツエクのデザインを守ってくれる強い味方。ボリュームラッシュを装着したまつげにも対応しているのもポイントです。

・ヒアルロン酸配合 プリズムコーティング ブラック<筆タイプ>

出典:BEAUTYGARAGE

MedicaLash(メディカラッシュ)は医療の視点に着目して開発された黒タイプのコーティング剤。接着部分を中心に塗りやすい筆タイプです。保湿成分のヒアルロン酸配合で、乾燥しがちなまつげに潤いを与えてくれます。マツエクのコーティングと印象的な目元、その両方を実現してくれるアイテムです。

 

マツエクにも使用可能なマスカラ

・【アイスペシャリテ】ベストオブマスカラベーシック 6g

出典:BEAUTYGARAGE

このマスカラの特徴は美容成分が豊富なこと!この中に最新の技術がグッと詰まっています。目元全体の血行をよくする効果が期待できたり、まつげの成長ホルモンを促進してくれたりと、目元に嬉しい効果がたくさん。繊細な特殊ブラシも人気の理由です。上まつげはもちろん下まつげや細いまつげをしっかりとキャッチしてくれます。お湯でオフできるため、肌への刺激は最小限です。

まとめ

コーティング剤はマツエクのモチを良くする必須アイテム

コーティング剤には、マツエクデザインをキープしたり美容成分が配合されていたりと、まつげにとって嬉しい効果がたくさん。外出時のまつげへのダメージをアイリスト自身が把握しておかなければ、お客様に注意喚起するのは難しいはず。施術の際に毎日のケアの重要さについての説明を取り入れ、具体的にコーティング剤の使い方をレクチャーするとよりしっかりと理解してもらえるのではないでしょうか。サロンでコーティング剤を取り扱っているなら、ホームケアアイテムとして購入してもらうことで1人当たりの単価アップにもつながります。お客様としても、マツエクのモチがよくなることは願ったり叶ったりのはず。マツエクを長く楽しんでもらえるよう、積極的におすすめしてみてください。180823Ess

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