個人間売買で使用する人も多い、「メルカリ」。古着や使わなくなったブランド物など、手軽に「使わないもの」を出品し、「使いたい人」が使ってくれるという優れもののサイト・アプリですよね。では、マツエクに関連するものでは、どんなものが販売され、購入されているのでしょうか？商材の仕入れなどにも使用して良いのか、気になるところ。メリット・デメリットを含め、そこにあるリスクについても解説します。

「メルカリ」とは？どういう仕組なの？

最近耳にする機会の多い「メルカリ」。まずはどういうものなのか、詳しく確認していきましょう。

「メルカリ」っていったい何？

目を引き付けるCMやニュースでも耳にする機会のある「メルカリ」。詳しく知らなくとも、耳にしたことはあるのではないでしょうか。

「メルカリ」は今人気のフリマアプリ。24時間商品が販売されている、インターネット上の個人間取引、フリーマーケットの場です。

です。実際のフリマ同様、出品者さんとの値下げ交渉も可能。早い者勝ちで商品を購入するという仕組みです。スマホで気軽にショッピングを楽しむことができる場の1つになっています。以前はスマホ利用のみでしたが、現在ではパソコンからでも売買できるシステムに変更。ユーザーのさらなる拡大要素につながっています。

出典：メルカリ

現在日本はもちろん、アメリカ版やイギリス版のアプリのサービスも提供されており、2017年12月時点で1億ダウンロードを突破。「メルカリ」の経営方針として掲げられている「新たな価値を生み出す世界的なマーケットプレイスを作る」という目標に向け、短い期間の間に着実に歩を進めていることがわかります。

 

出典：メルカリ

2018年7月には累計出品数が10億個を突破。右肩上がりの上昇率で、ダウンロード数だけでなくユーザーも年々増えている様子が伺えます。ユーザーが増えるということは、販売されている商品数も多いということ。欲しい商品が探しやすいのも人気の理由です。

「メルカリ」売買の流れを知ろう！

という一連の流れになっています。

個人売買取引の場ではありますが、お金のやり取りは「メルカリ」運営事務所が仲介 しています。支払い完了後、すぐに出品者にお金が入るのではなく、購入者が受け取り連絡をした時点で売上金に反映されるという流れ になっています。これは以前オークションサイトなどで頻発していたトラブルを未然に防ぐための処置。お金だけ払って商品が届かない、などの不正取引のトラブルに巻き込まれにくいのも安心して利用できる理由です。

大事な個人情報の取り扱いは大丈夫？

個人間取引で一番の不安要素が、個人情報の取り扱い。接点のない相手に個人情報を知られるのは抵抗がある！そんな理由でフリマアプリなどの利用を躊躇している人もいるのではないでしょうか。

「メルカリ」の場合、名前や住所といった個人情報が確認できるのはメルカリ事務所。発送手段によって必要な情報のみが出品者に開示されることになります。どうしても個人情報を知られたくない！そんな人にうれしいのが「らくらくメルカリ便」 というシステムの存在。匿名での発送が可能となるため、お互いに個人情報を知ることなく商品の受け渡しを行うことができます。

安心して取引をできるシステムが整っていることも、「メルカリ」のユーザー獲得につながっているようです。

「メルカリ」人気の理由！

「メルカリ」人気の理由はいったい？人気の理由に迫ります。

買う側にとっては

 

売る側にとっては

 

そして、双方に通じるのが

取引が簡単

ということです。

気軽にスタートできる手軽さと、手間やリスクを最小限に抑えたシステムが「メルカリ」人気の理由になっているようです。「メルカリ」の登場がネットショッピングの新しい形を形成しています。

「マツエク関連」だと、どんなものが売れている？

中にはだれが買うの？と思ってしまうようなものまで販売されている「メルカリ」。マツエク関連商品ではどんなものが売れているのでしょうか。

「メルカリ」ユーザーの年齢層と性別

「メルカリ」ユーザーの年齢層は広がりをみせています。出点数の多いカテゴリを見てみると多いのは、レディースファッション、コスメ・美容品、ベビー用品といったアイテムです。また、CMも女性に向けたおしゃれな構成。このことからも「メルカリ」ユーザーには女性が多いことがわかります。また、ユーザーはどの世代にも広がっていますが、スマホ利用に抵抗の少ない10代～30代の若い世代が特に多くなっているようです。

マツエク関連で売られているもの

とにかくいろんな商品が販売されている「メルカリ」。ユーザーに若い女性が多いこともあり、マツエク関連アイテムも多数販売されています。

マツエク関連の商品は、どんなものが売れているのでしょうか。検索機能で「マツエク」と入力してヒットするアイテムにはどんなものがあるのかを見ていきましょう。

マツエクユーザーに向けたアイテム

アイリストに向けたアイテム

といった商品が販売されています。マツエクセルフキットといったアイテムもありました。販売しているのは、個人はもちろん、業者やもともとサロンで使用しており使わなくなったものなど様々のようです。マツエク関連で売れているもので見てみると、美容液、コーティング剤、セーブルが人気のアイテムのよう。アイリストにしか需要がないアイテムは積極的に売れているというわけではないようですが、一定数の販売実績はありました。

商材の仕入れなどには使用できるか？

「メルカリ」をサロン商材の仕入れに使用することはできるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

「メルカリ」でマツエク関連アイテム購入のデメリット

「メルカリ」での購入において不安な点、それは商品の管理方法に明確な規定がないことです。たとえ10年以上前に購入したものであっても販売することは可能。正しい申告をしているかどうかも定かではありませんし、管理状態もわかりません。これは大きなデメリットと言えます。

また、個人だけでなく業者も「メルカリ」で販売していますが、「メルカリ」で販売すると手数料が10％発生します。新品で販売されているものは割高の価格設定になっていることも。必ずしもお得に買えるわけではないことも把握しておきましょう。

「メルカリ」でマツエク関連アイテム購入のメリット

「メルカリ」で商品を購入するメリット、それは安い金額で購入できることです。できるだけ抑えたい商材の仕入れ金額。「メルカリ」で販売されている商品をサロンでの仕入れに上手く取り入れることでコストダウンにつなげることができれば、それは大きなメリットと言えるでしょう。

気に入って使っていたものが現在廃盤に！そんなときでも「メルカリ」なら見つけられるかもしれません。

サロンでの仕入れには不安！個人使用にとどめるのが吉

「メルカリ」で仕入れする際は

• 消費期限のないもの
• 管理に問題のないもの
• 個人的に使用するもの

この3点に絞りましょう。

マツエクは繊細な目部分に行う施術。サロンにとって1番重視すべきポイントは、何と言っても安全性！お客さんとの信頼性にかかわる部分のため、かかるコストよりも重要です。お客さんに直接使用するものを「メルカリ」で仕入れるのは避けておいた方が無難でしょう。特にグルーや目元パック、美容液などのコスメには消費期限があります。管理状態がわからないことからも、安全性を重視するためにも、消費期限があるものは不向きです。

グループレートやスクリューブラシといった管理状態にあまり影響されないものなら、「メルカリ」での購入でも問題ありません。サロンで使用するスツールや照明などを購入する場合は、お客さんに使用する前に安全面を確認してからにしてください。

購入は自己責任ということを念頭に置いたうえで、練習用などとして個人的に使うもの、試しとして取り入れてみたいものなどをお安く購入するのも良いかもしれません。その際は商品の情報をきちんと読み込み、必要に応じて出品者さんへの質問などで商品状況を確認するようにしましょう。

「メルカリ」の仕組みや注意点をしっかりと理解した上で、賢く利用してください。

「メルカリ」は賢く使おう！

ユーザーの多い人気フリマアプリ「メルカリ」。マツエクユーザー向けのアイテムはもちろん、アイリストが使用するアイテムも多数販売されており、中には普通に購入するよりもはるかに安価で購入できるケースもあります。しかし、サロンの仕入れに活用する場合には注意が必要！お客さんの安全を一番に考え、お客さんとアイリスト双方が安心して使用できると判断できるもののみに留めておくことが大切です。便利でお得な「メルカリ」というツール、利用するなら賢く取り入れましょう。180802Ess