なぜ?リペアにきた方のカールが緩くなっている原因って何?

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リペアは、マツエクのきれいな状態に保つために必要な施術です。お客様の中にも、きちんとリペアをしてメンテナンスしている方もいらっしゃることでしょう。
リペアを行う際、マツエクがつけた当時とは違う状態になっているのは自然なことですが、「なぜカールまで緩んでいるんだろう?」とふと疑問を抱いた経験はありませんか?そこで今回は、リペアにきた方のマツエクのカールが緩んでいる原因に迫ってみたいと思います。
定期的にリペアに通っていただくためにも、カールが緩む原因を知ってお客様に有益な情報を伝えられるよう準備しておきましょう。

マツエクのカールが緩んでいる…

リペアで来店されたお客様のエクステを確認したとき、カールが弱くなっているケースを見たことはありませんか?抜けたり、向きがバラついてしまったりするだけでなく、カールが緩くなっている…あの現象はなぜ起こるのでしょうか?

エクステの毛質によってはカールが緩みやすくなるものがある

マツエクと言っても、その種類はさまざま。毛質の違い、長さの違い、カールの違いなど、幅広いバリエーションの中からお客様の理想と自まつげの状態に合うものを選定していきます。
リペアの際にカールが緩くなっているお客様は、そもそもカールのモチの悪い毛質を選んでいたり、自まつげに合っていないマツエクを選んでいたりする可能性が否めません。他店で施術を受けたお客様のリペアを行う場合は、安価で硬い素材のエクステがついていないか確認することが大切です。
また、持続力の高さや軽さが評判を集めているフラットラッシュも、実はカールが緩みやすい種類の一つ。他の毛質と違って平たい形状になっているため、熱の影響を受けやすいという特徴があるようです。
カールの緩みが気になるお客様には、フラットラッシュを避けるかきちんとケアを行ってもらうよう注意喚起を行うことが重要です。

自まつげが伸びるとカールが緩んだように見えることも

マツエクのベストな状態は、施術直後。施術時の自まつげの状態に合わせてマツエクをつけるので、自まつげに変化が起こるとマツエクの見え方も当然変わります。
リペアのときにカールが緩んでいるように見える人の中には、自まつげが成長しているケースも。自まつげが伸びると、その分マツエクのついている場所が根元から離れてしまうため、マツエクのカールが緩んだようにも見えてしまうのです。
リペアを行う際は、本当にマツエクのカールが緩んでしまっているのか、それとも自まつげが成長しただけなのかの見極めが大切。リペア対象となるマツエクの根元を見て、他の根元に比べて伸びている状態が分かれば、マツエクのカールが緩んだのではなく自まつげが伸びただけの可能性が高いと言えます。
一方、他の箇所と根元の伸びに大差がないにも関わらずまつげが下がったように見えているのであれば、マツエク自体のカールが緩んでいることを疑いましょう。

マツエクのカール緩むことで起こるデメリットとは?

マツエクのカールが緩むと、実はさまざまなデメリットが起こります。自まつげにまで影響が及ぶ可能性もあるため、カールの緩みを見過ごしてしまうのは危険です。

カールが緩むと見え方が変わってくる

抜けや向きの違いはパッと見て分かりやすい変化ですが、マツエクのカールの緩みは意外と気づきにくいのが難点。とは言え、施術直後の見た目とカールが緩んだ状態での見た目とは顔の印象が変わってしまうため、カールの緩みにも気をつけながらリペアに通っていただくことが大切です。

下がったまつげが気になって触ってしまう

マツエクのカールが緩んでくると、目元に違和感が現れやすくなります。そのため、まつげの存在が気になってつい触ってしまう回数が増えかねません。マツエクは摩擦による刺激を苦手としているので、触る回数が増えることによってモチの期間が短くなってしまいます。
自まつげへの負担も大きくなるため、カールの緩んだマツエクをつけっぱなしにしておくことはハイリスクだと言えるのです。

向きが変わったりまつげごと抜けてしまったりする

マツエクはグルーを使って自まつげに接着しますが、使用するグルーの量はマツエクのカールの強さによっても変わります。元々のカールの強さに合わせて接着されているため、マツエク自体のカールが緩むと向きが変わったり自まつげごと抜けてしまったりする可能性も。
マツエクのバラつきに悩むお客様には、カールキープ力の高い種類を提案してみるのも一つの方法かもしれません。

マツエクのカールが緩む原因

ビューラーやまつげパーマとは違って、各段にまつげのカールが落ちにくいというのがマツエクの強み。しかし、日々の過ごし方によっては、マツエクもカールが緩んでしまう可能性があるのです。
どのような原因でマツエクのカールが緩むのかを知っておくと、お客様に対処法をお伝えしやすくなるので、知識を蓄えておきましょう。

ドライヤーやシャワーなどの熱

フラットラッシュなどカールが緩みやすいマツエクは、特に熱の影響を受けやすいという特徴があります。お風呂上りにドライヤーの温風を長い時間あてたり、熱いシャワーを浴びたり、ホットビューラーを使用したりといったことが日課になっていると、マツエクのカールにも変化が現れやすくなるのです。
その他、サウナやホットヨガなどの熱も、マツエクのカールを緩める原因となりかねません。カールの緩みが気になるお客様には、マツエクに熱が加わるような機会が多すぎないか
を確認してみると良いでしょう。
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水の重み

先ほど、マツエクはドライヤーの熱などに弱いとお伝えしましたが、だからと言って濡れっぱなしにしておいて良いというわけではありません。お風呂上りなど、マツエクを濡れっぱなしの状態で放置すると、重力によってマツエクに付着した水の重みがカールしている方向とは逆の方向に力を加えてしまいます
水の重みによるカールの緩みを防ぐには、髪と同様マツエクもしっかり乾かすことが大切。お風呂から出たあとだけでなく、雨や汗などの水分が付着したときも、できるかぎり乾かすように意識してもらうとカールが維持される期間も長くなることでしょう。
マツエクを乾かすときは、ドライヤーの風を冷風にしておくことがポイント。目元からドライヤーまでの距離をしっかりと確保し、冷風が優しくマツエクにあたるような状況で乾かすようお客様にお伝えしましょう。

マスクからの息漏れ

外出時はマスクが手放せない昨今ですが、実はこのマスク生活もマツエクのカールを緩める原因の一つとなっています。不織布タイプのマスクは、上辺にワイヤーが入っていて、鼻筋にフィットできるような仕様になっていますが、きちんと隙間なくマスクをつけている人は多くありません。
ワイヤーを鼻筋に沿わせて隙間をなくしているようでも、マスク内の息は目元へと漏れ出てしまいます。マスクから漏れ出る息は、湿度をたっぷり含んでいるため、マツエクのカールのモチに影響を与えかねません。
マスクをつけ始めてからマツエクのカールが緩みはじめたというお客様には、ノーズパッドメガネが曇らないよう工夫されているマスクをおすすめしてみましょう。

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まとめ

マツエクのモチを良くするために努力しているアイリストは多いもの。

しかし、マツエクのカールの緩みについては、お客様にもある程度努力いただかなければいけないケースが珍しくありません。
リペアの際、マツエクのカールの緩みが頻繁に見られるお客様には、そのお客様の日常の過ごし方に合った改善方法をお伝えし、モチのアップにつなげてみてください。210530Eue

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