【マツエクデザイン提案】来店頻度が落ちやすい今だからこそ、「取れても気にならないデザイン」を極めよう

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全国的に第2波が発生しつつある現在。新型コロナウイルスによる自粛の影響を受け、今までコンスタントにサロンへ足を運んでいただいていたお客様も、来店頻度が落ちている…。こんな悩みを抱えるサロン・アイリストは多いかと思います。
仕方のないこととは言え、まつげのプロとしては心配になることもたくさんあるのではないでしょうか。今回は、来店頻度が落ちやすい今だからこそ、改めておさらいしておきたいポイントについて確認していきたいと思います。
そこで今回は「取れても気にならないデザイン」を追求してみます。今の時代に求められる技術を磨きアイリストとしての幅を広げていきましょう。

提案例①取れてきても気になりにくいデザイン選定

今までに経験したことのない状況に立ち向かっている、世界中の人々。日本に住む私たちも、例外ではありません。おそらくほとんどのサロンで営業を再開しているかと思いますが、今までと同じようには営業できていないというサロンも少なくないでしょう。
お客様の中にも、今までのように定期的にはサロンへ行けなくなったという人がいます。そんなお客様にも安心してマツエクを楽しんでもらうには、“マツエクが取れてきても気にならないようなデザインの選定”を行うことが大切です。

自まつげに対して長すぎる・太すぎるデザインはNG

次回来店までのスパンが空いてしまいそうなお客様には、マツエクが取れても違和感が出ないようなデザインの選定が求められます。
ですが、“取れても違和感のないデザインって、どんなものを選べば良いのだろう…?”
このように考えるアイリストも、多いことでしょう。“どんなデザインなのか”と考えることも大切ですが、“どんなマツエクなら取れても違和感がないのか”に着目するほうが、答えを導きやすくなります。
例えば、お客様の自まつげに対して長くて太いマツエクをつけたとしましょう。目元の印象がガラッと変わるので、施術直後は大胆なイメチェンを果たすことができるでしょう。
イメチェン願望の強いお客様には喜ばれるデザインですが、このデザインには難点が一つ…。イメチェン効果が高いということは、エクステが取れてしまうと元の目元に戻ってしまうということです。
分かりやすく言えば、華やかな目元から普段通りのナチュラルな目元へと“逆イメチェン”を果たすようなイメージ。また、自まつげに対して長くて太いマツエクは、そもそものモチがあまり良くはありません。
“マツエクが取れてしまっても気になりにくいデザイン”かどうかはもちろん、“モチ”の観点から見ても、長すぎる・太すぎるデザインは避けるべきだと言えます。

長めのマツエクには短めのマツエクを混ぜて対応すると◎

長すぎるマツエクはNGであっても、お客様の好みとして長めのものがお好きな方もいらっしゃいます。長めのデザインを希望されるお客様に対して、“取れてくると印象が変わってしまうので…”とお断りするわけにもいきませんよね。
そんなときにおすすめなのが、長めのマツエクと短めのマツエクをミックスして使う方法。長さを統一したエクステをつけると、

・華やかな印象になる

・アウトラインがそろって見える

・デザインの形が見えやすい

などのメリットがあります。しかし、数本取れるとアウトラインが崩れてしまうため、“マツエク取れた感”が如実に出てしまうのです。
一方、長めのものと短めのものをミックスして使うと、

・根元の密度が高くなる

・自まつげになじんでよりナチュラルな仕上がりになる

・ナチュラルにボリュームアップできる

などのメリットがあります。この方法を使えば、根元の密度が高まるので、数本取れた程度では全体のデザインに影響を及ぼしません。次回来店までにしばらく期間が空いてしまいそうなお客様にも、マツエクを長く楽しんでもらいたい。そう考えるのであれば、長め・短めのマツエクをミックスして使う方法も知っておくと良いでしょう。
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CカールやLカールよりもナチュラルに仕上がるJカールがおすすめ

長さ・太さはもちろん、カールの強さについても注意を払わなければいけません。まつげがクルンと上がって目の印象がガラっと変わるのは、“Cカール”や“Lカール”などカールの角度が強いもの。頻繁にご来店いただけるときには、アイリストがお客様の目元の変化にすぐ対応できるので、要望に合わせてカールの角度が強いものを選んでも何ら問題はありません。
しかし、次回来店まで日が空いてしまう場合は、長め・太めのマツエクと同じく、カールの強いマツエクは取れたときにガラッと“逆イメチェン”が起きてしまいます。自まつげの角度とマツエクの角度に差があるので、マツエクの本数が少なくなるほど、マツエクが浮いて見えてしまうのです。
このような状況にならないようにするためには、自まつげに近い角度である“Jカール”などナチュラルな角度のものを選ぶのがベスト。“次回までにマツエクが全部取れてしまったらどうしよう…”という不安を抱えているお客様には、断然Jカールのマツエクを用いたナチュラルなデザインがおすすめです。

モチの良いものをすすめる

来店頻度が落ちてしまうときこそ、マツエクの“モチ”に着目することが大切です。いかにモチを意識したものが提案できるか。アイリストの腕の見せ所でもあります。

持続性の高いデザインをおすすめする

さまざまな技術が日々誕生している、マツエク業界。施術メニューにもいろいろなものがあり、お客様の要望や好みに合わせて選択していきますよね。
次回来店までに日が空いてしまう場合には、“フラットラッシュ”や“ボリュームラッシュ”など、持続性の高いマツエクを選択するのがベストだと言えます。
フラットラッシュの特徴は、

・断面が平たい ・軽い ・グルーの接着面が多い

など。

一方ボリュームラッシュの特徴は、

・少ない自まつげでもしっかりボリュームアップできる

・やわらかくて軽い

・自まつげとの接着面が多い

などです。

両者に共通して言えるのは、“軽い”かつ“自まつげにもしっかり接着できる”ということ。これらの特徴から、フラットラッシュ・ボリュームラッシュはモチの高い毛質であると言えるのです。

サロンにとってもメリットもあり!?
モチの観点から、次回施術までの期間が空いてしまう場合にもおすすめできるメニューである“ボリュームラッシュ”。しかしシングルラッシュよりも割高なため、普段は敬遠されがち…というサロンも少なくありません。今まで通りのスパンで施術が受けられない人にとって、“モチが良い”というのは、とても魅力を感じるポイント。少し割高なボリュームラッシュも、次回の施術までに時間が空くことから、きちんとモチの良さについて説明できれば、オーダーされる確率もアップします。“次回までの期間が空く”というのをプラスに転換できるよう、発想を変えてみてくださいね。

次回来店までの「ホームケア」についても説明

次回来店までに期間が空いてしまうお客様には、マツエクが取れても気にならないデザインの提案だけでなく、自宅でできる“ホームケア”についての説明もいつも以上に重要です。お客様ご自身でもできるケア方法をお伝えすることは、マツエクのモチを向上させるためにも大切。
自まつげの成長を促すためにも必要な作業なので、きちんとお伝えしておきましょう。

日常的に意識したいことのおさらいをする

施術後は、マツエクを意識した行動がどれだけ取れるかによって、モチの長さが変わってきます。クレンジングや洗顔の方法、湿気対策、触らない、引っ張らないなど、日常を過ごす上で知っておいてもらいたいマツエクケアの“基本”についても、もう一度おさらいしておきましょう。
何度もマツエクの施術を受けている人であっても、意外と基本を忘れがちだったりもします。次回の施術までに時間が空いてしまうときは、こういった基本的なケアがとても重要です。
「これくらい知っているだろう…」ではなく、「もう一度初心に戻ってもらう」という気持ちで、マツエク上級者のお客様にもしっかり訴求していきましょう

まとめ

今までとは違い、サロンがどれだけお客様へ向けて継続して通ってもらえるような工夫をこらしても、次回の施術までに時間がかかってしまうのはやむを得ません。時間がかかったとしてもまたサロンへ来ていただくためには、直接お手入れできない間にもなるべく変化のないデザインを提案することや、来店できない間のホームケアをお伝えすることが大切。
いかにお客様目線に立って提案できるかはもちろん、なぜこのような提案をするのかもきちんと説明できるよう準備しておきましょう。200618Eue

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