【マツエクコンテスト】ボリュームラッシュの傾向差・海外と日本のデザイン差とは?

この記事をシェアする

最近では、日本のアイリストが世界の名立たるマツエクコンテストで、華々しい賞を受賞したというニュースも耳にするようになりました。しかし、ボリュームラッシュにおいては、日本のアイリストよりも海外のアイリストの方が高く評価される傾向にあるようです。その理由として、日本と海外とではボリュームラッシュの傾向やデザインに差があることが考えられます。日本人アイリストとして活躍するためにはどのようなスキルを身につけるべきなのでしょうか。

ボリュームラッシュの技術力評価は海外のマツエクコンテストでも外国人の方が高い傾向

最近では、世界各国で数多くのマツエクコンテストが開催されていますよね。世界的に見ても、日本人アイリストの技術力の高さには定評があり、コンテストで日本人が会場の注目を集めるという場面もめずらしくありません。実際にメジャーなコンテストで賞を獲得したり、国際コンテストの審査員に抜擢されたりなど、世界を股にかけて活躍している日本人アイリストも数多くいらっしゃいます。

しかし、実はボリュームラッシュの技術力においては、日本人よりも外国人の方が高く評価される傾向にあることを知っていますか?海外コンテストといえば、「Lash World Cup」や「LASH BATTLE」などがありますが、入賞する日本人はごくわずか…。技術力は高いはずの日本人アイリストが、ボリュームラッシュで結果を残しづらいのはなぜなのでしょう。

そのヒントは、海外コンテストで結果を残されている日本人アイリストさんの経歴に隠されています。では、世界で活躍されている日本人アイリストのひとり、中野沙耶香さんの輝かしい経歴を見てみましょう。

ラッシュアーティスト 中野沙耶香(@sayaka__nakano)さん

第1回アイデザイナーアイラッシュコンテストJapanGP

2011・2013・2014国際大会GP・金・銀・ベストテクニック賞・ベストデザイン賞受賞

2015・2016・2018国際大会審査員 など

 

マツエクの本場、アメリカロサンゼルスやイギリスでトレーニングを受け、世界レベルのボリュームラッシュの技術を習得。さらに日本人の骨格、まつげに合わせたデザインやファンの作り方なども会得されている。現在は、「ラシェスト テクニカル アカデミー東京校」でボリュームラッシュ講習の講師も務められている。


中野さんの経歴を見ると、まずマツエクの本場、海外で学んだ技術が根幹にあること、そして、その確かな技術をベースに日本人の骨格に合ったボリュームラッシュの技術を構築されていることがわかります。以上より、海外コンテストのボリュームラッシュで評価を得るためには、ヨーロッパやアメリカ、ロシアなどのマツエクの本場で、外国人の骨格や毛質などに合わせた施術経験を持ち合わせているかどうかが重要なポイントになると考えられます。つまり、日本と海外とでは学ぶ環境に圧倒的な差があるのです!

日本人と外国人のマツエクニーズ・そもそもの毛質などの違い

当然のことながら、海外で学べば、施術される側もほぼ外国人。ここが日本とは、明らかに環境が異なるポイントです。

一般的に、日本人のまつげの平均本数(片目)は、上まつげが100~120本、下まつげが30~40本といわれています。この本数は欧米人の6~7割程度しかありません。欧米人の方がまつげの本数が多いのは、単純に目幅が広いだけではなく、まつげの密度も高いことが理由です。ちなみに、日本人は1mm幅に生えているまつげは平均2.6本、対して欧米人は3.4本ものまつげが生えています。また欧米人のまつげは、日本人のまつげに比べて太くコシがあり、上向きに生えている人が多いことも事実。

以上より、海外には、大量のまつげを持つ欧米人に大量のボリュームラッシュを装着し続けることができる好環境が整っているのです。マツエクの施術技術を磨くためには、頭でセオリーを理解することももちろん大切ですが、実技の反復練習は欠かせませんよね。そのため施術される人が欧米人であるにより、ボリュームラッシュにおいては練習量や経験値にかなりの差が生まれてしまうのでしょう。

傾向の違いを理解し、日本人アイリストとしてあるべき姿を学ぶ

海外で技術を学ぶ方が、ボリュームラッシュの練習量は勝っているかもしれません。しかし、先にご紹介したアイリストの方々が、海外から輸入した本場の技術を日本流にアレンジしているといわれていたとおり、外国人のニーズと日本人のニーズが異なることは注目すべきポイントです。つまり、外国人に好まれるボリュームラッシュのデザインが日本人に好まれるとは限らないのです。

そのため日本でより多くのお客様を笑顔にするためには、日本人の目の特徴に合わせたボリュームの出し方を習得することが重要となります。このようにオーダーメイドな似合わせデザインを作ることは、最も難易度が高く、かつ必要とされる技術といえるでしょう。にもかかわらず、このような技術が海外コンテストで評価される機会は少ないかもしれません。

しかし実は…日本人アイリストとして求められるスキルを審査・評価してくれるコンテストがあるんです!2020年2月25日から開催予定の第3回 アイラッシュワールドカップ(※以下、EWC)です。第3回EWCは、日本人アイリストとしての技術力・提案力・接客力のスキルアップも視野に入れたコンテストになるとのこと。「トップアイリストたちの技術をこの目で見てみたい!」という方は、EWCの見学ができるラッシュフェスティバルに参加してみてはいかがでしょうか。「ラッシュフェスティバル」ではコンテストの見学だけでなく、特別セミナーを受講できたり、協賛企業のブースにて商品説明を聞けたり、商品を購入したりすることもできる魅力的なイベントです。申込期限は、2020年2月24日(月)23:59!ぜひチェックしてみてくださいね。ちなみに、コンテストに出場される方は、参加費無料・応募も不要です。

<ラッシュフェスティバル2020の概要>

日時

2020年2月25日(火)9:30~20:00

会場

品川クリスタルスクエア2階

場所

〒108-0075 東京都港区港南1-6-41

参加費

¥2,000(税込)

申込期限

2020年2月24日(月)23:59

ラッシュフェスティバル 参加申し込みはこちら

まとめ

マツエクコンテストのボリュームラッシュの部門では、日本人は不利といわれてきました。その理由は、人種的な違いにより海外で学ぶアイリストに比べて練習量に差が生まれてしまうから。しかし、日本人アイリストとして求められる繊細な技術力・接客力・提案力を伸ばせば、日本人ならではの、日本人にしかできない施術が可能になるはず!ぜひ「アイラッシュワールドカップ」をはじめとする日本人らしさを活かせる大会に参加して、技術を磨いてくださいね。190923Euk

この記事をシェアする