【最強すっぴんが叶う】アートメイクをした後はいつからマツエク可能?直後の対応も知識として知っておこう

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現在、美容技術のひとつとして注目度が高まりつつある “アートメイク”。これまでにBeautéでも何度かテーマとして取り上げてきましたね。マツエクと併用することで、すっぴん力を強化できることから、サロンに通われているお客様のなかでも実際にアートメイクを施されている方や、興味・関心を持たれている方もいらっしゃることでしょう。そこで、今回はアートメイクについてもう少し踏み込んだ内容をピックアップ。アートメイク後にマツエクを施術する場合、一体どれぐらいの期間をあけていただくのがベストなのでしょうか。アートメイクとマツエクの両方を安心・安全に楽しんでいただくために、詳しく検証していきましょう!

アートメイク後いつからマツエクは可能?

アートメイク後、一体いつからマツエクの施術をすることができるのでしょうか。まずはアートメイクについてのおさらいからしていきましょう!

アートメイクのおさらい!

アートメイクについては、過去にこちらの記事でも詳しく紹介してきました。

まずは、簡単にアートメイクについておさらいしておきましょう。
アートメイクとは、ニードルと呼ばれる専用針を皮膚に刺し、その部分に色素を入れることで、肌自体に染色を行うメイク術のこと。一見、タトゥーや入れ墨と同じ技術のように見えますが、アートメイクが色素を入れるのは、表皮0.02~0.03mmととても浅い部分。タトゥーや入れ墨は、真皮層と言われる皮膚のより深い部分に針を入れるため、「針を入れる深さ」という点で異なります。

出典:NATURAL ARTMAKE TOKYO

また、アートメイクは医療行為にあたるため、医師・もしくは医師の指示を受けた看護師のみが施術にあたることができます。それゆえ、しっかりとした医療機関であれば、安心して施術を受けることができるでしょう。

アートメイク後のマツエクはいつからOK?

アートメイクは、素顔の美しさをナチュラルに引き立てられるのが魅力です。サロンに通われるお客様は美容感度の高い方が多いため、なかにはアートメイクを検討している方もいらっしゃるかもしれません。そこで、気になるのがアートメイク後のお客様でマツエクの施術をする場合、どれぐらいの期間をあけていただくべきなのかという点です。
実際にサロンのなかには、ネットに「○日以内にアートメイクをされた方は、施術をお受け致しかねます」といった記載がなされていることも。それらを見てみると、設定期間は10日や2週間というところもあれば、1カ月や2カ月と長めに設定しているところなどさまざま。なかには、アートメイクを担当した医師による許諾が必要という規定を設けているサロンもあるようです。これらを見てもわかるように、〇日あければ安全という具体的な日数は定められておらず、サロンにその決定権が委ねられていることが分かります。

では、アートメイクをした場合、マツエク施術までに一定の期間をあけていただく必要性はどこにあるのでしょうか。その理由をつぎのように考察します。

眼病を引き起こすリスク
グルーアレルギーを発症するリスク
マツエクのモチへの影響

先述した通り、アートメイクは表皮に針を刺して皮膚自体を染色する技術。つまり、アートメイクをした直後の肌は傷ついている状態です。そのため、普段はマツエクにおいてトラブルのなかった方でも、グルーアレルギーを引き起こしたり、目が腫れたり染みたりすることも。さらに、傷口に万が一グルーが付着してしまうと、炎症反応を起こし眼病へと発展してしまう可能性も否めません。また、マツエクのモチに影響が出てしまうことも考えられます。アートメイクの施術後は、約3~5日程度でかさぶたのような薄い角質が取れることがあり、その際マツエクもいっしょに取れてしまう可能性も。
よって、お客様に安心・安全にマツエクを楽しんでいただくためにも、アートメイク後は一定の期間を置いていただくことが大前提。そして、術後の経過には当然ながら個人差があるため、主治医の許可を得た上で施術することがトラブルを回避する一番安心な方法と言えるでしょう。

アートメイクで気を付けることとは?

アートメイクとマツエクを併用する場合、いくつか気をつけなければならないことも。アイリストとして知っておきたいポイントについてご紹介しましょう。

アートメイクとのバランスを考慮してデザインを提案

アートメイクはすっぴん力をアップしてくれるのがメリット。マツエクと併用すれば、さらに最強のすっぴん顔になれますね!
しかし、アートメイクとマツエクを併用する場合は、それぞれのバランス感が大切です。たとえば、アイラインのアートメイクに、アイライン効果のあるマツエクデザインを掛け合わせてしまうと、不自然に目のキワだけが目立ってしまうことも。また、目尻を跳ね上げたアイラインのアートメイクなのに、たれ目デザインのマツエクを合わせてしまうと、せっかくのアートメイクを活かすことができません。そのため、アートメイクのデザインと調和を図ったマツエクデザインを提案することが、プロのアイリストとしての腕のみせどころでしょう。

眉のアートメイクも注意が必要!

ここまでアートメイクとマツエクとの関係性について詳しくご紹介しましたが、「それは目と距離の近いアイラインのアートメイクに限っての話でしょ?」と思われていませんか?実は眉のアートメイクをされているお客様の場合も注意が必要です。
眉もアイライン同様、表皮に針を刺しているため、施術直後の肌は敏感になっていることも。そのうえに、アッパーテープを貼り付けるとどうでしょうか。
かゆみを生じたり、肌荒れを引き起こしたりすることもあるかもしれませんね。また、針で刺した傷口がまだかさぶた状態だった場合、アッパーテープを剥がす際にかさぶたも剥がれてしまい、痛みを伴ったり出血してしまったりする可能性も。そのため、眉のアートメイクであっても、マツエク施術をする場合は一定の期間をあけていただくほうが安心です。

マツエク後のアートメイクについて

アートメイクを行う医療施設ではアイラインの場合、マツエクをオフしてからの来院を推奨しているところがほとんど。なかには、施術日よりも数日前にオフしなければいけないといった詳細な規定を設けているところも。これには、

上まぶたに触れるため、マツエクが施術の邪魔をすることがある
施術中にマツエクに触れることで、取れやすくなる
感染病の予防

など、さまざまな理由があるようです。そのため、来店されたお客様との会話のなかで、アートメイクの施術を予定していたり、検討している様子が伺えたりした場合には、事前にオフしなければならない可能性もある旨をお伝えしてあげるようにしましょう。
また、初めてのご来店のお客様の場合。アンケートに「次のような項目にあてはまる人は、施術をお断りする場合があります」の部分に、「アートメイクの施術を近々予定している」の項目を盛り込んでおくとよいかもしれません。

まとめ

最強すっぴんを叶えてくれるアートメイク×マツエク。今後もこの組み合わせの需要は増えていくことが検討されます。そのため、アートメイクとマツエクの関係性や、実際に施術する場合に気をつけておきたいポイントを押さえておくことが大切。お客様の“美”のサポーターとして、正しい知識をお届けできるように備えておきましょう。191026Emm

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