「マツエクのモチが良すぎる」それってメリット?デメリット?

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画期的な商材や技術の開発が、活発に生み出され続けているマツエク業界。近頃では、「マツエクをできるだけ長く楽しみたい」というお客様のニーズを満たすようなものもたくさん出てきています。しかし、“マツエクのモチが良い=すべてにおいていいことばかり”とは言い切ることはできません。もちろんモチが良いことに越したことはありませんが、モチが良いゆえに気をつけておきたいポイントがあることをアイリストとして知っておく必要があるでしょう。そこで今回ピックアップするのは、マツエクのモチが良すぎることでデメリットにも成り得ることについて。一緒に詳しく検証していきましょう。

重視されるモチの良さ

お客様によって、マツエクに求められるものはさまざまです。仕上がりの美しさを最も重視するという人もいれば、コスパ重視という人や、施術時間がなるべくかからないものが良いという方もいらっしゃいます。また、「とにかくモチが良いものを!」と持続性の良いものを求める人の声も少なくありません。

これまでBeautéでも何度かご紹介してきましたが、マツエクの持続期間の平均は3週間~4週間程度と言われています。これは自まつげの状態や、アフターケア、装着したグルーの種類などによっても異なるため、あくまで目安です。しかし、この目安を基準として考えると、美しいマツエクの仕上がりをキープさせるためには、1カ月に1度程度のサイクルで来店してもらう必要があります。1カ月というサイクル。これも感じ方はお客様によってそれぞれですが、早いと感じていらっしゃる方も少なくありません。なかには、忙しくてリペアになかなか来ることができないため、マツエクを仕方なく諦めたというお客様の意見も聞かれます。
そのほか、実際に施術を担当したお客様より、「できるだけ長く持つようにして欲しいです」「長くマツエクをキープするためには、どうすればいいですか?」など、持続力に関する要望や質問を耳にした経験を持つアイリストも多いのではないでしょうか。
これらから分かるように、マツエクにモチを求めているお客様が大勢いることが汲み取れます。そして、仕上がりの美しさやコスパ重視の人でも「せっかく費用と時間をかけたのだから、モチが良いことにこしたことはない」と感じている人がほとんどと言っても過言ではないでしょう。

そんなモチを重視されるお客様のニーズをカバーするため、近頃ではこれまでのマツエクのモチの概念を覆すような、持続力の高さを謳う商材や技術が次々と誕生しています。アイリストにとっても、お客様の求めている要望を叶えられるということは嬉しいかぎり。
しかし、モチが良すぎることは、すべてにとって良いことと言い切れるでしょうか?次で詳しく考察していきましょう。

モチが良すぎることのデメリットとは?

マツエクのモチが良いことは、お客様にとって大きなメリットです。しかし、その持続性の高さがデメリットとして成り得ることもあります。一体どのようなことが挙げられるのでしょうか。

①自まつげの選定によってバラつきが出やすい
②全オフまでの期間が空くことの衛生面の心配
③自まつげが抜けてしまうリスク

それぞれの項目を一つずつ詳しく確認していきましょう。

①自まつげの選定によってバラつきが出やすい

自まつげが伸びかけのものにエクステを装着し、持続する時間が長い場合、その分自まつげも成長し、根元部分が伸びてくることとなります。そうなると、エクステの根元から生え際の距離が長くなってしまうことから、施術したてのときは美しいアウトラインを描けていても、徐々に長さがバラついてきてしまうことに。
また、自まつげは捻じれながら生えてくる性質があるため、エクステの毛先がおかしな方向に向いてしまうことも考えられます。

②全オフまでの期間が空くことの衛生面の心配

エクステのモチが良い・持続力が高いということは、全オフまでの期間が空くということ。そうなると、お客様自身でケアしてもらう時間も必然的に長くなります
マツエクを装着していると、「マツエクが取れないように」、「負担をかけないように」という想いから、クレンジングが不十分となってしまう方も少なくありません。しかし、十分にクレンジングできていないと汚れや皮脂が蓄積してしまい、まつげダニ等の目元のトラブルを招いてしまう原因にもなってしまいます。

③自まつげが抜けてしまうリスク

まつげには毛周期があり、生え変わり~抜け落ちるまでの1サイクルがだいたい3週間~4カ月と言われています。しかし、モチが良すぎるマツエクを成長後期より前のまつげに装着した場合、毛周期にかかわらず、自まつげが抜け落ちるまでのサイクルを早めてしまう可能性も。
エクステが付いた状態で自まつげが伸びていってしまうと、成長すればするほど自まつげの根元は不安定な状態となります。そうなると、自まつげや毛根に負担がかかり、結果、エクステの重みに耐えきれなくなって毛周期よりも早いサイクルで抜け落ちてしまうケースもあるでしょう。

持続性が高いグルーを使う時に特に気をつけたいこと

マツエクのモチの良さを叶えるために、さまざまな商材や技術が生み出されています。そのなかには、持続力の高いグルーを用いるというものも。しかし、持続性の高いグルーを扱う場合は、気をつけておきたいポイントがいくつかあります。

グルー選びに気をつける

持続力の高いグルーのなかには、硬めのテクスチャーのものもあります。

硬めのテクスチャーのグルーの場合、自まつげの根元を固めてしまうことから、その分毛根や自まつげ自体にかかる負担も増となってしまいます。そのため、グルーの選び方に注意する、または、お客様の自まつげの状態をしっかり見極めて装着可能か判断するということが求められるでしょう。
また、持続力の高いグルーのなかには、ホルムアルデヒドの含有量が一般的なグルーより多いものもあります。刺激に敏感な方へ施術する場合は、注意が必要です。

自まつげの状態に合った装着法で施術する

デメリットの部分でも述べましたが、これから成長する見込みがある自まつげにエクステを装着してしまうと、まつげの成長によるバラつきが目立つ原因となってしまいます。これはどのマツエクにも共通していることですが、長く伸びれば伸びるほどバラつきは目立つように。これに加えて長期間の装着が可能なマツエクともなると、バラつきもより目立つようになってしまいます。そのため、成長見込みの少ない自まつげにのみ装着するのがベストです。

とはいえ、自まつげすべてが装着に適した成長後期以降のものであるとは限りませんよね。なかには、成長が見込まれる成長後期前の自まつげにマツエクを装着しないといけないケースもあるでしょう。その場合においては、自まつげが多少伸びても負担がかかりにくいような太さや長さのエクステを選んで装着する技術が求められます。そうすれば、バラつきをなるべく目立ちにくくできるほか、自まつげが抜けてしまうリスクも軽減でき、まつげを育成しながらマツエクを楽しんでもらえますね。
マツエクにおいて自まつげの選定は重要ですが、持続性の高いグルーを使用する場合は、より丁寧な選定が必要です。
お客様の「長くマツエクを楽しみたい」というニーズをただ満たすだけではなく、将来にわたって長くマツエクを楽しんでもらえるための対策を講じることもアイリストとしての役割のひとつと言えるでしょう。

ケアのご案内も忘れずに行う

前述した通り、持続性が高いということは、リペアやオフの頻度が減ることから、メイク汚れや皮脂汚れが蓄積することが懸念されます。お客様の目元の健康維持のため、ホームケアの重要性をしっかりお伝えするようにしましょう。
また、アイシャンプーやクレンジング剤を販売しているサロンでは、それらのご案内も忘れてはいけません。モチが良いということは、お客様の来店周期が伸びてしまうということでもあります。売上維持&アップのためにも、店販している商品を購入していただけるよう努めましょう。

まとめ

マツエクに求められる要素のひとつ、“モチの良さ”。マツエクが長持ちすると喜ばれるお客様も多いことから、持続力を高めるための施術方法を研究したり、効果的な商材の導入を検討したりしているアイリストも多いことでしょう。しかし、モチが良すぎるゆえになかにはデメリットとして働いてしまう要素も含まれています。まずは、それらの要素について把握しておくことが大切です。しっかり理解できていれば、対策を講じることができ、よりお客様に高い効果と満足度を提供できるはず。今後もマツエク業界では、さらなる持続性の高い商材や技術が生み出されることが予測されます。そのようなときに適切な対応ができるよう、いまから備えておくことが求められるでしょう。Emm190532

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