夏はマツエクが取れやすい?皮脂汚れ対策には「アイシャンプー」が鍵!

夏はマツエクが活躍する季節。目元を華やかに見せてくれるマツエクは、汗や水に濡れてもメイク崩れの心配がなく、暑い季節にこそおすすめしたい施術です。一方で、「いつもよりモチが悪い」「取れやすい」といったトラブルも増えがち。その理由は、グルーの大敵である汗や皮脂の分泌量が増えることにあります。この記事では、夏にマツエクが取れやすくなる原因と対策を詳しく解説。さらに、サロンで提案したいアイシャンプーの最新ラインナップをご紹介します。
夏はエクステが取れやすい時季!その理由とは?
夏は、汗や皮脂、紫外線など、エクステが外れやすい条件が揃います。まずはエクステが外れやすくなる主な理由から見ていきましょう。
汗やプールで長時間濡れるため
マツエクは水分に弱く、エクステを装着した部分に水分が溜まると、グルーの持続力を弱めてしまいます。特に夏は、頭や額から流れる汗や、海やプールなどのレジャーなどで、まつげが濡れるシチュエーションが増えがちです。お客様には、なるべくこまめに水分を拭き取ることが大切であるとお伝えしましょう。
紫外線でグルーが劣化しやすいため
意外と見落とされがちなのが、紫外線によるグルーの劣化です。また、紫外線は髪や肌と同様に、まつげにもダメージを与えます。グルーやまつげが傷めば、エクステが外れやすくなるのは当然。日差しが強く、目元に直射日光が当たりやすい夏場は、サングラスや日傘での紫外線対策がマストです。まつげをケアするまつげ美容液や、エクステを保護するコーティング美容液を店販に取り入れてみるのも良いでしょう。
皮脂や日焼け止めで汚れが溜まりやすいため
マツエクが取れやすくなる原因として、特に注目すべきは皮脂汚れ。まつげの根元には皮脂腺や汗腺が多く、汚れが溜まることでグルーの劣化や密着力の低下を招きます。また、紫外線対策に必須の日焼け止めも、油分がまつげに付着しやすいため要注意。特に、施術時に汚れが落としきれていないと油分がグルーを弾き、接着力を低下させてしまうリスクがあります。
汗を拭く、紫外線対策をするといったお客様側のケアと違い、施術前の皮脂対策はアイデザイナーのスキルを活かせる場面。サロンではどのような対策が可能なのか、次の見出しで詳しく解説していきます。
皮脂汚れを軽減するには?お客様へご提案できること
エクステのモチを良くするために、アイデザイナーが提案したい皮脂対策は以下の3つです。
適切なスキンケア方法をアドバイスする
乳液やクリームなど、こっくりとしたテクスチャーのスキンケアアイテムは、油分を多く含んでいることが懸念されます。日常的なスキンケアの中で、まつげの根元に油分が残ってしまわないよう、丁寧に洗い流すようにお伝えしましょう。また、夏はウォータープルーフタイプのアイメイクを使用する方が多くなりますが、落としにくい分、ゴシゴシ擦ってエクステが取れやすくなるリスクもあります。お客様には、「しっかりメイクを落とすこと」「目元はやさしく洗うこと」の両方の重要性をお伝えするようにしましょう。
メイク・スキンケアアイテムにも配慮していただく
メイクアイテムやスキンケアアイテムに含まれる油分は、グルーを劣化させる可能性があります。お客様に、オイルフリーやマツエク対応のクレンジングをご案内するのはもちろん、アイシャドウやマスカラなどのメイクアイテムの成分にも注目していただきたいところ。特に、皮脂が出やすいオイリー肌のお客様の場合は、使っているスキンケアアイテムが肌質に合っているかを見直すことで、油分残りや汚れの蓄積を軽減できる可能性があります。
アイシャンプーを提案する
まつげの根元に残る油分や皮脂汚れは、日々のクレンジングだけでは落としにくいという問題点があります。そこで活躍するのが、アイサロンで行うアイシャンプー。アイシャンプーは泡で汚れを浮かせ、まつげの根元に溜まった汚れを細部までしっかり洗い流せることが特徴です。汚れを除去することでグルーの接着強度が高まり、マツエクのモチの向上につながります。さらに、目元の清潔を保つことでまつげダニなどのリスクを減らし、自まつげの健康維持や育毛環境の改善につながるというメリットもあります。
2025年最新版!おすすめアイシャンプー7選
一言でアイシャンプーといっても、メーカーによって成分や特徴はさまざまです。人気の商品を比較し、施術に活かしましょう。最後に、この夏おすすめのアイシャンプーを厳選してご紹介します。
【eye Boutique】ホイップアイラッシュシャンプー
繊細な泡がまつげの生え際のメイク残りや皮脂まで包み込み、しっかり汚れをオフ。保湿成分としてビオチノイルトリペプチド-1やパンテノールを配合しており、まつげの環境も整えます。洗浄力と、目元へのやさしさを両立したプロ仕様のアイシャンプーのため、オプションメニューにも取り入れやすいでしょう。
【MARIE LASH JAPAN】シェリー オーガニックラッシュフォーミングクレンザー
10種類の添加物を排除した、ナチュラルなアイシャンプー。ブロウラミネーションの前処理としても使用可能です。石油系界面活性剤や鉱物油、合成香料・着色料、アルコール(エタノール)などが無添加のため、肌にもまつげにもやさしいことが魅力。濃密な泡で汚れをキャッチし、目元もすっきり。自宅ケアも可能なため、店販としての導入もおすすめです。
【AMBER LASH】ラッシュクレンズ2本セット
泡がまつげの生え際すみずみまで行き届き、皮脂汚れだけでなく、まつげダニにもしっかりアプローチ。こちらは2本セットで、リピート導入をしたい方にもおすすめです。シンプルなパッケージが、どんなサロンの雰囲気にも馴染みます。
【BL】ラッシュシャンプープラス
オイルフリー・敏感肌パッチテスト済み※1・眼刺激性テスト済み※2・涙と同じpHレベル※3という、肌へのやさしさをとことん追求したアイシャンプー。花粉症や体調によって、アイシャンプーが目にしみるというお客様にも提案しやすいでしょう。
※1…必ずしもすべての方に刺激が起こらないとは限りません。
※2…Eye Irritation(In vitro) Test
※3…pHレベル6.5~7.5
【helcos】メクレ(泡タイプ)
オイルフリーなのに、アイメイクなどの「油溶性」の汚れに集中アプローチするアイシャンプー。保湿成分のグリセリルグルコシドや、整肌成分のオプンティアストレプタカンサエキス、キュウリ果実エキスなども配合されており、しっとりとした肌へと導きます。また、動物性原料やエタノール、香料、着色料もフリー。日本製にこだわりたい方にもおすすめです。
【BANHADA】Banhadaラッシュシャンプー
ラッシュリフトのロッドで人気の韓国メーカー『BANHADA』のアイシャンプーです。メイクや皮脂の汚れを落とすとともに、まつげを健やかに保てることが魅力。アルカリ化したまつげのpHを整える、弱酸性であるというのもポイントです。
【松風】アイラッシュシャンプー
『松風』のアイシャンプーが、リニューアル!ボトルのノズルを改良し、泡の“もっちり感”がさらにアップしました。泡がへたりにくいため、擦らず洗えて目元への負担を軽減できることが魅力。また、弱酸性・オイルフリーで、敏感な目元をやさしく洗います。
まとめ
夏はマツエクの需要が高まる一方で、「いつもより取れやすい」と感じるお客様も少なくありません。その主な原因は、汗や皮脂、紫外線といった夏特有の環境によるものです。アイシャンプーは、通常のクレンジングや洗顔では落としにくい汚れも落とせるアイテム。このひと手間で、マツエクのモチが良くなり、結果的にお客様満足度の向上にもつながるでしょう。ぜひこの夏のオプションメニューや店販に、アイシャンプーを積極的に取り入れてみてくださいね。
※本記事の内容や価格はすべて、2025年7月時点のものです。最新情報は、公式HP等よりご確認ください。
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