【ラッシュリフト】短いまつげを上手に仕上げるコツ!おすすめロッドも紹介

短いまつげへのラッシュリフトは、巻き上げにくく仕上がりの質を下げてしまうことも。きれいに仕上げるために施術に苦戦している、時間がかかってしまうというアイデザイナーもいるでしょう。しかし、少しのコツを意識することで、短いまつげへの施術が苦手な方もスムーズに美しいカールを作れるんです。そこで今回は、短いまつげへの施術が難しい理由と、その対策を解説。また、短いまつげに使いやすいロッドもご紹介します。
短いまつげがあるとどうなる?施術が難しい4つの理由
多くのアイデザイナーを悩ませる短いまつげ。もともとまつげ全体が短いお客様や、毛周期によってこれから伸びていく途中のまつげが混ざっているお客様など、“短いまつげ”のタイプはさまざまです。では、短いまつげへのラッシュリフト施術は、長いまつげに比べてなぜ難しく感じるのでしょうか。まずは、考えられる理由を見ていきましょう。
理由①カールが見えにくい
全体的に短いまつげのお客様は、まつげの根元がまぶたに隠れやすく、カール感が分かりにくい傾向があります。特に、一重や奥二重、まぶたに厚みがある方には要注意。Cカールをご希望でも、いざ施術が終わると毛先だけがカクッと見えるなど、お客様の理想を叶えられない可能性があります。例えば、カール系デザインをご希望でも理想通りに仕上がりそうにない場合には、その理由をご説明したうえで立ち上げ系デザインへご変更いただくこともあるでしょう。カウンセリングの段階で、お客様と仕上がりの方向性を擦り合わせておく必要があります。
理由②巻き残しやすい
短いまつげにカールをかけるには、根元からしっかり巻き上げなければいけません。ロッドを合わせる位置や、ラッシュリフト剤の塗布が1mmでもズレていると、仕上がりの質を大きく落としてしまいます。しかし、短いまつげは巻き上げの際に見落としやすいうえに、ハリ・コシがあるとなかなかロッドに貼りつかないことも。短いまつげに対応できるロッドを用意しておき、ラッシュリフト剤がきちんと根元まで塗れているか、ミリ単位でのチェックを行いましょう。
理由③施術後にばらつきやすい
長いまつげの中に短いまつげがたくさんある場合は、長いまつげに合わせてカールをかけます。しかし、施術後に短いまつげが伸びることでカールがかかっていない部分が目立ち、ばらつきの原因に。特に、Uカールのようなカールが強いデザインや、パリジェンヌラッシュリフトのようなしっかり立ち上がるデザインを採用すると、ばらつきが顕著に現れるでしょう。このような事態を防ぐには、短いまつげ=これから伸びるまつげと想定し、2~3週間後のまつげの状態を先回りしたデザインを考える必要があります。
短いまつげを美しく仕上げ、キープするには?
短いまつげへの施術には課題が多くありますが、どんな状態のまつげでも上手に巻き上げられるよう、スキルアップを目指しましょう。ここからは、短いまつげでも美しく仕上がり、きれいな状態をキープするためのテクニックをご紹介します。
テクニック①ロッド選定は厚みと位置に注意する
まつげが短いほど、ロッドは厚みがなく小さいサイズが無難です。お客様のまぶたの形状をよく観察し、どこからカールが始まるか見極めて選びましょう。ただし、薄いロッドは配置が少しでもズレるとカールがかかりにくくなります。根元にぴったりと合わせられるよう、シリコン素材の密着力が高いロッドを選びましょう。
テクニック②ばらつき対策にはカールの強さを調整する
施術後のばらつきを気にするお客様には、ゆるめのカールを提案してみるのも手。自まつげの角度との差がないほうが、短いまつげが伸びてもナチュラルに見えます。この場合、ロッドを1~2サイズほど大きくしてもOK。しかし中には、「3~4週間後にはまた来店するから、しっかりカールさせてほしい」という方もいるでしょう。そのようなお客様にはばらつきやすくなることを事前にご説明し、納得していただいた上で通常のカールをつけていきましょう。
テクニック③まつげコーティングでモチアップ!
施術後のばらつき対策として、お客様にまつげコーティング剤でのホームケアをすすめるという方法も。まつげコーティング剤は、まつげを摩擦や汚れからガードしてくれるため、ラッシュリフトによるカール感が長持ちしやすくなります。テクニック②とあわせて、さまざまな選択肢の中からお客様の希望を伺ってみましょう。
テクニック④巻き上げは“軟化”がポイント
軟化が不十分だと、カールをきれいに作れません。上述したように、短いまつげは1mmの誤差が命取り。ラッシュリフト剤が根元まで塗れているか、覗き込んでチェックしましょう。また、まつげが短く、かつハリ・コシが強い場合には、時間差でラッシュリフト剤を塗布するという裏技も。先に短いまつげから塗り、次に全体の中間を、最後に毛先に塗るという順番で進めるとムラなく軟化できます。また、巻き上げたまつげが跳ね返ってくるのを防止するためにも、ラッシュリフトカバーやペーパーで根元から押さえておきましょう。
短いまつげにおすすめのロッド4選
最後に、短いまつげへのラッシュリフトに使いやすいロッドをご紹介します。
【BANHADA】オリロッド
短いまつげでもくるんとしたカールが叶う、Uカールの「オリロッド」。目頭と目尻の厚みが薄く、黒目上に丸みがあるのでナチュラルに盛りやすいロッドです。1番小さいサイズは、横幅55mm×縦幅(中央)4mm×厚み(中央)2.5mm。まぶたに密着しやすい素材で、これまでまつげの長さが足りずカールデザインを諦めていた方にもぜひ試していただきたいアイテムです。
【Platinum Everlash】ナチュラルリフトロッド5種セット
「ナチュラルリフトロッド」の小さいサイズのロッドは、根元をやさしく立ち上げ、毛先にかけてストレートになるデザインが特徴。短いまつげにはオレンジのSサイズか、ピンクのMサイズがおすすめです。ただし、Sサイズは横幅が4cmとやや狭いため、目頭と目尻の巻き残しに要注意。また、こちらのセットはサイズが大きくなるにつれてカールが強くなるため、これ1つでさまざまなデザインに対応できます。
【VENUS COSME】Lash curlロットセット
こちらはCカールのロッドですが、1番小さいSサイズの厚みは2mmとかなり薄め!Mサイズでも厚みが3mmのため、短いまつげの方や、まぶたが厚い方にも対応しやすいでしょう。また、Sサイズは下まつげラッシュリフトにも使えて便利。シリコン濃度が高い素材のため、密着してズレにくいのもポイントです。
【Rich Lash】キラネコロッド 7ペア
猫の形をしたかわいいロッド。まぶたにフィットするぷにぷに素材が、スムーズな施術をサポートしてくれます。根元はしっかり立ち上げ、毛先にかけてカールするデザイン。7サイズセットで、厚みが2.1mm・2.3mm・2.5mm・2.9mm~と小刻みに設計されており、見た目のかわいさだけでなく使いやすさも抜群です。
まとめ
短いまつげへのラッシュリフトは、見た目の美しさはもちろん、モチの良さや施術方法にも工夫が必要です。ロッド選定や根元のチェックなど、少しのコツを押さえるだけで仕上がりの質は大きく変わります。「まつげが短いから仕上がりに限界がある」と諦めるのではなく、まつげの状態を見極め、お客様の理想に近づける提案力と技術力を磨くことが大事。今回ご紹介したテクニックやロッドを活用しながら、どんなまつげにも対応できるアイデザイナーを目指しましょう。
※本記事の内容や価格はすべて、2025年6月時点のものです。最新情報は、公式HP等よりご確認ください。
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