マツエク100本の施術時間・持ち・値段の相場は?120本との比較&デザイン例もチェック

マツエク100本は、マツエクが初めてのお客様や、ナチュラルな仕上がりを希望される方に人気の本数。多くのサロンでは、施術時間や値段をどのように設定しているのでしょうか。今回は、マツエク100本に着目し、サロンワークにおいて知っておきたい相場のポイントなどを解説。また、フラットラッシュの場合や、100本と120本の違いといったデザイン比較、実例7選もご紹介します。
マツエク100本の施術にかかる時間と値段は?
東京・大阪・広島の3都市にあるサロンの中からそれぞれ10店舗をランダムに選び、施術時間と値段を編集部が独自にリサーチしました(2023年8月時点)。マツエク100本の施術にかかる時間と値段の平均は以下のとおりです。
サロン集客をする上で、他店の施術時間と値段は気になるところ。それぞれ詳しく見ていきましょう。
施術時間の平均は1時間
3都市のサロンの施術時間を比較したところ、次のような結果となりました。
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東京 |
大阪 |
広島 |
セーブルラッシュ |
50~60分 |
50分 |
60~80分 |
フラットラッシュ |
50~60分 |
50分 |
60~80分 |
3Dボリュームラッシュ |
60~70分 |
70~80分 |
70~80分 |
セーブルラッシュやフラットラッシュならば 1時間程度、ボリュームラッシュなら 1時間20分程度が目安です。ベテランアイラッシュ施術者が多い場合や回転を重視しているサロンでは、40~45分程度を目安としているところもありました。とはいえ、焦りは禁物です。お客様の目元のコンディションも確認しながら、丁寧な施術を心がけましょう。また、カウンセリング時には、あらかじめ施術が終わる目安の時間をお伝えしておくと親切ですよ。
値段の相場は4,000~6,000円
マツエク100本の値段を3都市で比較した結果は以下のとおりです。
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東京 |
大阪 |
広島 |
セーブルラッシュ |
4,000~5,500円 |
3,000~4,500円 |
4,500~6,000円 |
フラットラッシュ |
5,000~6,000円 |
4,000~5,000円 |
5,000~7,000円 |
3Dボリュームラッシュ |
7,000~8,000円 |
4,500~6,500円 |
6,000~7,500円 |
セーブルラッシュやフラットラッシュを100本装着する値段は、 4,000~6,000円が相場といえますね。
初回のお客様は価格を安く設定することで来店へのハードルを下げ、2回目以降で通常価格を提案するサロンが多く見られました。広島では単価を下げすぎず、施術時間も十分確保する傾向が強いようです。一方で、東京や大阪は単価を下げて施術時間を早めることで回転率を上げるサロンが多い傾向が見受けられました。
マツエク100本の施術時に伝えておきたい3つのポイント
マツエク100本の施術をする際、お客様に事前に伝えておきたいポイントをご紹介します。
アイデザイナーにとっては基本的なことですが、認識の違いによるトラブルを起こさないために、些細なことも事前に伝えることが大切です。
ポイント①:両目で100本であること
初めてマツエクを装着するお客様にとって、本数の数え方は間違えやすいポイント。マツエク100本は自然な仕上がりが特徴的ですが、お客様によってはボリューム感が足りないと思われるかもしれません。
基本的に、「100本」という表記は、片目50本ずつ、両目で100本ということを伝えましょう。サロンによっては、マツエク100本の考え方が異なるケースもあります。いずれもお客様に誤解を生まないよう、施術内容を正しくお伝えすることが大切です。
ポイント②:自まつげの状態によって本数は変わる可能性があること
マツエク100本を希望される場合でも、弱っていたり細かったりなど自まつげの状態によってはご希望に沿えないこともあります。このような場合は、少なめの本数を提案したり、まつげ美容液でのケアをおすすめしたりすると良いでしょう。
ポイント③:マツエク100本の持ちの目安
マツエク100本は、100本以上のエクステを装着したときに比べて総重量が軽いため、持ちが良いといわれています。しかし、マツエクの持ちはお客様のまつげの状態やケア方法に左右されるため、確実とは一概にはいえません。お客様に長くエクステを楽しんでいただくためにも、一般的なマツエクの持ちは3~4週間が目安ということに加え、日ごろのケアが持ちに影響することもお伝えしましょう。
マツエク 100本と120本の違いを実例でチェック
マツエク100本と120本、片目にすると10本の差ですが、仕上がりの印象は異なるものです。どれほど差があるのか、同じ目元で比べてみましょう。
出典:@libertad_akariさん
出典:@libertad_akariさん
ふたつの画像を比べてみると、120本の方が全体的に濃くなっているのがわかりますね。本数が増えることで密度が増し、根元のアイライン効果も出ています。「100本と120本どっちが良いですか?」と悩まれている場合、マツエクが初めてのお客様であれば100本からスタートするのがおすすめです。
マツエク100本「フラットラッシュ」だと見え方は変わる?
出典:@lupinus_sakiさん
上記の画像は、フラットラッシュで100本装着した仕上がりです。断面が平たいフラットラッシュは、密着度が高く毛先まで濃さが出やすいのが特徴です。しかし、1本1本がやわらかいため上品さも感じられますね。
マツエク100本「一重まぶた」の仕上がりは?
出典:@__belle.journee__さん
こちらは一重まぶたにエクステを100本装着したイメージ。CCカールをベースに、目尻はCカールのたれ目風デザインです。一重の場合は、まぶたがエクステの根元に覆いかぶさって見えにくくなるため、強めのカールで装着するのがおすすめ。100本はナチュラルな仕上がりのため、強いカールであってもやりすぎ感のない印象になるでしょう。
マツエク100本のおすすめデザイン7選
ここからは、カールや種類別にエクステを100本使用したデザインを7つ紹介します。
デザイン実例①:Cカール
出典:@aya_yskw_さん
かわいらしい印象に仕上がると人気のCカールエクステ。こちらの事例は、アップワードラッシュで自まつげを立ち上げ、目頭と中央に10mm、目尻のみ11mmのエクステを装着しています。100本でもしっかりアイライン効果が得られ、目元がぱっと華やいでいますね。
デザイン実例②:LCカール×カラーエクステ
出典:@aya_yskw_さん
立ち上がりが良く、カール感が際立つLCカールのフラットラッシュを使った事例。同じ100本でも、カールの種類が違うだけで印象がガラッと変わり、より存在感のある目元が演出されています。また、ダークブラウンのカラーエクステが馴染み良く、自然なボリューム感が素敵ですね。
デザイン実例③:D・Cカール×下マツエク
出典:@99_nana7さん
くるんとした強めのカールが可憐なDカールフラットラッシュをベースに、目尻にCカールを取り入れたデザイン。こちらの事例は、目尻を流し気味に装着し、細めの束感仕上げでふんわりとした雰囲気を再現しています。
マツエク100本は束感仕上げをする場合に、繊細なデザインができることも魅力です。
デザイン実例④:リフエク×下マツエク
出典:@99_nana7さん
マツエク100本の良さを活かし、派手さを抑えたリフエクデザイン。自まつげを立ち上げることによってきれいに揃ったエクステが、洗練された目元を演出しています。下マツエクとの絶妙なバランスで、しっかり上下のアイライン効果を出しつつも、どこか抜け感のあるおしゃれな仕上がりですね。
デザイン実例⑤:リフエクワンホンマツエクデザイン
出典:@miconoa_asamiさん
マツエク100本で作る、ナチュラルなワンホンマツエクデザイン。こちらの事例では、Cカールの9~12mmエクステが使用されています。自然でありながら華やかさもあり、初めてワンホンデザインに挑戦するという方でも取り入れやすいでしょう。
デザイン実例⑥:次世代ラッシュリフト×エクステ
出典:@___hinaeyeさん
パリジェンヌラッシュリフトよりも、カール感のある次世代ラッシュリフトとエクステの組み合わせ。ぱっちりとした目元にかわいらしさがプラスされ、キュートな印象に仕上がります。
デザイン実例⑦:Cカール真ん中長め
出典:@rina_eyelash30さん
最後にご紹介するマツエク100本の実例は、Cカールのフラットラッシュを使用した真ん中長めのデザイン。目頭と目尻には10mm、11mmを使用し、中央のみ12mmを装着しています。お客様の黒目の印象がより際立ちますね。
まとめ
マツエク100本は、初めてエクステを装着するお客様でも挑戦しやすく、トレンドのナチュラルデザインにもぴったりの本数です。施術時間や価格相場は地域によっても差があるため、メニューの導入や見直しの際は同じエリアの相場もチェックしてみましょう。また、マツエク100本といっても、カールの種類や長さ、カラーによって仕上がりも変わります。今回の記事を参考に、ご自身のサロンに合ったマツエク100本のメニューを展開してみてくださいね。
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