眉毛サロンで眉毛ない人に提案したいメニューとは?デザイン例とおすすめアイテム4選
眉毛の太さやかたちによって、顔全体の印象は大きく変わります。そのため、昨今では眉毛に特化した眉毛サロンも登場しているほど。しかし、まつげ同様、眉毛の状態は人によってさまざまです。過去の毛抜きが原因で眉毛が薄い、生え方にムラがあるといった方も。眉毛ない人の対策として「眉毛アートしか方法がないのでは?」と思っているお客様もいるでしょう。そこで今回は、眉毛薄い、眉毛がない人に対して眉毛サロンでできる方法をご紹介します。眉毛エクステについても詳しくまとめました。
眉毛がない3つの原因
眉毛サロンで対応する前に知っておきたい、眉毛ない人の3つの原因についてチェックしておきましょう。
ひとつずつ深掘りしていきましょう。
①処理したばかりで眉毛がない
眉毛がない原因のひとつは、自分で処理をした直後であることです。サロンでアイブロウの施術を受ける場合、予約の2週間前ごろから眉毛のお手入れをせず、伸ばした状態で来店していただくことが基本。
しかし、なかには施術直前に「うっかり眉毛のお手入れをしてしまった…」というお客様もいらっしゃいます。自己処理直後の場合は無理に施術せず、眉毛が伸びるまで待つのが賢明です。サロン来店前2~3週間のお手入れは控えてもらうよう、お客様に伝えましょう。
②過去の処理が原因で眉毛が生えてこない
過去に毛抜きで処理を続けていた部分は、眉毛が生えてこなくなる場合があります。「眉尻・眉頭のどちらかしか毛がない」「細いかたちのまま」といった状態は、過去の自己処理が原因かもしれません。眉毛を抜き続けることで毛母細胞(毛のもとになる細胞)がダメージを受け、眉毛が生えづらくなることがあります。
③もともと眉毛が薄い
人によって、もともと眉毛が薄かったり量が少なかったりと、眉毛の濃さにも個人差があることを覚えておきましょう。なかには、部分的に毛が薄い、加齢によって徐々に眉毛が薄くなってきたといった方もます。
眉毛がない場合に眉毛サロンでできること3つ

眉毛サロンに眉毛がない人が来店された場合、サロンでできることは以下の3つです。
眉毛がない場合は施術できないこともありますが、状態に合わせた提案をできるかどうかが施術者としての腕の見せどころです。眉毛サロンでできることについて、ひとつずつ詳しくみていきましょう。
対応方法①:眉毛がある部分だけ施術する
眉毛がある部分だけ調節し、施術することもひとつの方法です。ワックス脱毛やカットなどで余分な産毛を取り除いたり、かたちを整えたりするだけでも、仕上がりは大きく変わります。また、ハリウッドブロウリフトやブロウラミネーションのような眉毛の毛流れを整える施術で、毛が薄い部分をカバーすることも可能。ただし、眉毛があまりにもない部分は、カバーしきれない場合もあります。このことについてお客様にあらかじめ説明し、生えている部分だけでできる施術方法を見極め、提案することが大切です。
対応方法②:眉メイクの方法をお伝えする
かたちや太さ、描き方やぼかし方など、眉毛のメイクについて悩むお客様は意外と多いもの。「眉毛を変えたい」ために「眉毛サロンに来店している」方がほとんどです。眉毛がない部分をどうカバーするか、どんなかたちがおすすめか、普段のメイクでできることをレクチャーしましょう。
対応方法③:眉毛エクステをおすすめする
眉毛がない部分を効率的にカバーできる眉毛サロンでの施術としては、眉毛エクステがおすすめです。眉毛エクステとは、自肌や自眉毛に特殊なグルーでエクステを装着して、ボリュームアップを目指す施術。「部分的に眉毛が薄い」「眉尻の毛がほとんどなくまろ眉になっている」といった場合にもぴったりです。詳しい施術の流れやポイントなどをチェックしていきましょう。
眉毛がないお客様におすすめの「眉毛エクステ」とは?
ここからは、眉毛エクステの基本的な項目についてご紹介します。眉毛サロンで眉毛ない人におすすめしたいメニューについて理解を深めてみてください。
それぞれ詳しくみていきましょう。
眉毛エクステの流れ
眉毛エクステの施術の流れは以下のとおりです。
↓
眉毛の洗浄
↓
お客様ひとりひとりに合ったデザインをアイブロウで描く
↓
かたちを整えてエクステを装着
また、施術の値段は初回で4,000~1万円程度。マツエクの値段とほぼ変わりません。2回目以降は必要な部分に再度エクステを装着する、リペアが基本になるお店が多いようです。
眉毛エクステを受ける方にとってのメリット・デメリット
- 眉毛がなくても施術できる
- どんなデザインも対応できる
【デメリット】
- エクステが取れやすい
- 眉マスカラが使用できない
眉毛サロンでの眉毛エクステは、自眉毛がない部分にもエクステをつけられるため、お客様の幅広いリクエストに対応できます。また、ナチュラルに自眉毛のボリュームアップができるのも魅力です。そのため、普段からメイクをする習慣があまりなく、「眉毛少ない…」と悩んでいるメンズにもぴったり。医療機関での眉毛アートは痛みを感じる方もいますが、眉毛サロンでの眉毛エクステは痛みがなく、気軽にトライできます。眉毛サロンと眉毛アート、どっちがいいか迷うこともありますが、より気軽に眉毛の印象を変えたい場合は眉毛エクステがおすすめです。
ただし、眉毛エクステはあまり長期間キープできないという点がデメリット。持続目安期間は数日~4週間程度とされています。きれいな眉毛をキープしたい場合は、定期的なリペアが必要です。また、眉マスカラには油分が含まれているため、眉毛エクステ装着後は眉マスカラを控える必要があります。
サロンで眉毛エクステを導入するメリット・デメリット
- コースの幅が広がる
- 目元のスペシャリストになれる
- 他店との差別化を図れる
【デメリット】
- 導入に時間やコストがかかる
- 取れやすいメニューのためクレームリスクがある
- 時間単価がオプションなどには適さない
眉毛エクステを導入するには、もちろん時間やコストが発生します。しかし、そのぶんメニューの幅が広がる、目元を総合的に美しく整える目元のスペシャリストとしてのイメージがアップするといったメリットも。その結果、他店との差別化につながることもあります。
ただし、取れやすい、モチがあまり良くないといった点からお客様が不満を抱きやすい傾向も。そのため、持続期間について事前にしっかりお客様に説明しておきましょう。
施術はおよそ1~2時間ほどで、値段は30本で4,000~5,000円ほど、100本で10,000円前後の値段設定が平均的です。眉毛をはっきりと濃くしたい場合は、最低でも100本ほどつける必要があります。施術時間や値段を考えると、「オプションサービス」には適さない、と考えた方が良いでしょう。そのため、オプションではなく、独立したメニューとして設定する方法がおすすめです。
【デザイン実例3選】眉毛エクステの仕上がりはどんな感じ?
眉毛サロンでメニューを提案する際に参考になる、眉毛ない人にぴったりなデザイン例をチェックしていきましょう。実際に眉毛が少ないことに悩んでいたお客様のデザイン例を紹介します。
ひとつずつみていきましょう。
デザイン実例①:部分的に薄い場合
出典:@cuora2.2さん
目頭が少し薄くなっている部分をエクステでカバーしたデザインです。また、ベースにティントを使うことで、よりしっかりとした眉毛を演出しています。
眉毛をペンシルやパウダーで描くとどうしても違和感がでてしまいがちですが、眉毛エクステは自然な立体感が叶う技術。よりはっきりとした眉毛に仕上げるべく、ティントとうまく組み合わせるのもおすすめの方法です。
デザイン実例②:眉尻が生えていない場合
毛がほとんどない眉毛の中間から眉尻部分に、エクステを装着して眉毛を延長するのと同時に、全体的にボリュームアップ。ナチュラルで美しいカーブを描いたデザインです。アーチ型の眉を自分で左右対称に描くのは難しいですが、眉毛エクステなら全体のバランスを見ながらきれいな弓型に仕上げられます。
デザイン実例③:濃さがまばらな場合
ところどころ眉毛が薄く、濃さがまばらになっています。違和感がないようにすき間を埋めるかたちでエクステを装着して、フラットなデザインに。眉毛の間隔を見ながらエクステを装着していくため、できあがりに違和感がありません。
ホームケアアイテムをおすすめするのもアリ!注目の眉毛美容液4選
眉毛サロンでは、眉毛に特化したホームケアアイテムをおすすめするのもひとつの方法です。まつげケアにまつげ美容液を使うように、眉毛専用の美容液が多数登場しています。ここからは、眉毛が薄い方におすすめしたい眉毛専用のホームケアアイテムをご紹介しましょう。
【BROWSEN】ブロウセン
7つの眉毛ケア成分を配合した、眉毛専用の美容液です。また、ヘアケアにも含まれている成分を配合し、切れ毛などを予防します。眉毛周辺の肌にも配慮した設計である点もおすすめポイント。チップタイプで誰でも使いやすく、1日2回塗布するだけで簡単に眉毛ケアが完了します。女性だけでなく、男性も使用できるため、幅広いサロンで取り扱いやすい商品です。こちらの商品は、まつげには使用できないため注意してください。
【7LASH】T3 LABO EXOSOME ホームケア
個々の悩みにマッチした働きをする話題の成分を配合した美容液で、眉毛とまつげ、どちらにも使用できます。細かい部分にまで使いやすいよう、細い筆を採用している点も特徴。まつげや眉毛のハリやコシの低下が気になる、全体的に毛が細いといった悩みを抱えている方にもぴったりです。
【RevitaLash】リバイタブロウ アドバンスジャパン
眉毛を健やかに導く、独自開発成分を配合した眉毛ケア美容液です。また、乾燥しがちな眉毛にうるおいを与える効果も期待できます。塗りやすいチップタイプで、液だれしづらい設計。眉毛だけでなく、口ひげやもみあげのケアにも使用できるため、男性のお客様にも喜ばれるでしょう。塗布の回数は1日1回が目安。あまりケアに慣れていない方にとっても使いやすいアイテムです。
【スカルプD】アイブロウセラムピュア
毛髪研究から生まれた眉毛専用の美容液です。アルコールやオイル、シリコン、界面活性剤といった成分を排除し、肌に優しい設計も特徴のひとつ。肌ケアを意識した成分も配合されています。液はほんのりとしたアッシュブラウンカラーで、どこに塗布したか分かりやすい工夫も。時間がたつと、色は徐々に薄くなるため、日中は気になりません。眉毛全体はもちろん、眉尻や眉頭といった細かい部分にも塗りやすいチップで、眉毛美容液を使い慣れていない方にもおすすめです。
まとめ
眉毛サロンとしては、眉毛ない人に対して眉毛エクステでカバーする、ハリウッドブロウリフトなどの施術をする、メイクのアドバイスをするといった方法があります。まずは、何が原因で眉毛がないのかを見極め、状態に合わせた提案をしましょう。また、眉毛サロンでの施術と一緒に、ご紹介したホームケアアイテムをおすすめするのもひとつの方法です。お客様の理想的な眉毛に近づけられるよう、サロンとしてできることを精一杯ご提案してみてください。
※本記事の内容や価格はすべて、2025年10月時点のものです。最新情報は、公式HP等よりご確認ください。
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