【EWC2025】大会の概要や流れをおさらい!気になるオンラインコンペの通過者も紹介

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各地からアイデザイナーが集まり、技術力やデザイン性を競う「アイラッシュワールドカップ(以下、EWC)」。アイビューティーの革新や発展に寄与する、業界最高峰のコンペティションです。第7回目となる「EWC2025」は“レベルアップ”がテーマ!例年以上に最高のクオリティが見られると話題を集めています。今回の記事では、大会の概要や流れをおさらいするとともに、オンラインコンペ(一次予選)の入賞者も発表!2025年6月3日に開催されるリアルコンペ(ファイナル)に向けて、さっそくチェックしていきましょう。

EWCとは?

2503_7Eii【EWC2025】大会の概要や流れをおさらい!気になるオンラインコンペの通過者も紹介出典:EYELASH WORLDCUP TOKYO公式Instagram

EWCとは、アイデザイナー同士がより高い技術を求めて競い合う、世界レベルのコンペティションです。業界を代表するトップアーティストに、栄誉と実益が与えられます。

EWCの概要をおさらい

EWCは2018年に第1回目が開催され、今大会が7回目。スキルアップを目指す多くのアイデザイナーがエントリーし、自身の技術力を披露しています。
また、著名な講師を招いてのセミナーやメーカーによる展示会も毎年話題に。EWC2024では、審査員を務めたトップラッシュアーティストのAishaさんやタレントの大倉士門さんによるスペシャルトークショーが行われ、会場は大いに賑わいました。
なお、競技内容は業界のトレンドを踏まえて毎年変化するのが特徴。今大会では、以下5つの部門で審査が行われています。

  • シングルラッシュ部門
  • 3D/4Dボリュームラッシュ部門
  • ラッシュリフト部門
  • アイブロウ部門
  • アイゾーンムービー部門

参加者は、5種目の中から既定の方法で、オンラインコンペ(一次予選)用の作品をアップロード。審査を通過した各部門上位20名が、リアルコンペ(ファイナル)に進出します。

▼「EWC2024」の結果は、こちらをチェック!

各部門の概要もチェック!

各部門の概要について詳しく見ていきましょう。

シングルラッシュ部門

シングルラッシュ部門では、シングルラッシュにおけるデザインの美しさを競います。カラーやデザインは、モデルの雰囲気に合っていれば自由に決めてOK。太さや装着位置などの細かい規定はあるものの、自まつげ1本に1本のエクステを正確に装着できているか、目元の魅力を引き出すデザインになっているか、まぶたに対して垂直に装着できているかといった点が重視される傾向にあります。

3D/4Dボリュームラッシュ部門

3D/4Dボリュームラッシュ部門は、3本以上のエクステをファンにして装着し、仕上がりを競う部門です。ファンの美しさや全体のバランス、正確性、デザインなどが審査対象となります。繊細で高度な技術を要するため、ラインを綺麗に揃えるには鍛錬が必要です。長さの切り替えや根元の距離の詰め方を強化すると、さらに高く評価される可能性があります。

ラッシュリフト部門

ラッシュリフトにおける技術力の高さを競う部門です。モデルの目元に合ったロッドを選定し、美しいデザインに仕上げることを目指します。ラッシュリフトは、今やアイビューティーのトレンドのひとつ。ロッドのサイズやカールの種類も多く、いかに目元に合うものを選定できるかどうかで、仕上がりの印象は大きく変わります。
また、綺麗なリッジを作るには、まつげの層を意識した施術が欠かせません。上の層も下の層もすべてのまつげにバラつきがなく、しっかりとカールしているかが勝敗の分かれ目となります。

アイブロウ部門

ワックスやメイク、ラミネーションの技法を取り入れながら、アイゾーンを立体的に仕上げて競うのが、アイブロウ部門。「ワックス+メイク」「ラミネーション+メイク」「ワックス+ラミネーション+メイク」のいずれかを用いて、モデルに合ったデザインを施します。
2024年に新設されたばかりの部門ですが、早くもハイレベルな戦いが繰り広げられているそう。EWC2025の作品にも注目が集まっています。

アイゾーンムービー部門

アイゾーンムービー部門は、施術のビフォーアフターを1本の動画にまとめ、作品の世界観や仕上がりの美しさを競う部門です。眉毛とまつげの両方に施術が必要ですが、使用商材や施術工程、動画の撮り方、編集方法などは自由。オンラインコンペを勝ち抜くには、施術のクオリティもさることながら、動画を撮影・編集するスキルも求められます。
InstagramなどのSNSを使った集客が一般的になっている昨今、お客様の心に刺さる動画を作成できることはアイデザイナーにとっての大きな強みとなるでしょう。

「EWC2025」大会の流れはこちら

2503_7Eii【EWC2025】大会の概要や流れをおさらい!気になるオンラインコンペの通過者も紹介出典:EYELASH WORLDCUP TOKYO公式サイト

2025年度も大会の流れは例年どおりで、とくに大きな変更点はないようです。EWC2025は今まさにオンラインコンペが終了し、リアルコンペに向けて準備が進んでいる段階。ですが2026年度のエントリーを目指す方に向けて、今大会の流れを改めておさらいしておきましょう。

個人の部
  1. EWC公式サイトより公式LINEに登録してエントリー
  2. 2024年12月10日~2025年2月28日の間に作品をアップロード
  3. エントリーフォームより申し込み
  4. 審査により各部門上位20名を選出
  5. 2025年6月3日リアルコンペ開催

団体の部
  1. EWC公式サイトより公式LINEに登録してエントリー
  2. 「シングルラッシュ」「3D/4Dボリュームラッシュ」「ラッシュリフト」「アイブロウ」の各部門から1名ずつ、4名を1チームとして大会に参加
  3. 2025年6月3日リアルコンペ開催

なお、エントリーの際は、公式LINEへの登録とGoogleアカウントが必要になるとのこと。2026年度についても同様のエントリー方法となるか分かりませんが、参加を予定している方は事前に準備しておくと安心です。詳しくは、公式サイトや公式Instagramなどで情報をご確認ください。

栄えあるオンラインコンペの入賞者発表!

2503_7Eii【EWC2025】大会の概要や流れをおさらい!気になるオンラインコンペの通過者も紹介出典:EYELASH WORLDCUP TOKYO公式サイト

「シングルラッシュ部門」「3D/4Dボリュームラッシュ部門」「ラッシュリフト部門」「アイブロウ部門」「アイゾーンムービー部門」の全5部門で、センスや技術力を競い合ったオンラインコンペ。国内外で活躍されている新井舞さんを総審査員長に迎え、世界基準での審査が行われました。狭き門を突破したオンラインコンペの入賞者を、さっそくチェックしてみましょう!

【部門別】オンラインコンペ通過者はこちら!

オンラインコンペの通過者は以下のとおりです。

シングルラッシュ部門
石川 わか子さん・猪岡 千幸さん・大谷 敏恵さん・Rosa Glorianteさん・小皷 未夢羽さん・久保 麻衣さん・福田 美優さん・清水 未緒さん・猪野塚 久曜玲さん・佐藤 香織さん・溝口 亜衣さん・岩岡 恵梨さん・船崎 舞さん・近田 絵里香さん・真野 美咲さん・熊代 明子さん・田中 優里花さん・松浦 桃子さん・西村 知甫さん・石毛 香衣さん

3D/4Dボリュームラッシュ部門
當眞 聡子さん・猪野塚 久曜玲さん・石川 わか子さん・西村 知甫さん・西村 沙也加さん・西城 麻未さん・山本 明日香さん・山口 裕加さん・阪上 沙緒理さん・佐野 このみさん・佐藤 あいさん・原島 彩さん・原田 美紀さん・玉城 亜美さん・久保 麻衣さん・岩岡 恵梨さん・加藤 万理さん・加藤 彩花さん・岡本 樹里さん・Rosa Glorianteさん

ラッシュリフト部門
澤谷 友里恵さん・西村 沙也加さん・高橋 るりさん・浦島 麻衣さん・山﨑 優子さん・米野 緑夏さん・鎌田 利榮さん・松原 彩加さん・佐藤 香織さん・鈴木 弓子さん・後田 奈奈美さん・猿渡 二凡さん・中本 郁美さん・齋藤 あゆみさん・川崎 晴加さん・田口 麻易子さん・溝口 亜衣さん・澁谷 愛美さん・鈴木 理香子さん・柳川 典子さん

アイブロウ部門
田中 さゆりさん・松土 友香さん・山地 世乃さん・松行 菜緒さん・天野 明子さん・高橋 知里さん・大畑 可奈恵さん・近田 絵里香さん・西村 沙也加さん・工藤 香苗さん・中川 絵里さん・高橋 るりさん・坂本 美香さん・Rosa Glorianteさん・神野 彩香さん・長谷川 蘭さん・加藤 万理さん・横尾 美里さん・猪野塚 久曜玲さん・柳川 典子さん

アイゾーンムービー部門
浦島 麻衣さん・瀧口 治代さん・猪岡 千幸さん・村上 愛佳さん・藤村 香奈さん・大谷 敏恵さん・阿嶋 弥瑳輝さん・西村 沙也加さん・清水 未緒さん・末崎 みさ希さん
※すべて順不同

中には、複数部門で受賞している方も!今後の活躍がますます期待できそうですね。

【Beauté独占】総審査員長・新井舞さんからの総評コメント

2503_7Eii【EWC2025】大会の概要や流れをおさらい!気になるオンラインコンペの通過者も紹介出典:EYELASH WORLDCUP TOKYO公式サイト

最後に、オンラインコンペの結果を受けて、総審査員長である新井舞さんからいただいたBeautéだけの独占コメントを紹介します。

今回EWCの総審査員長をさせていただくにあたり、競技者の方が納得できる審査にしたかったので、予選の審査項目や写真提出すべてを“世界基準”に致しました。数々のコンペで審査を経験して、オンラインの作品作りの大変さを十二分に知っているので、予選だけではなくオンラインの中でも賞を獲得できるように企画しました。予選でもありオンラインコンペでもある、新しいEWCの形になったと思います

 

審査員についても、競技者が納得できるよう、大会実践がある方と誰が見ても技術力が群を抜いている海外審査員に依頼しました。そのこともあり、前年度より格段に提出された作品のレベルが上がっています。今回、世界基準の審査になったことで日本の皆さんは作品作りが大変だったかと思いますが、皆さん全力で取り組んでくださったのが作品を見てひしひしと伝わって感慨深いものがありました。今後、世界大会に挑戦したい方にはとても良い経験になったかと思っております。

 

参加された方が次の大会に活かせるように、海外で技術講習をしているAishaやBianca、Anastasiaがアドバイスコメントを全員に書いてくれています。日本の審査員の方々にも、私から細かい審査のポイントを伝え、見逃しや不正がないように、何回も協議を重ねて厳正なる審査を行いました。世界大会は技術レベルが高いうえにアーティスト力も高いです。まつげだけでなく、トータルの美しさも考えて作品作りをしています。

 

その中で気になった点を正直にお話しすると、日本の皆さんはモデルさんがマスクをしたままの作品を提出していたり、背景にスツールなどが丸見えの状態で提出されたりしていたことです。これには、海外の審査員をメインでしている私や海外ジャッジの方も皆驚いていました。

顔が半分以上隠れていたら、モデルさんに似合わせはできないですよね。全体の仕上がりで美しい作品を作るときに、背景が汚れていたら美しい作品とは言えません。日本の皆さんには、お客様のすべてを綺麗にする!というラッシュアーティストへ思考を変えていただけたら、もっと技術やデザイン性が高まるはずです。上位で通過されていたアイラッシュの仕上がり技術ができていた方は自然とそれができていました。ぜひ次の大会で改善してみてくださいね。

 

日本の技術者さんはまだまだ伸び代があって期待しています♪上位通過された皆さんおめでとうございます!ライブはまた違った緊張感との戦いですが、心から応援しております!参加された競技者の皆様、素晴らしい作品をありがとうございます。本当にお疲れさまでした。

まとめ

EWCは、アイデザイナーが自身の技術力やデザイン力を試す絶好の舞台。エントリーしていなくても、上位に選ばれたアイデザイナーの作品を見ることは、自分のスキルアップにつながります。2025年6月3日に開催されるリアルコンペでは、さらにレベルの高い戦いが見られるはず!ぜひ公式サイトやSNSで大会の様子をチェックし、学びの機会にしてみてくださいね。

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