癖ありまつげへの対策テク!外側に倒れる自まつげの癖の補正方法とコツとは

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まつげには人それぞれ癖があること、ご存知ですか?まっすぐ生えているまつげに比べて、癖のあるまつげはマツエク装着の難易度が高くなります。癖のあるまつげに綺麗にマツエクを装着するためには、どのようなポイントを押さえる必要があるのでしょうか。今回は「外側に倒れる癖」のあるまつげへの対策方法と、まっすぐ装着するためのコツをご紹介します。

癖ありまつげとは?よくある癖とは?

髪の毛はまっすぐだったりうねっていたりと、人それぞれ癖がありますよね。それと同様でまつげにも癖があるのです。では、なぜまつげに癖が現れるのでしょうか。

先天的な原因 

・毛質
髪の毛の癖はまつげの毛質にも直結します。直毛タイプの人はまつげもまっすぐですが、毛先がうねるタイプの人や柔らかい毛質の人はまつげにも癖が現われがちです。
・生まれつきの生え方
毛穴やまぶたの形状によって、まつげに癖が現れることがあります。逆さまつげが典型的な例です。
・まぶたや頬の肉のつき方
まぶたが重め、もしくは頬の肉が付きすぎていると、まつげが常に押された状態に。すると、癖が付きやすくなります。また、笑ったときに目が細くなる人は外側に流れやすくなることも。

後天的な原因 

・まつげのダメージ
ビューラーを頻繁に使用すると、まつげに負担がかかって傷める原因に。傷んだまつげは健康な毛に比べて癖が付きやすいです。また、目をこすったりうつ伏せで寝たりするとまつげに癖がつくことも考えられます。
・髪が当たる
前髪や横髪がいつもまつげに当たっていると、流されて癖が付く原因になります。

以上のような要因が、まつげに癖を付けてしまうのです。まつげの癖は向きがバラついたりハネたりと様々ですが、外に流れるケースもよく見られます。外に流れるまつげは、慣れていないと難易度が高く感じられるでしょう。というのも、倒れているように生えている人であれば、いつものツイザーの角度でエクステを持つと難しいからです。また、癖に流されないようにエクステを装着するには、まつげの見極めも必要になってきます。では、どうしたら外に流れる癖のあるまつげに綺麗に装着できるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

外に流れる癖への対策・装着方法

まずはこちらの画像をご覧ください。

外に流れる癖 

中央まではまっすぐ生えていますが、目尻部分は外に流れていることが分かりますね。このまつげにエクステを装着したのが下の画像です。

癖に流されるとこうなる 

癖のあるまつげの中でも、比較的まっすぐ生えているものがあればそちらにエクステを装着しますが、このモデルの場合は目尻が全部流れていますね。そのような場合は、できるだけ癖に流されないように、しっかりとエクステを装着する必要があります。

では、どうしたら外に流れる癖のあるまつげに綺麗にマツエクをつけられるのでしょうか。まっすぐ装着するためのテクニックやポイントを一緒に学んでいきましょう。

まずは、毛先の向きが右に流れているパターンのOK例とNG例から。

上:OK例/下:NG例 

右に流れている場合、下の画像のようにエクステを装着すると自まつげに流されてしまいます。すると全体的にバラついてしまい、美しく仕上がりません。上の画像のように、毛の流れに逆らうようにして装着すると、エクステがまっすぐになります。
癖のあるまつげが厄介なのは、時間の経過とともに生え癖の方向に流れていきやすいところ。装着時はまっすぐに向いていたとしても、まつげの成長や洗顔の刺激などで生え癖の方向に流れていきやすいのです。まっすぐな向きを保つためには、自まつげのどの部分に沿わせてマツエクを装着するかが重要となります。まずは下の画像をご覧ください。右側に流れる癖のあるまつげに、それぞれの方法でエクステを装着した例です。

綺麗に装着できているのはどれでしょう? 

綺麗に装着できているのは、下絡め付けと左横付け の2つです。
右横付けにすると、毛の流れに持って行かれていることが分かりますね。

左横付けの場合は自まつげ が支えとなり、右に流れにくくなっています。エクステがまっすぐ向いているため、美しく装着できていると言えるでしょう。

次に下絡め付けですが、装着面がしっかりと取れるため、向きも流れにくくなっています。自まつげの角度にもよりますが、ほかの方法に比べ下絡め付けの装着の仕方のほうが固定されやすいのも特徴。

左横付けする場合は画像を見ると分かると思いますが、接着面が短くなっていますね。流れに逆らい、毛先を起こして付けようとするため、下絡め付けに比べると接着面が短くなってしまいます。

もし横付けを選択するのであれば、グルー選びも重要です。自まつげの毛流れに逆らってまっすぐの向きで付ける場合は、装着面が短くなりますよね。そのため短い装着面でも向きが変わりにくく、持続性の高いグルーを選定することが必要となります。毛の流れに逆らうようにエクステを装着しているため、癖のないまつげに比べると取れやすくなるからです。

また、まっすぐエクステを装着するためにもうひとつ重要なポイントが、テープ貼りです。先程も登場したこちらの画像をご覧ください。こちらはアッパーテープの理想的な貼り方です。 

アッパーテープで自まつげの角度を必要以上に上げてしまったり、斜めに引き上げると毛流れが変わってしまいます。すると、テープを剥がした時にエクステの向きがばらついてしまったり、ずれたりするのです。理想は画像のように本来の毛流れのまま、自まつげの角度を持ち上げるだけにすること。施術に入る前に、正しくテープが貼れているかどうかチェックしましょう。

▼テープ貼りについてはこちらの人気記事もCheck 

 

お客様へのアフターケア・アドバイスの注意点

アイリストがまっすぐにエクステを装着することが最も重要ですが、お客様にも気を付けていただく点がいくつかあります。

・目をこすらない
・うつ伏せで寝ない
・洗顔やクレンジングは正しい方法で
・前髪が当たらないようにする 

この4点はお客様に気を付けてもらいましょう。
まず、目をこすらない、うつ伏せで寝ないのはマツエクを長持ちさせるための基本的なこと。マツエクに慣れているお客様なら理解しているかと思いますが、まつげに癖のある人はより注意してもらう必要があります。
次に、洗顔やクレンジングをする際にまつげをゴシゴシしたり、くるくるこすると、癖通りにまつげが流れたりばらけたりすることも。そうならないためにもまつげの流れに沿って、優しくなでて汚れを落とすよう注意を促しましょう。

▼クレンジングの方法はこちらもCheck! 

最後に、髪の毛がまつげに当たらないようにすることも大切です。前髪や横髪が常に当たってしまうとまつげがばらけたり、前髪の毛流れの方に倒れたりします。髪がまつげに当たっているお客様から「まつげが外に向く癖があるのよね」と言われた場合、「髪が当たっている部分はまつげに癖が付きやすいので、髪が当たらないようにするといいですよ」とアドバイスしてみましょう。

また、まつげが癖通りに流れてしまいやすいお客様には、コーティング美容液がおすすめです。使用するタイミングは朝晩がベスト。特に夜は寝ているときにバラけてしまうことが多いので、寝る前にコーティング美容液を使用するとよいですね。洗顔後はドライヤーの弱風で乾かし、ブラシでカールがまっすぐ起きるように整え、最後にコーティング美容液で固定しましょう。流れてしまったエクステもまっすぐに整えやすく、固定ができるので流れにくくなります。癖がない人よりも、より丁寧に扱っていただくことが重要です。

まとめ

まつげに癖が付く原因や、まっすぐエクステを装着するための方法、お客様に気を付けていただくポイントなどをご紹介してきました。今回は外に倒れる癖のあるまつげの対処法についてご紹介しましたが、人によってまつげの癖は様々です。癖があることに気づいていないお客様もいれば、もしかして、「癖があるから仕方ない」と諦めているお客様もいるかもしれません。ぜひプロとして、どんな癖のあるまつげでも綺麗にエクステの装着ができるよう、日頃から技術を磨いておきましょう。

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