マツエクが上手になる練習方法は?若手アイデザイナーにコツや役立つセミナーを紹介

マツエクを上達させるには練習あるのみ!そう分かっていても、「どんな練習をすれば良いのだろう?」「効率良くスキルを磨く方法はある?」と悩む若手アイデザイナーは多いのではないでしょうか。この記事では、マツエクの施術にまだ自信が持てない方に向けて、モデルさんとの練習の他に、髪の毛や紙コップを使ったトレーニング法、スキルアップにつながるセミナー情報などをご紹介します。アイデザイナーとしてさらなる高みを目指したい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
お客様に「下手な人」と思われるアイデザイナーの特徴は?
マツエクの技術を磨くには、ただ練習を重ねるだけでなく「お客様がどんなときに不満を感じるのか」を知っておくことが大切です。特に新人のうちは、自分では気付かないところがお客様の不満につながっているケースも…。では、お客様が「この人下手だな」と感じるシーンには、具体的にどのようなものがあるのでしょうか?
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モチが悪い
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すぐにバラつく
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まつげの根元から離れたところにエクステが付いている
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施術時間が長い
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テープを剥がすときに痛みがある
中でも圧倒的に多い不満は、「モチが悪い」ことと「すぐにバラつく」こと。装着直後はきれいに見えても、数日ですぐにエクステが取れてしまったり方向がバラバラになってしまったりすると、お客様は残念な気持ちになってしまいます。選ばれるアイデザイナーになるためには、やはり「高い技術力」が不可欠というわけです。
では、接客面ではどうでしょうか?接客に関しても、技術とはまた違う側面からお客様に不満を感じさせてしまうケースがあります。たとえば、以下のような場面です。
- 提案力に欠ける
- 質問に対して期待したような答えが得られない
- 声掛けもなく、いきなりテープを剥がされた
- 施術中に体が当たる
実は、これらの不満はアイデザイナーが一生懸命に施術しているときほど生じやすい傾向にあります。「きれいに仕上げよう」「失敗してはいけない」と思うからこそ、接客のことまで気が回らないのです。しかし、接客面での不満は、自分の心掛け次第でゼロにすることが可能!技術に自信がないのならなおさら、施術中の声掛けや気配り、お客様に寄り添う姿勢を忘れてはなりません。
アイ施術の全工程を丁寧にチェックすることが大切!
マツエクのスキルを高めるには、施術中の一挙一動について「これで正しいかな?」と立ち返ることが重要です。ここでは、施術中に注意したいチェックポイントについて挙げていきます。
テープ貼りや施術に時間が掛かりすぎていないか
これは、新人とベテランで大きく差が出る部分。ただ、アイデザイナー歴に関わらず、日々の施術の中にスピードアップのヒントが隠れていることもあります。装着時間の短縮に悩んでいる方は、次の記事を読んでおさらいしてみてくださいね。
ツイザーを正しく持てているかどうか
ツイザーの角度がまぶたに対して平行になるように持つことは、アイデザイナーとして最低限守るべきポイント。安全に施術を行うために、ツイザーの先が目に向くことは絶対に避けなくてはなりません。また、皮膚に当てないことも基本中の基本。モデルさんとの練習時には、チクチクするなどのツイザーによる不快感がないかを必ず確認するようにしましょう。
お客様のおでこに重みが掛かっていないか
上手なアイデザイナーの場合、施術中にお客様がおでこに重みを感じることはまずありえません。常に小指が触れるか触れないか程度の、ソフトタッチの状態を維持しています。もしも、手が必要以上に重くなってしまうというアイデザイナーは、マツエク練習のときに無駄な力が入っていないか確認してみましょう。
装着は正しく、スピーディーにできているかどうか
ベテランのアイデザイナーであっても、美しく速く完璧に装着できる人はそれほど多くありません。装着については、次のようなチェックリストで細かく見直してみましょう。
□オフは手際良く進められているか
□ツイザーによる引っ掛かりなどの違和感はないか
□テープ貼りが原因で目が沁みるなどの刺激が生じていないか
□エクステが自まつげに対してまっすぐ装着できているか
□エクステの根元が浮いていないか
□しっかりと装着しているか
□グルーの硬化速度と装着のタイミングは適切か
□装着位置は正しいか
□装着幅を正しく見極められているか
□装着ライン、アウトラインは美しく整っているか
□1本あたりの装着に時間が掛かりすぎていないか
□テープオフは優しく、素早く行えているか
□こまめにお客様に声掛けできているか
□全体の装着時間は短くできたか
このように、「マツエクが上手いアイデザイナー」として認められるためには、さまざまなポイントを網羅しておくことが条件となります。また、カウンセリングの際に、要点をしっかりと押さえて効率良く進めてくれるかどうか、施術中にこまめに声掛けをしてくれるかどうかも、アイデザイナーの力量を判断する重要なポイントに。
とはいえ「あれもこれも練習しないと…」と焦る必要はありません。マツエクの技術は、練習モデルやマネキンへの施術を何度も繰り返すことで徐々に習得できるものです。何よりも大切なのは、失敗を恐れずに一つひとつの作業を丁寧かつ着実に積み重ねていくこと!一朝一夕で身に付くスキルではないからこそ、自分に合った練習法を毎日コツコツと続けることが重要なのです。
もちろん仕上がりの美しさも大切
「上手いアイデザイナー」を目指すなら、仕上がりの美しさも忘れてはいけないポイント。お客様に満足いただくには、カウンセリングで希望されるデザインをしっかりと汲み取り、再現することが重要です。
特に技術面では、「モチの悪さ」や「仕上がりのバラつき」に不満を抱くお客様が多くいらっしゃいます。毛周期によってはエクステがすぐに取れてしまう可能性があることや、摩擦による刺激でエクステの向きが変わる可能性もあることをしっかりと説明したうえで、施術を行いましょう。
マツエク上達のための練習方法は?
マツエクを上達させるには、効率的な練習を継続して行う必要があります。今回は、「個人練習」と「モデルさんとの練習」の2パターンに絞って、効率的な練習方法について解説していきます。
「個人練習」で装着の質とスピードを高める!
装着に掛かる時間の目安としては、エクステ1本につき30秒以内が理想。これは、自まつげを正確にかき分けて、適量のグルーをエクステに取り、正しく装着するまでの時間です。
まずは「テープを使った練習」で装着の質とスピードを高めましょう。この練習方法では、テープを4.5cm程度の長さでカットし、テープ上部の幅3cmの範囲にエクステを40本並べて装着していきます。
すべての毛を装着し終えるまでの目標時間は、20分以内。もちろん、スピードだけでなく、装着ラインや向きについても意識しなくてはなりません。このとき、「テープの端から1mmで装着ラインがまっすぐ揃っているか」「根元浮きがないか」「エクステの向きやグルー量は適切か」「エクステ同士のくっつきはないかどうか」などの細かい点にも気を配ることが大切です。
次は、「マネキンを使ったマツエクの装着練習」。この練習方法は、マネキンに接着したつけまつげにエクステを装着していく方法です。
つけまつげを使うメリットは、放射状に広がっていること。理想的なカーブを描いているためきれいなデザインが作りやすく、正しいイメージをつかみやすくしてくれます。
しかしその一方で、つけまつげは自まつげとは異なり、グルーが中々固まりにくいという特徴も。実践に似た練習をするのであれば、7mm程度に切った髪の毛をテープに貼り付けて並べ、それにエクステを装着していく方法が有効です。髪の毛は、成分や構造がまつげと同じ。髪の毛を使って練習することで、エクステの装着感やグルーが固まるまでの感覚をつかむことができます。
出典:Amazon
また、マツエクのスキルアップには、紙コップなどを使った個人練習も効果的。こちらのキットのように、目の絵柄が付いている紙コップへ施術を施すことで、スピードを意識した装着や根元浮きしない感覚、仕上がりの美しさなどを練習できます。
マツエクの施術スキルを「モデルさんとの練習」で身に付ける!
マツエクを上達させるうえで欠かせない「テープ貼り」。そのためには、まず「正しいテープ貼りはコレ!」というものを、しっかりと理解しておく必要があります。そこでおすすめしたいのが、正しいテープ貼りを推奨している専門スクールに通う方法。スクールによっては、自分で必要なカリキュラムだけを選択できるため、業務と並行して通うことも十分可能です。
正しいテープ貼りをマスターしたら、後はひたすら反復練習あるのみ!テープ貼りに掛かる時間は、3分~5分以内が理想です。さまざまなまぶたの形に対応できるよう、モデルさんまたは家族や友人に協力を仰ぎましょう。
ちなみに、すでにマツエクしている状態のモデルさんの場合は、全オフの練習も兼ねて行えます。モデルさんとの練習の良さは、フィードバックを受けられるところ。無料のモニターさんへの施術でも練習量を増やすことはできますが、ただ数をこなすだけでは自分の改善点に気付きにくいものです。
一方、モデルさんとの練習ではお客様目線での意見を聞けます。練習の際には、「手の重さが掛かりすぎていなかったか」「施術中に痛みや不安に感じなかったか」「モチは良かったか」などについて、必ず確認するようにしましょう。
セミナーに参加するのもおすすめ!
1人での練習や勉強が不安な方には、セミナーへの参加もおすすめです。
リニューアル!EGTSアイデザイナー短期養成講座(レギュラーコース)
マツエクデビューを目指す新人アイデザイナー向けの短期講座。EGTC(アイラッシュガレージのアイラッシュ専門スクール)の認定講師が、マツエクの基礎知識や技術の習得をサポートします。カリキュラムは2時間半のe-ラーニング講習と3日間の実技講習、3時間のアフターフォロー講習のみ。短期間でしっかりとマツエクの施術に必要なスキルが身に付きます。
EGTSはじめてのまつげエクステ~施術をしてみよう~(入門コース)
マンツーマン方式で、マツエクの基本的な技術や流れを丁寧に学べる入門コースです。アイラッシュ施術が初めての方でも安心して取り組めるよう、目の仕組みから使用するアイテム、施術の手順まで、基礎からじっくり指導してもらえます。「マツエク未経験だけどこれから学びたい」「技術の土台を固めたい」というアイデザイナーにおすすめです。
EGTSボリュームラッシュ~1Dayレッスン~
基礎知識から施術のポイントまで、ボリュームラッシュに関するスキルを効率良く学べるセミナーです。ワゴンセッティングやファンの作り方、装着方法などを4時間で習得できるカリキュラムが魅力。少人数制で丁寧に指導してもらえるため、ボリュームラッシュに慣れていない方でも理解しやすく、実践的な技術の底上げにもぴったりです。
まとめ
サロンにとって、高いスキルを持つアイデザイナーは貴重な存在。常にハイレベルな施術を提供できることは、多くのお客様を呼び込む武器になります。お客様からもサロンからも必要とされるアイデザイナーになるには、忙しい日々の中でも空き時間を活用し、意識的にマツエクの練習時間を確保することが大切です。また、技術面のスキルアップだけでなく、お客様に寄り添う心遣いも忘れずに。技術と接客、両方のスキルを磨くことで「この人にお願いして良かった」と感じてもらえるアイデザイナーを目指しましょう。
※本記事の内容や価格はすべて、2025年7月時点のものです。最新情報は、公式HP等よりご確認ください。
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