OEMの知っておきたい基本の流れや注意点!おすすめの委託先メーカー5選も

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自店のこだわりを詰め込んだ製品が作れるOEM。省コストで自社ブランドの商材開発ができることはもちろん、それ以外にも多くのメリットがあります。しかし、いざOEMで製品を作ろうと思ったとき、委託先の選び方や基本的な流れが分からず、途中で製作を断念してしまうケースも。そこで今回は、OEMによって自社ブランド商品を作る際の基本的な流れや、知っておきたい注意点などをまとめました。併せて、OEMに対応しているおすすめメーカーも5つご紹介します。

OEMを利用して製作するメリットは?

OEMの知っておきたい基本の流れや注意点!おすすめの委託先メーカー5選も

まずはOEMのメリットからチェックしていきます。

自社ブランドの開発・製造コスト削減

OEMでコスメ/オリジナル商材を作る際は、専門のメーカーや業者に製品の製造を委託します。そのため、製造にかかる設備費や人件費などをアイデザイナーやサロンが負担する必要がなく、初期費用を抑えて自社ブランドの製品を作ることが可能です。また、新規開発と違って既存商品をベースにできるため、試作や開発にかかるコストも大幅に削減できます。中には小ロットに対応しているOEMメーカーもあるため、余剰在庫のリスクも軽減できるでしょう。

ブランドイメージ強化

OEMでは、サロンのイメージに沿ったデザインのパッケージやラベルをつけた製品を製造できます。つまり、アイデザイナーやサロンらしさをぎゅっと詰め込むことが可能。そのため、ブランドイメージの強化他店との差別化を図れます。

OEMによる商品製作の基本的な流れ

OEMの知っておきたい基本の流れや注意点!おすすめの委託先メーカー5選も

続いては、OEMによる製作の基本的な流れを解説していきます。メーカーによって異なる場合もありますが、以下の流れが一般的です。

1.どのような製品を作るか、数量はどうするかなど、メーカーと打ち合わせ

2.メーカーによるサンプルや見積もりの提示

3.契約後、メーカー工場にて製造

4.完成した商材の納品

ただし、上記の流れはあくまで目安。委託先を絞れたら、それぞれのメーカーの流れに合わせて、製造~販売までのスケジュールを想定してみましょう。

知っておきたいOEM利用時の注意点

OEMの知っておきたい基本の流れや注意点!おすすめの委託先メーカー5選も

満足のいくOEM製品を完成させるために、事前に把握しておきたい注意点をまとめました。

製品のコンセプトを明確にする

OEMによる製作にあたり、委託するメーカーに希望するコンセプトを明確に伝えることが大切です。そのため、打ち合わせは入念に行う必要があります
ただし、委託先のメーカーが有している製造ラインには限りがあるため、サロン側のすべての希望が通るわけではありません。そのため、アイデザイナーやサロンのコンセプトにマッチした製品に対応してくれるかどうかもチェックしておくことが大切です。

OEMとODMの違いを理解しておく

OEMは、既存商品をベースに自社ブランド商材を企画・開発し、その製造工程を外部メーカーへ委託することをいいます。そのため、スペックは元の製品と変わりません。一方、ODMは製造に加え、商材の開発やデザインまでも委託する形態のこと。つまり、メーカー側にとっては市場に無いモノを製造することになるため難易度が高く、完成までの期間も長くなります。

アイ業界におけるOEMで人気が高いものの1つにラッシュリフト剤がありますが、既存商品をベースにするはずが、開発段階で配合成分やテクスチャーなどスペック変更の要望が出てくることも多いのだとか。その結果、製作工程の負担が大きくなり、途中で断念してしまうアイデザイナーやサロンも少なくありません。OEMとODMの違いを把握し、どこまで自身が取り組めるかをしっかり考えてから選択してみてください。

ベンチマーク品をリストアップしておく

アイサロンで取り扱っている商材や店販品は、大きく分けてデザイン・処方・容器の3要素で成り立っています。この3つの要素ごとに比較して基準となる製品をリストアップし、より具体的な完成イメージを膨らませましょう。ベンチマーク品をリストアップすることで、コンセプトを決める際にも役立ちます。

販路のイメージを膨らませておく

OEMをオーダーする際には、事前に販路について考えておく必要があります。ホームケアアイテムであれば店頭で販売できますが、アイデザイナーを対象に商品を販売する場合は、ネットショップが便利です。ネットショップは、お客様がリピートしやすいというメリットもあります。
商品にマッチしたさまざまな販路を確保することで、より効率的な売り上げアップが狙えるでしょう。海外輸出を考えている方は、国によっては輸入規制が設けられていることもあるため、下調べを忘れないようにすることが大切です。

予算感

いくらコストを抑えて製品を製造できるといっても、資金面での見積もりを怠ると今後のサロン運営に支障を及ぼすことも考えられます。そのため、予算を決めてからオーダーしましょう。

また、ロット数についてもしっかり考えをまとめておく必要があります。メーカーによっては100~、200~といったように、小ロットから対応していることも。サロンの規模にマッチしたロット数でオーダーし、無駄な在庫を抱えないようにすることも大切です。

OEMを作るなら?おすすめの委託先5選

ここからは、アイサロンのOEMに対応しているおすすめメーカーを5つご紹介します。自店にマッチする委託先を見つけてみてくださいね。

EYELASH GARAGE

OEMの知っておきたい基本の流れや注意点!おすすめの委託先メーカー5選も出典:EYELASH GARAGE

「EYELASH GARAGE(アイラッシュガレージ)」は、アイサロン関連の商材を取り扱う国内最大級のプロ向け専門ショップです。80万点以上の商品を取り扱っており、アイサロンに必要な機材やインテリア、ユニフォームなども取り扱っています。130以上ものブランドを取り扱っている総合商社だからこそ、日々移り変わるアイ業界のトレンドにも対応したOEMの提供が可能。電話・メール・Zoomなどで打ち合わせできるため、日本全国どこにいてもOEM製品を作れるのもうれしいポイントです。アイテムによっては、200個~と小ロットにも対応しています。

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松風

OEMの知っておきたい基本の流れや注意点!おすすめの委託先メーカー5選も出典:松風

「松風」は、アイデザイナーの技術・創造の向上をサポートするプロ専用アイラッシュメーカーです。ラッシュリフトやマツエク、アイブロウといった、アイサロンの幅広いメニューに対応した商品を製造・開発しており、これらのノウハウを活かしたOEM製品の製作が可能。アイデザイナーのニーズを先読みして、新しいトレンドを生み出すことにも注力しているメーカーです。日本国内はもちろん、25ヶ国を超える世界の国々での実績もあります。そのため、OEMで作った製品の海外輸出を考えている方海外に店舗を持つサロンオーナーの方にもおすすめです。

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サティス製薬

OEMの知っておきたい基本の流れや注意点!おすすめの委託先メーカー5選も出典:サティス製薬

「サティス製薬」は、独自に開発したナチュラル原料をメインに使用した化粧品を開発・製造しているメーカーです。その独自性のある原料が商品の強みとなり、他店との差別化を図れます。主に、基礎化粧品日焼け対策アイテムヘアケア石鹸などのOEMに対応。トータルビューティーサロンなどで重宝するラインナップです。コンセプトの立案から出荷までトータルで対応していることから、はじめてOEMで製作するサロンにもおすすめ。他ジャンルの美容サロンにも参入したいなど、これから事業拡大を検討している方にもぴったりです。

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BEAUTY GARAGE

OEMの知っておきたい基本の流れや注意点!おすすめの委託先メーカー5選も出典:BEAUTY GARAGE

「BEAUTY GARAGE(ビューティーガレージ)」は、国内最大級の美容商材総合卸メーカーです。アイサロンをはじめ、エステサロンや理容院・美容院、マッサージサロンといった、幅広いジャンルの美容サロンに対応した商品を展開しています。300万点以上の品ぞろえを誇っており、比較的リーズナブルな価格設定も人気の理由のひとつ。ラベル製作のみの気軽にトライできる「セミOEM」と、ゼロベースからこだわりの製品が製作できる「フルOEM」の2パターンから選べます。基本的に「フルOEM」は1,000個からの対応ですが、商品によっては小ロットからの製作も可能。個々のサロンに寄り添った提案をしてもらえます。

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Odette eyelash cosmetics

OEMの知っておきたい基本の流れや注意点!おすすめの委託先メーカー5選も出典:Odette eyelash cosmetics

「Odette eyelash cosmetics(オデットアイラッシュコスメティクス)」は、マツエクやラッシュリフトに必要な商材や、アイサロンの物販商品をメインに展開するメーカーです。アイデザイナーとサロンユーザー双方に寄り添ったアイテムを製造・開発し、多くの支持を集めています。OEMにおいては、予算やロット数など、希望に寄り添った提案をしており、これまでの実績も多数。まずは、メールで気軽に問い合わせできるため、すでにOEM製品を作る方針を固めている方はもちろん、まずは相談だけしたい方にもおすすめです。

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まとめ

OEMで製品を作ることで、サロンのブランドイメージ強化やコスト削減など、さまざまなメリットがあります。よりサロンにマッチした製品を作るため、コンセプトを明確にする、ベンチマーク品を決めておくといった点に注意することも覚えておきたいポイントです。ご紹介したOEM対応メーカーを参考に、ご自身のサロンの魅力を最大限にアピールできる製品を完成させましょう。

※本記事の内容や価格はすべて、2025年6月時点のものです。最新情報は、公式HP等よりご確認ください。

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