寝相が悪い方へのアドバイスや提案とは?寝相改善&寝相に負けないマツエクケア方法の提案をマスターしよう

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エクステが取れやすくなってしまう原因の一つに「寝相」があります。寝相はエクステへ悪影響を与えるため、すぐにでも改善したいところ…しかし寝相は、文字通り就寝中に起こる現象であるため解決策を見出すのは難しく思えますよね。だからこそ、寝相に悩むお客様に対し、一つでも二つでも有効なアドバイスをすることができたら、アイリストとしての信頼度もアップするはずです。ぜひ、一緒に考えてみましょう!

マツエクのモチに関わることとは?おさらい編

一般的にマツエクを綺麗な状態で楽しめる期間は約2週間程度、また約3週間から4週間ごとにリペアなどのケアをする必要がありますよね。しかしこのマツエクのモチの目安は、理想的なケアを行った場合を想定した期間です。きちんとしたケアを行わなければ、マツエクのモチは悪くなってしまいます。では、どのような要因がマツエクのモチに関係しているのでしょうか?日々、カウンセリングの際にお客様へお伝えしている内容だと思いますが、再確認してみましょう。

濡らすことによる影響

濡れることによりグルーがダメージを受け、エクステが取れやすくなってしまいます。そのため、なるべく乾いた状態をキープすることが重要です。
しかし濡らすことを避けるために全く洗わないというのは、さらなる危険を伴います。目元にはほこりや皮脂、メイクなど見た目以上に汚れがたまっています。その汚れをエサにして、病原菌などが繁殖すると眼病を引き起こしてしまうことがあるためです。
トラブルを防ぐためにも、目元を清潔に保つ洗顔は必須。重要なのは、洗顔後に濡れた状態で長時間過ごさないことです。マツエクが濡れている場合は、ティッシュなどで優しく水分を吸い取ったり、ドライヤーの冷風などで遠目から乾かしたりするのもおすすめです。

触ることによる影響

指でマツエクを触ると、物理的なダメージにより自まつげとエクステの接着力を弱めてしまいます。さらに、指先の皮脂によっても、マツエクが劣化すると言われています。お客様の中には「触りグセ」がある人もいるため、日常生活の中でなるべくマツエクを意識せずに済むよう「目頭は指一本分空けて施術を行う」、「目尻の2~3本分は装着しない」などの対応が効果的です。

擦ることによる影響

自まつげとエクステがグルーで固定されている範囲は、幅0.1mm、長さ3~5mmと極めて狭いですよね。そのため、擦ることによる衝撃は計りしれません。特に左右に擦ることは、マツエクにとって最も悪影響を与えます。
日中、起きているときには擦らないことを意識できますが、就寝中に擦ってしまうという人も多いのが悩みの種。特に寝相が悪い人にとっての寝ることは、無意識のうちに手で擦る、枕と擦れる、布団や毛布と擦れるなど、マツエクにとって良くないことがたくさん起きてしまう魔の時間とも言えます。

マツエクのモチの低下に関わるポイントは「濡らすこと」、「触ること」、「擦ること」の3つでした。さて、あなたは普段どのようにお客様へ注意喚起をしていますか?「触らないでくださいね!」などと、ただ単純に伝えてはいませんか?それでは、十分なカウンセリングを行っているとは言えません。お客様の中には、「なぜ、触ったらダメなの?」という疑問が残ってしまう場合があるためです。こちらが伝える内容が的確に伝わるよう、お客様の「なぜ?」を解消するカウンセリングを心掛けましょう。

こちらの過去記事でエクステを長モチさせる方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

寝方ではどんな影響があるの?

マツエクのモチについて、3つのポイントをおさらいしました。恐ろしいことに、就寝中にはこの3つの現象の危険が常につきまとっているのです。寝汗がマツエクを濡らしてしまったり、寝相によって触ったり、擦れたり。さらに寝相は無意識に起こるものなので、寝ている本人はすぐに対処できるはずもなく…濡れたまま、触ったり擦れたりしてマツエクが潰れたままの状態が続くというような最悪の事態も発生します。また、寝方によってもマツエクへの影響が違ってきます。それでは、危険度をレベル別に紹介します。

危険レベル0:仰向け

ご存知のとおり寝る姿勢は仰向けがベストです。枕などとの接触を回避できます。

危険レベル1:横向き

横向き寝は枕とエクステが接触してしまう場合があるため、特に目尻のマツエクが取れやすくなってしまします。片側だけを向くくせがある場合も同様です。

危険レベル2:うつ伏せ

うつ伏せは、マツエクが寝具と接触している状態が続いてしまうのでNGの寝姿勢。マツエクの向きがバラバラになってしまったり、取れてしまったりする可能性が大きくなります。

危険レベル3:悪い寝相(ランダムに姿勢が変わる)

人は通常眠っている間、定期的に寝返りをし、体位を変えていますしかし、寝返りの範疇を超えた寝相の悪さはマツエクにとって最悪です。濡れる、触る、擦れるの3拍子が常にマツエクに影響し、モチを悪くしてしまうでしょう。

「寝相の悪さ」に対するアドバイスや提案

寝相の悪さがマツエクのモチに悪影響を及ぼすことは理解できました。しかし寝相は無意識のうちに起こってしまうものなので、お客様へのアドバイスも難しいですよね。そこで今回は、寝相を改善するためのアドバイスと、マツエクケアの方法を提案する2つの視点からのアプローチをご紹介します。ぜひ、カウンセリングの際の参考にしてください。

寝相を改善する方法

そもそも人は一晩の間に20~30回の寝返りを打つと言われています。寝返りを行うことで、血液の停滞を防いだり、睡眠段階をスムーズに切り替えたりする働きがあります。睡眠段階とは、ノンレム睡眠とレム睡眠のこと。寝返りは安眠のために重要な役割を果たしています。

しかし、その回数が多すぎると「寝相が悪い」と表現され、悩む人も多くいます。では、なぜ必要以上に寝返りをうってしまうのでしょうか?
その原因の一つは、自律神経の乱れと言われています。日常の生活環境を整え、健康的な食生活を送るなど心掛けることで、寝相の悪さが改善されることもあります。お客様に対して、直接的に生活環境の改善を提案することは失礼に当たる場合もあるため、一般論としてお伝えする程度が良いでしょう。

続いて、寝具が体に合っていない場合にも寝相が悪くなる可能性があります。体に合わない寝具を使うと、寝ている間にも体は無意識レベルで最適な姿勢を求めて動きまわるためです。寝具はお気に入りのものを長く使っている人も多く、その寝具が実は体に合っていないということに気付ける人はなかなかいません。「寝具が合っていないのでは?」というアドバイス一つでお客様の安眠につながれば本望ですね!安眠することで寝相もマツエクのモチも良くなり一石二鳥です。

マツエクのケア方法を提案する

無意識のうちに起こる寝相は、直そうと思っても簡単にできるものではありません。その場合には、少しでも長くマツエクを楽しんでもらえるケア方法をお伝えしましょう。

まず、摩擦によるエクステの取れを少しでも防ぐため、自まつげの質を上げることが重要です。自まつげを強く、太くするには、美容液の使用がおすすめ。美容液にもさまざまなアイテムがありますが、どれを使えば良いかわからないというお客様もいます。そのため、店頭販売品などの実物を見てもらい使い方などもお伝えするのがベストでしょう。

美容液についての過去記事もぜひ参考にしてください。

次に、寝る前にコーティング剤を塗るというのも、寝相による摩擦からマツエクを守るために有効な手段です。コーティング剤の中には美容液効果があるものもあります。さらにコーティング剤を塗ることで、寝る前にマツエクの向きをしっかり整えることもできるため、寝相が気になるお客様にはぜひ使ってもらいたいアイテムと言えます。

おすすめのコーティング剤についてまとめた過去記事も参考にしてください。

最後に、どうしても寝相が改善されずマツエクのモチに満足できないお客様には、リペアのペースを早めてもらい綺麗な状態を維持するという手段もあります。しかしこの場合、お客様の時間やお金も割いてしまうため、まずは今回紹介したさまざまな方法を提案してみましょう!

まとめ

今回は寝相の悪い方へのアプローチの方法を勉強しました。マツエクのモチが悪いと悩んでいるお客様の中には、寝相が原因であるということに気付いてない人もいます。マツエクの状態などから寝相が原因だと思ったときには、今回勉強した内容を参考に、お客様にベストな提案をしてくださいね。180824Euk

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