グルーの乾くスピードが激変!「エアーコンプレッサー」知ってますか?

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マツエクを装着する時に、「隣同士のマツエクがくっついてしまった」という経験をしたことがある人は多いはず。その理由として、毛の掻き分けの甘さという問題もありますが、実は「乾かす工程が上手くいかずに起きる」ケースも多いのです。
乾かす際に機材を使用するサロンも、使用しないサロンもあり、サロンによってムラが出やすい工程と言えるため、「他のサロンではどうしているのか気になっている」という方もいるでしょう。今回は、乾かす方法や、どのようなアイテムを使えば効率よく施術が進むのかをご紹介します。

皆さんのサロンでは、どのように施術をすすめていますか?

マツエクを装着する際に、全体の施術スピードを大きく左右するのが、グルーを乾かす工程です。皆さんのサロンでは、どのようなタイミングでグルーを乾かしていますか?よく聞かれる方法は、以下の3つです。

・全てつけ終わってから一気に乾かす
マツエクを全て装着してから最後に一気に乾かすという方法。最後に乾かすことによって施術中に、ツイザーを置く、乾かす、ツイザーを持って装着するという工程が省かれるため時間短縮になるという考えもあります。逆にデメリットを挙げると、施術の途中でグルーが乾ききっておらず仕分け時に隣のマツエクや自まつげにくっついてしまうという危険があるでしょう。

・ある程度の本数をつけ終わったタイミングで乾かす
マツエクを5本、10本、20本とある程度装着したタイミングで乾かす方法。全て装着し終わってから乾かすよりも、マツエク同士がくっついてしまう事態も避けることができる方法です。1本1本乾かすよりも施術に手間をとられないと考えているサロンもあるでしょう。

・1本ずつ乾かす
1本ずつ乾かすと隣のマツエクとくっつく心配もないため3つの中で最も安全な方法と言えるでしょう。くっつきを防ぐことで、仕上がりがキレイになるという点も挙げられます。しかし、生産性の低下という観点や、1本ずつ乾かすことが手間だと感じるサロンもあるようです。

どんな方法を取り入れているかは、サロンの考え方によって異なりますよね。また、どの方法を取り入れるかによって適した道具も異なってきます。
一般的に、よく知られている道具は、
1.ドライヤー
2.エアポンプ
3.エアーコンプレッサー
の3種類です。多くのサロンが、このいずれかを導入しているのではないでしょうか。
では、3種類の特徴を確認していきましょう。

それぞれのアイテムのメリットやデメリット

3種類の道具の特徴と合わせてメリットやデメリットを挙げてみました。

・ドライヤー
ドライヤーのメリットとしては、風の威力が強いため一気に乾かせることです。デメリットとしては、お客様の顔に勢いよくかかってしまう可能性もあり、また、機械音も独特で大きな音になるため、不快な思いをさせてしまうかもしれません。

・エアポンプ
エアポンプは、手軽に手に入る機会がありマツエクサロンの中でも主流となっている道具ですよね。エアポンプのメリットとしては、自分自身でポンプの強弱をうつけられるため風の強さを調整できるという点。また、ドライヤーやエアーコンプレッサーのようにコンセントを差したり、電源を入れる手間がないという点が挙げられるでしょう。逆に、エアポンプは手動で乾かしていくため施術中の工程が増えてしまい、時間がかかってしまうのがデメリットです。

・エアーコンプレッサー
エアーコンプレッサーは、優しい風がでるため1本つけるごとに乾かすことができます。勢いよくお客様の顔に風がかかってしまう心配もありません。また、エアーコンプレッサーの先を指にはめて足でポンプを踏んで風を出すため、ツイザーを手に持った状態でも風を出すことができます。デメリットとしては、機械を導入するのにコストがかかるという点です。

いずれもメリットやデメリットがありましたが、やはり大切なのは、安全性と無駄のない施術ではないでしょうか。それを実現するアイテムが「エアーコンプレッサー」です。次の項目では、エアーコンプレッサーについて、さらに詳しくご紹介します。

やっぱり大切にしたいのは安全・且つスピーディーな施術

エアーコンプレッサーは、1本1本乾かすので、一見時間がかかるように思いますが、グルーの硬化速度を速めることで、マツエク同士がくっつくことを防ぎ、トータルで考えると早く終わるケースもあります。1本1本エアーコンプレッサーで乾かすことによって、根元に揮発成分が滞留しにくく安全性が高くなると言えるでしょう。また、グルーがキレイに硬化するためモチもよくなり、仕上がりもキレイでお客様満足度も高くなることもメリットです。最近では、ツイザーにエアー部分がついている物もあります。日々進化していっているエアーコンプレッサーは、私たちアイリストのかゆいところに手が届くアイテムですね。

では、具体的にエアーコンプレッサーの商品をご紹介します。

画像元:公式HP

BE+STYLE ONLINE SHOPで販売されているエアーコンプレッサー「Be Style」という商品は、エアリシャスの総合プロデューサーである黒沼いずみさんがアイリストのために開発したものです。特徴としては、ピンクのリストバンドを腕にはめ、指にはめたハートの先に風がでるエアー部分があります。黒いポンプを足元に置き、必要な時に足で踏むと風がでるという仕組みです。
リストバンドをして常に指に風の先があるため、施術中にツイザーを持っている手を置き、エアポンプに持ち替えるという手間がなくなります。そのため、効率よく作業が行えるでしょう。本体サイズは、奥行90×幅130×高さ100mmというコンパクトサイズで場所を取らないのもメリット。お値段は34,000円と少しコストはかかりますが、その分サロンにとっていい働きをしてくれるでしょう。
施術中はもちろんですが、施術が全て終わったタイミングで、しっかり乾かしていく必要があります。あるサロンでは、1つのアイテムを使うだけではなく、はじめの前処理と最後の仕上げはエアポンプ、マツエク装着時はエアーコンプレッサーを使用し、使い分けているようです。それぞれのアイテムのメリットデメリットをよく理解しているからこそ、このような方法を取り入れているのでしょう。効率よく進めることにより、時間短縮となるだけではなく仕上がりや安全性にも関係してくるのです。

まとめ

実はまだまだ、グルーが乾くのに任せる、なにも乾かすためのアイテムを使用していないサロンがあるのが業界の現状です。もしあなたのサロンがこれらのアイテムを未導入であったなら、かなり真剣に検討すべきテーマであることがお分かりいただけたでしょうか。
グルーが乾くのにかかるスピードは、施術時間を大幅に左右します。技術上の時間短縮はもちろんですが、アイテムを使用することも時間短縮出来るかどうかを大きく変えるポイントです。サロンにあったアイテムを検討し、お客様により満足してもらえる施術を心がけたいですね。現状なにも使用していないサロンでは、この記事をきっかけに、ぜひ一度機材の重要性を話し合ってみましょう。

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