国産グルーと外国産のグルーによる違いってあるの?

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マツエクが日本で広まり始めたばかりの頃、日本のサロンで使用されるグルーは外国産ばかりでした。しかし、マツエクの普及が進むにつれ、国産グルーの開発も活発化。そのおかげで今では国産グルーも種類豊富に販売されていて、たくさんの選択肢の中からグルー選定ができるようになりましたよね。では、国産グルーと外国産グルーには、何か違いがあるのでしょうか?また、食品や電化製品は日本製が良いと判断する人も多いようですが、グルーに関してはどうなのでしょうか?今回の記事では、国産グルーと外国産グルーの違いについて、グルー選びのポイントとともにご紹介します。

本当に日本製がいいの?

日本製=安心と考えている人も少なくありません。それは、グルーだけでなく食品や家電製品などを購入する際にも似た傾向があるでしょう。しかし、事前にしっかり調査しておかなければ、信頼していたはずの国産よりも外国産の方が高性能だったという状況に陥る可能性もあるのです。

改めて、マツエクのグルーについて考えてみましょう。多くのサロンで「国産のグルーが良い」と言われる理由に、グルーの成分が安定した状態で保てていることが挙げられます。海外からも評価が高く、多くのグルーが輸出されているほどです。この安定性については、日本製の精度が高いと言えるでしょう。しかし、「だからやっぱり日本製が良い!」と結論付けるには早いかもしれません。
なぜなら、外国産のグルーには国産グルーにはない魅力があるためです。例えば、マツエクの発祥地と言われている韓国では、グルーの開発が非常に盛ん。品質向上に向けた改良を重ね、日々新しいグルーを世の中に送り出しています。さらに韓国の場合、国が定めた品質保証認証制度もあるため、安全性が明確です。アイリストのみなさんなら、「KC認証」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。この「KC認証」こそ、韓国が国を挙げて品質を保証している証。定められた試験に合格したグルーにのみ、こちらの認証が与えられます。もし韓国産のグルーで気になる商品があった場合、「KC認証」されているかどうかがひとつの判断基準になりそうですね。また、実は韓国産のグルーであっても、原材料が品質の良い日本製・ドイツ製である場合も少なくありません。こうなってくると、一概に「外国産グルー」とまとめられなくなってきましたね。

さらに、韓国製を始めとする海外製品は、用途に合った商品開発を事細かに実施しています。つまり、痒い所に手が届くような製品が多いのです。硬化速度や強度を細かく調整できることも、海外製ならでは。

日本製のグルーに“安定性”という魅力があるように、外国製には外国製の優れた魅力があるのです。

お店の売りは速さ?持ち?安全性?

製造地でグルーを選ぶこともひとつの手段ではありますが、そこにこだわりすぎると大切なことが見えなくなるかもしれません。どこで作られたグルーであったとしても、重視すべき点は“安全性”。安全性を確保した上で、アイリストにとっての使い勝手やサロンの特性にあったグルーを選ぶと良いでしょう。
あなたのサロンでは、何を売りにしていますか?
施術スピードの速さ?モチの良さ?それとも刺激の弱さでしょうか?
自店の強みや魅力を分析してからでないと、グルー選びは難しくなるでしょう。

なお、肝心の安全性に関しては、SDSを提示してもらうと確認できます。SDSとは、「安全データシート」のこと。グルーに含まれる成分が何かを明記しているシートです。みなさんご存知の通り、マツエクのグルーは薬事法上“雑貨”扱い。化粧品類のような成分表示が義務付けられていません。そのため、日本製であったとしても何が入っているのか分からない…というケースも珍しくないのです。しかし、何からできているか分からないグルーを、大切なお客様に使用できますか?万が一トラブルが発生したときに、責任が取れますか?そう考えると、サロンで使用するグルーの成分は把握しておきたいものです。
「でも、どうすれば成分が調べられるの?」
と疑問に思ったみなさん。ここで、先ほど紹介したSDSが出てくるのです。成分表示が義務付けられていない以上、SDSシートを用意するかどうかはメーカーの判断に委ねられています。用意する必要のないシートをわざわざ準備して発行することに、どのような意味があると思いますか?メーカーとしては、安全性に対する自信を提示できる唯一のツールです。入っている成分を明らかにすることで、安全性の高さをアピールできます。
もし気になるグルーがあるけれど、安全性に不安が残っているならば、1度SDSシートを取り寄せてみてはいかがでしょうか。もし断られたら、それだけの理由があるということ。使わない方が賢明なのだと判断でき、早い段階で他のグルーの検討に移る選択ができるでしょう。

グルーの特性を考えて複数のグルーを用意しよう

グルーとは、マツエクを自まつげに装着するために必要な“接着剤”。接着する上で何を重視するかによって、選ぶ商品も変わってきますよね。例えば、速く乾くグルーを求めているのなら、硬化速度が1~2秒程度の上級者向けグルーを選ぶと良いでしょう。また、モチの良さを選ぶならエチルグルーを、刺激の少なさで選ぶならブチルグルーを選ぶサロンが多いかもしれませんね。
しかし、「うちのサロンは、施術スピードが売りだから!」と、速乾性の高いグルーだけを取り揃えておけば良いというわけではありません。お客様によってはエチルグルーよりもブチルグルーを好まれる人もいますし、アイリストもさまざま。ベテランアイリストであれば速乾性の高いグルーも問題なく使いこなせるかもしれませんが、新人アイリストは難しく感じてしまうでしょう。アイリストにとって扱いやすく、また幅広いお客様に対応できるよう、複数のグルーを取り揃えておくと安心です。
とはいえ、サロン内には保管スペースも限られている上、グルーには使用期限もありますよね。グルーによって期間は異なるものの、基本的に未開封で2ヶ月程度、開封後は1ヶ月程度に定められているケースが多いようです。個人サロンの場合、グルーの種類が増えると使いきれないまま廃棄することも出てくるかもしれません。経費を考えると、安易にグルーの本数を増やすこともオススメできません。サロンの規模にもよりますが、2~3種類あれば十分といえるのではないでしょうか。

まとめ

国産グルーと外国産グルーの違いと、グルー選びのポイントについて紹介してきました。日本製のマツエクグルーには、安全性に関する基準が定められていないため、一概に「日本製だから安全!」と判断できない一方、海外製グルーの中には国による認証制度をクリアしている商品もあります。安全性に関しては、製造地による明確な違いはないことが分かりました。日本製のグルーに関しては、SDSシートを活用し、安全性の高さを判断していきたいですね。また、安全性の高い商品の中から、サロンの特性に合ったグルーを選ぶと、幅広いお客様に満足してもらいやすくなるでしょう。まずは、自分のサロンの“売り”は何なのかを分析し、その上でグルーを選んでみてください。

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