イメージ違いに注意!一重、奥二重の方へのデザイン提案のコツとは?

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マツエクの魅力といえば、なりたい目元のイメージを作っていけること!お人形のようなパッチリ目元も、顔の印象を柔らかく見せてくれるたれ目デザインも、つけ方次第で自由自在です。そのためカウンセリング時、「こんなイメージにしたいんです!」というお客様も多いですよね。しかし一重や奥二重の場合、サンプル通りにならないことも少なくありません。仕上がり後、「あれ?イメージしていた形と違う…」と思わせてしまうと最後。リピーターになってもらうことは難しいでしょう。だからこそ、カウンセリング時にはお客様の希望を汲み取った上で、1人ひとりの目元に合ったデザイン提案が大切です。そこで今回は、一重や奥二重の方へのデザイン提案のコツを勉強していきましょう。

一重や奥二重のお客様。二重とのまぶたの違い

まずは、一重と奥二重、そして二重のお客様、それぞれのまぶたの違いについてご紹介します。

<一重>
目を開けたときに、まぶたにラインの入らない目元を「一重まぶた」と言います。一重まぶたにもさまざまなタイプがあり、
・横に広い切れ長タイプ
・目自体は大きく丸みを帯びているタイプ
・まぶたが厚く、腫れぼったく見えるタイプ
などに分けられるでしょう。分かりやすいように芸能人で例えると、
横に広い切れ長タイプ⇒黒木メイサさん
目自体は大きく丸みを帯びているタイプ⇒永作博美さん
まぶたが厚く、腫れぼったく見えるタイプ⇒多部未華子さん
といったイメージです。中でも日本人に多く見られる一重まぶたは、多部未華子さんのようなまぶたに厚みがあるタイプ。女優の木村多江さんや黒木華さんもこのタイプと言えるでしょう。まぶたが厚い場合、まつげの上にまぶたが覆いかぶさってしまい、まつげの根元部分を隠している形です。そのため、マツエクを付ける際も、実際の長さよりも短く見える特徴があります。一方で、長さを出しすぎると一重を強調してしまうこととなり、バランス調整を慎重に行わなければなりません。さらに、エクステが短いとカールが埋もれてしまったり、エクステが長かったとしてもまつげに重なったまぶたに押されて、せっかくのカールが下向きに傾く可能性もあります。

<奥二重>
奥二重とは、一重とは違ってまぶたにラインは入っているものの、まぶたの厚みでラインがつぶれてしまったり、ラインの幅が狭すぎて隠れてしまった状態の目元。パッと見たときに一重のような印象でありつつ、目じり付近には二重ラインが見えている場合が多いようです。芸能人でいうと、女優の吉高由里子さんや綾瀬はるかさんが奥二重として知られていますよね。
奥二重の場合、二重よりもまぶたの脂肪が多い特徴があります。そのため、マツエクを装着すると、一重と同じく根元が隠れてしまい、長さが見えにくくなったり、カールが下に傾く可能性があるでしょう。下に傾いたまつげが黒目にかかってしまうと、目を小さく見せてしまいます。華やかな目元を手に入れたくて装着したマツエクにもかかわらず、目が小さく見えるなんてもったいないですよね。さらに奥二重の場合、まぶたと目元の間にカールした毛先が入り込んで埋もれてしまう場合も。適度な長さとカールの強さを見極める必要がありそうです。

<二重>
二重とは、まぶたに1本のラインが入っている目元のこと。目頭から目尻にかけてほぼ一定の幅でラインが入っている場合は「平行型二重」、目頭付近のラインのみ隠れている場合は「末広型二重」と呼ばれます。また、ラインの幅が広い場合は「幅広二重」と表現される場合もあるようです。
基本的にどの二重でもマツエクのデザインに困ることはないでしょう。ただし、ラインの位置によってはまぶたにマツエクが埋もれるケースや、そもそもハッキリとした印象がある上にマツエクを施術することで目元が派手になりすぎるケースもあります。二重のお客様に対しても、しっかりと希望するデザインのイメージをヒアリングし、イメージクレームを防ぎましょう。

「長さ」と「装着位置」2つの対処法

一重まぶたや奥二重まぶたの中でも、まぶたがまつ毛の根元に覆いかぶさっているタイプの場合は、長さが見えにくくなったり、カールが下向きになる可能性があることが分かりました。しかし、お客様としては「二重のようなパッチリとした目元にしたい!」「華やかな印象にしたい!」などといった願いがあるからこそ、マツエクの施術を選ばれているわけです。アイリストとしても、その希望をぜひとも実現したいですよね。そこでここからは、まぶたの厚みに悩まされている一重・奥二重のお客様への対象法を2つ、ご紹介します。

1.少し長めのエクステを選ぶこと。
繰り返しになりますが、まぶたに厚みがある場合、根本部分のエクステが隠れて長さが見えにくくなります。そこで、普段であれば9mmをオススメする場面で、10mm程度の毛を提案するように意識してみてください。隠れている長さの分だけ、普段よりも長い毛を選ぶイメージです。ただし、「長さが見えにくいから、とにかく長さを重視!」と振り切る提案は良くありません。エクステは長くなればなるほど重みが増します。さらに固定している部分は中央ではなく根本になるため、エクステの重みでまつげが下を向きやすくなるのです。すると、黒目にまつげがかかってしまい、目が小さく見えてしまう仕上がりに繋がってしまうでしょう。カールも傾いてしまうため、「思った仕上がりと違う!」とクレームになる可能性もあります。
普段よりも1~1.5mm程度長い毛を選ぶよう意識してみてください。

2.根本からの距離を少し多めにとること。
通常、根元から1mm話して施術している場合、あえて1.5~2mm程度話して施術してみると良いでしょう。エクステ自体を長くしなくても、付ける位置を調整することで同じ効果が期待できます。長さが出る分、華やかな目元に仕上がりそうですよね。
しかし、こちらも付ける位置をズラしすぎないよう注意が必要です。根本から離れた部分にグルーを付けると、グルーの重みが自まつげの途中にかかるため、“てこの原理”で自まつげが折れてしまう可能性があります。普段よりも0.5~1mm程度の加減に収めるようにしましょう。

一重・奥二重の方向け、デザイン提案例

最後に、一重・奥二重のお客様に向けたデザインの提案例をご紹介します。

<まぶたが厚く、自まつげにかぶっている一重・奥二重のお客様>
根元部分のまつげが隠れているため、少し長めで、かつカールの強いタイプを提案したいですね。しかし一方で、カールが強すぎるとまぶたに当たってしまうだけでなく、装着面も十分に取れないため、モチが悪くなる傾向にあります。
そのため、マツエクならではの華やかさを求めるお客様からCCカール(SCカール)やDカールを希望されても、アイリストとしては持続力の観点からあまりオススメできなかったのではないでしょうか。
そこで注目したい新技術が、「アップワードラッシュ」。下向きまつげの多い日本人の自まつげを、薬剤を使わずに上へ向けてくれる新しい技術です。
「アップワードラッシュ」では、エクステの装着前に自まつげを上向きにします。自まつげ自体が上を向いているため、弱いカールのエクステを選んでも華やかな目元に!さらに、自まつげとエクステのカール感が近いため、装着面もしっかりと確保でき、その分モチもぐんと良くなります。
一重や奥二重のお客様からニーズがあっても、持続力の問題からなかなか実現できなかった、カール感の強い仕上がり。「アップワードラッシュ」を使えば、お客様の希望するデザインを実現できそうですね。

「アップワードラッシュ」を採用していないサロンには、Lカールをオススメします。Lカールとは、下向きまつげに沿った装着ができるよう、根本がストレートになっているタイプのエクステ。毛先だけが、くるんとカールしていて、正面から見た印象はCカールと変わりありません。先ほど「まぶたが厚い人にカールの強いエクステを施術すると、毛先がまぶたに当たって取れやすくなる」と説明しましたが、Lカールなら大丈夫。毛先のみのカールになっているため、まぶたに当たりにくいのです。さらに装着面をしっかりと確保できるため、モチの良さも抜群◎ぜひ試してみてください。

<まぶたが薄く、スッキリとした一重のお客様>
まぶたの薄いお客様は、自まつげの根元が隠れていないため、長さは必要ありません。むしろ、長さがあるとカールがまぶたにかかってしまい、一重を強調してしまうでしょう。そこでオススメは、短めのCカール。まぶたにかからない程度の長さで一重をカバーしながら、パッチリとした仕上がりになるCカールを採用することで華やかさも演出できます。

以上はあくまで一例です。まぶたのかぶり具合や自まつげの生え方によって、提案が変わることは、一重であっても奥二重であっても、そして二重であったとしても変わりません。1人ひとりの目元に合った提案を心がけましょう。例えば一重の場合、丸みを持たせたい人もいれば、切れ長の目元を望まれるお客様もいますよね。もし丸みを持たせたければ、黒目付近にボリュームを持たせるキュートデザインをオススメしたい一方、切れ長を希望されるお客様には、目尻にボリュームを持たせるセクシーデザインがオススメできるでしょう。まぶたの状態を見て使用するエクステを選びつつ、お客様の考える“なりたい”イメージ通りのデザイン提案をしていきたいですね。

まとめ

なりたい目元を作れるマツエクも、自まつげの状態やまぶたのタイプによって調整しなければ、お客様の描いたイメージ通りの目元を実現できません。大切なことは、お客様のイメージをしっかりとキャッチアップすること。その上で、どのようなエクステを使って、どのように施術したらそのイメージを実現できるのかシミュレーションし、1人ひとりのお客様に合ったエクステとデザインを提案することです。
二重には二重の、一重には一重の魅力があります。それぞれの魅力を活かしつつ、お客様の“なりたい”を叶えられるアイリストを目指していきたいですね。

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