一度で二度嬉しい♪「目元パック」ってなに?

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マツエクを装着するとき、下まつげ保護のために貼る「医療用テープ」。実は、このテープの代用品として、「目元パック」というアイテムが注目を集めていることをご存知でしょうか。今回は、気になる効果や貼り方のコツについて、詳しくお伝えしています。ぜひ、導入を検討する際の参考にしてみましょう!

目元パックってどんなもの?

目元パックとは、次のような役割を持つアイテムのことをいいます。

・マツエク施術中の下まつげ保護(アンダーテープの代わり)
・目元の乾燥やクマ、シワなどのケア

これまでは、医療用テープで下まつげを保護する方法が一般的でしたが、「肌がかぶれる」「目元がつっぱる」などのお客様の声も多く、アイリストを悩ませてきました。粘着性の強さから、剥がすときに痛みがあったり、テープ跡が残ったりするというデメリットも抱えています。

そこで開発されたのが、目元パック。保湿成分を含んだジェル状のシートによって、肌にかかる負担を最小限にできるため、テープが肌に合わなかったお客様にも、安心して施術を受けていただけるようになりました。さらに目元パックは、弱粘性で広範囲に貼り付けるため、医療用テープのようなツッパリ感もありません。ヒアルロン酸などの保湿成分が含まれているものもあるため、目元の乾燥などのケアもしてくれる優れものです。

導入しているサロンでは、300円~500円程度のオプションサービスとして提供するのが一般的。比較的安価なオプションとして提供できるため、お客様も気軽に試すことができます。目元パックを使ったとしても施術時間が追加でかかることはないため、サロン側にとっても生産性の向上が期待できますね。

多くの魅力を持つ目元パックですが、現在はまだ、提供しているサロンは多くありません。ただ、今後取り入れていきたいと考えているサロンは多く、ますます導入率は高まっていくことでしょう。新たなお客様を呼び込むきっかけにもなるため、いち早く取り入れたいアイテムですね。

今回は、今後導入を検討する際の参考にしてもらいたい、おすすめの目元パックを2つご紹介しましょう。

1.松風 まつげと涙袋のヒアルロン酸目元保護ジェルシート(10組入)

画像元:「松風」公式HP
「松風」が販売する目元パックは、粘着成分の中にヒアルロン酸とシルク(水溶性フィブロイン)を配合。ぷるぷるとしたジェルが目の下にしっとりと潤いを与え、ひんやりとした心地よい使用感にも癒されます。弱い粘着のため、はがすときも肌やまつげを痛めません。1セット(右用1枚、左用1枚)ずつアルミ製の袋で密閉されているため、衛生面でも安心です。

2.【フーラ】コラーゲン成分配合 アイパックシート 1ボックス (5ペア)

画像元:Amazon
「Foula-Store」の目元パックは、コラーゲン成分を配合。施術中に目の下に貼ることで、コラーゲンを肌の奥まで浸透させてくれます。左右1枚ずつを1つの袋に入れて密閉することで、常に清潔な状態で使うことができます。表面が毛羽立ちにくく、ツィーザーが引っかかりにくいところも嬉しい商品です。

目元パックに適したお客様への提案ポイント

目元の皮膚は非常に薄く、デリケートなため、肌の悩みを抱える方も多い部分。しかし、施術が原因となる肌トラブルは、サロンとして出来る限り避けなければなりません。目元パックをお客様に提案するには、事前のヒアリングでしっかりと目元の悩みについて聞き出すことが大切です。ヒアリングで聞き出しておきたいポイントについてご紹介しましょう。

肌質や目元の悩みがあるかどうか

始めてマツエクをするという方には、まず、敏感肌や乾燥肌といった肌質に当てはまるかを確認し、テープが肌に合わない場合があるということをお伝えします。そして、「もしテープの使用に不安があるようでしたら、目元パックというオプションもお試しいただけます」と、積極的にお声がけするようにしましょう。

目元に悩みを抱えておられるかどうかも、ぜひ聞いておきたいポイント。その際には、「クマやしわのケアもできる目元パックというオプションもご用意しております」と、美容成分や効果を伝えながらおすすめするとスムーズです。マツエクの施術を受けることで、同時に目元の悩みも解消できるとなると、お客様からの高い評価にもつながりますよね。

「テープが肌に合わない」と感じたことがあるかどうか

マツエクを普段から付けているお客様には、これまでにテープで肌がかぶれたり、赤くなったりしたことがないか、確認しましょう。テープに悩みを抱えているお客様であれば、その代わりとなる目元パックをスムーズに提案することができます。まれに、テープの粘着成分にアレルギー反応が起こる方もいるので、しっかりとヒアリングしましょう。

施術後の化粧崩れが気になったことがあるかどうか

粘着性の弱い目元パックは、テープ跡が残りにくく、化粧崩れも少なくて済みます。このような目元パックは、施術後に予定がある方にもおすすめ。導入できれば、お客様への提案の幅も広がりますね。

ヒアルロン酸やコラーゲンなどの美容成分にアレルギーがあるかどうか

目元パックに含まれるコラーゲンなどの保湿成分には、アレルギー反応を起こす方もいます。まずは、サロンで導入した目元パックにどのような成分が含まれているのかチェックしたうえで、お客様にアレルギーを持つ成分があるかどうか確認するようにしましょう。

次に、提案例をご紹介しましょう。

「通常であれば、医療用テープを使って下まつげの保護をするのですが、乾燥やクマなど、目元のケアも同時にできる目元パックもご用意しております。○○円のオプションとして追加いただけますが、いかがでしょうか?」
「これから紫外線が強くなってくる季節でもあるので、目元の紫外線ダメージケアにもなります。試してみられますか?」 

メリットの多いアイテムのため、ぜひ多くのお客様に試していただきたい目元パック。「こんな商品があるなんて知らなかった」というお客様を一人でも減らしていけるよう、積極的に提案していきたいですね。

目元パックの使用方法・貼り方のコツ

目元パックの導入を検討中のサロンにとって、本当に簡単に使えるかどうかは気になるところ。次は、目元パックの使用方法についてご紹介しましょう。

 

使用方法

  1. 清潔な手で袋からパックをそっと取り出します。
  2. 使用前にハサミなどでパックに切り込みを入れます。
    切り込みはパックの頬側の部分に、お客様の骨格に合わせて1~3カ所程度入れるようにしましょう。(切り込みを入れることで、目元にフィットしやすくなります。)
  3. 下まぶたのカーブに沿わせるようにして、パックを貼っていきます。
    このとき、粘膜ギリギリまで近づけすぎないようにしてください。下まつげがパックからはみ出てくるようであれば、医療用テープで押さえてあげましょう。
  4. 頬側に向かってしっかりと密着させるように貼り、最後に優しく抑えます。

貼り方は以上です。慣れれば、一分もかからず貼ることができるのでとても簡単ですね。

上手に貼るコツは、切り込みを忘れずに入れること。この切り込みがあれば、どんなまぶたのお客様にも上手に密着させて貼ることが可能になります。

まとめ

下まつげ保護だけでなく、目元の悩みもケアしてくれる目元パック。使い方も簡単で、今後は導入するサロンも増えてくることでしょう。お客様に喜ばれるだけでなく、アイリスト側にも、白いシートのおかげでまつげが見やすくなるというメリットがあります。さらに、時間をかけずに単価アップが出来るため、生産性の向上も見込めるといういいこと尽くしの商材です。導入することで、マツエクの施術をより快適にしてくれる目元パック、ぜひあなたのサロンでも取り入れてみてはいかがでしょうか?

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