【マツエクサロンの基本・基礎振り返り】グループレートは正しい位置においていますか?

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マツエクの施術を行う上で、無くてはならないアイテムのひとつが“グループレート”ですよね。 みなさんはグループレートをどのような位置に置いて施術を行っているでしょうか。

実は、グループレートは正しい位置に置くだけで安全性を高められるだけでなく、施術効率がUPするというメリットもあります。そこで今回は、施術の基本であるグループレートを置く正しい位置についてお伝えしていきましょう。

マツエクサロンの施術の基本!グループレートの正しい位置とは?

そもそもグループレートとは、マツエクの施術をスムーズに行うために使用される、マツエクサロンの基本となる大切な道具のひとつ。グループレートを使用することによって、グルーの温度を一定に保ち、硬化の速度も調整できます。多くのマツエクサロンでは、クループレートの上にプロテクトシートを貼って使用しているのではないでしょうか。まずは、 グループレートの正しい位置について紹介していきます。

グループレートの正しい位置

 記事の中でもご紹介していますが、グループレートは施術ワゴンの上に置いて使用します。ちなみに、ワゴンであれば何でも良い訳ではなく、必ずマツエク施術用に販売されている安定感のある施術ワゴンを選ぶことをおすすめします。

マツエク施術用のワゴンなら、グループレートが置ける回転式のテーブルがついたものや、転落防止のストッパーがついているものなど、施術のしやすさを考えて作られたものばかり!そのため、グループレートを施術ワゴンに置いた場合もプレートが動いて落ちてしまう心配もなく、安心して施術に集中できます。

グループレートは、ワゴンの中でも手の届きやすい手前に配置し、スムーズに作業が行えるようにしましょう。その他の道具も、使用頻度の高い道具を基本的に手前に置くことで作業効率はグッとUPします。

ベッドの上に直接グループレートは置かない

中には、ベッドの上にグループレートを置くマツエクサロンもあるようですが、それはNGです。お客様の目元から近いため施術時間の短縮に繋がるようにも思えますが、お客様の中には、施術中に急に動いてしまう方や、寝てしまって目覚めたときに動く方もいるでしょう。そのようにお客様が予測できないタイミングで動いてしまった場合に、グルーが皮膚や髪、または衣類に付着してしまう危険性もあるからです 。

グループレートを正しい位置に置くべき理由とは?

先ほどの項目でも紹介しましたが、「お客様の顔の近くにグループレートを置くのはNG」というのはマツエクサロンでは基本中の基本。グルーには、ニオイや揮発物質による刺激があるということを忘れてはいけません。施術時間の短縮を考えてお客様の顔の周辺にグループレートを置いてしまうと、グルーによる刺激で不快感を与えてしまいます。

さらに、くしゃみの原因にもなり、トラブルの可能性を高めてしまう危険性もあるので避けておくのがベストちなみにグルーの揮発物質を確認する方法があるので紹介します。

<グルーの揮発物質の確認方法>

  1. 透明の容器の中にグルーを適量つけた 密閉する
  2. 容器の蓋の部分とプレートの一部に指紋をつけておく
  3. つけておいた指紋部分に浮き上がる“白化”を確認する

タンパク質を含む指紋の部分に、白化の原因となる蒸気が付着しているか見てみましょう。白化を起こしていれば、揮発物質の影響を受けるリスクが高いことが分かります。

過去のボーテ  記事の中でもご紹介していますが、グルーが硬化するときに発生する揮発物質とは「ホルムアルデヒト」のことです。刺激性があるため、「目に染みる」「目が充血する」「目が腫れる」「鼻水が止まらなくなる」などの影響があると言われています。

グループレートの上のグルーから発生する揮発物質は、マツエクサロンの空気循環によっても変化するものです。サロン内の室温は、23℃以内に保ち、施術前にしっかりとグルーを振ることでホルムアルデヒトの放出量を安全基準値以内に収めることができるので覚えておきましょう。

ワゴンセッティングにも気を配ろう。グループレートはどこに置く?

マツエクサロンの基本として紹介した、マツエク施術用ワゴンの上にグループレートを置く方法。施術用のワゴンの上には、グループレートの他にも、マツエク施術に必要な道具一式を並べることになります。

お客様を施術ルームにご案内した際に目に触れるところなので、施術ワゴンの上は常にキレイな状態を保っておきたいものです。そこで重要となるのが「ワゴンセッティング」。試験でも重要視される項目のひとつで、施術中も常に衛生的であることが求められる部分です。スムーズなマツエク施術のためにも、ワゴンの上を整理整頓して美しいワゴンセッティングを心がけてください。

グループレートと必要な道具を用意したら、ワゴンの上の道具は施術が終わる度にこまめに消毒を行い、常に清潔に保つこともお忘れなく。ゴミを捨てる容器を置く場合は、必ずフタつきのものを用意し、中身がお客様に見えないように配慮しましょう。

ここからは、おすすめのグループレートも紹介します。

クリスタルガラスのグループレート

引用元:EYELASH GARAGE

クリスタルグループレートは、ガラス製で安定感も抜群です!クリアなのでグルーの白化や劣化も見極めやすくなっています。グルーだけでなく、リムーバーやプレケア剤を出すのにも便利なアイテム。

使用する場合は、裏にシールのついた付属のグルーペーパーとセットにすることで、作業効率がアップするのでおすすめです。

楕円形のガラスプレート

引用元:EYELASH GARAGE

こちらもガラス製のグループレートですが、楕円形なのでコンパクトに施術ワゴンの上に収まってくれます。ガラス製なので適度な重さがあり、安定感も抜群です。

汚れも落ちやすく、常に清潔で衛生的に使用することができますよ。

グルーリングを使う方法もある

引用元:EYELASH GARAGE

“グルーリング”と呼ばれるリング式のグループレートを活用するのもひとつの方法。一般的な指輪の装飾部分が、グルーを乗せるためのお皿のような形状になっています。指に装着したら、必要な分だけグルーを出して使用可能。グルーリングのメリットは、なんと言っても作業効率の短縮です。ワゴン上のグループレートに手を伸ばす工程をカットできるため、全てが手元で完結してしまうのもうれしいポイント。  

まとめ

今回は、マツエクサロンの基本!グループレートを置く正しい位置についてご紹介しました。マツエク施術用に販売されている安定感のある施術ワゴンにグループレートを置き、ワゴンの上は常に清潔でキレイに整理整頓された状態を保っておくことが大切なポイントです。いつもお客様が安心して施術を受けられ、アイリストも安全でスムーズな作業が行えるように心がけましょう。

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