面長さんからベース顔まで!顔の形ごとの似合わせマツエクデザインと提案方法

この記事をシェアする
サムネイル

お客様にデザイン提案をする際、顔の形を判断材料に入れていますか?顔の形によって似合うメイクや髪型があるように、実はマツエクにも顔の形によって似合うデザインというものがあるのです。今回は、面長や卵型といった形の種類や特徴をはじめ、顔の形ごとに似合うマツエクデザインをご紹介します。アイデザイナーとしてお客様にワンランク上の提案ができるよう、しっかりチェックしておいてくださいね。

顔の形に合わせてデザインを提案するメリットは?

面長 マツエク デザイン

お客様から「こんなデザインにしてほしい」「どういったデザインが似合うの?」などの要望や質問があったとき、どのような提案をしていますか?
一重・二重といった瞼の特徴や、目の大きさ・形に合わせたデザインを提案する場合もあると思いますが、顔全体に視野を広げて顔の形に合ったデザインを提案することも大切です。

なぜなら、顔の形によって似合うメイクとそうでないメイクがあるように、マツエクにも顔の形によって似合うデザインがあるから。似たような目元でも、丸顔や面長など顔の形によっては同じマツエクデザインが似合う人と似合わない人がいます。顔の形の特徴によっては、ご提案するマツエクデザインが、お客様が感じている輪郭のコンプレックスを増長する可能性も

特に初めて施術を受けるお客様は、マツエクはデザインの種類が多い上、どのようなデザインが自分に似合っているのか分からなくて不安を抱えていることも考えられるでしょう。
そんなとき、目元だけでなく顔全体の形を考慮したデザインを理論的に提案できると良いですね。

お客様の目元を華やかにするだけでなく、顔の形のコンプレックスまで解消できるデザインの提案ができれば「このアイデザイナーは、自分のことをよく理解してくれている!」と信頼され、リピート率アップにもつながるかもしれません。

顔の形の種類とは

お客様により満足してもらえるデザイン提案をするために、まずは顔の形の分類や特徴を理解しておきしょう。顔の形の分類は、顔の縦横のバランスによって決まります。顔の縦幅は眉山から口までの高さ、横幅は口を中心とした両頬までの長さを見ましょう。

顔の形は、大きく分けて卵型・丸顔・面長・ベース顔・逆三角形の5種類。それぞれの特徴を確認して、マツエクデザインをご提案する際の参考にしましょう。

卵型

理想の形と言われている卵型は、縦と横の比率が1:1。卵のように丸みがあるフェイスラインが特徴です。
バランスが良い理想的な輪郭で、たまご型は一般的に標準の顔型とされています。おでこが広く見えることが悩みでもあるようですが、おでこやあごにも丸みがある立体的な顔立ちで女性らしい印象です。

長所

立体的な顔立ちとスッキリとした美人顔が特徴

短所

おでこが広く見えがち

丸顔

丸型は、縦と横の比率が2:3卵型に比べ、横が少しだけ広いのが特徴です。
丸形はふっくらとした頬が可愛らしく、年齢よりも若く見られることも。ふんわりと柔らかなイメージで、親しみやすい印象です。

長所

顔がふっくらして見えるため可愛らしい印象・年齢より若く見られることもある

短所

人によっては童顔に見え、ぽっちゃりした印象を持たれる

面長

面長は、縦と横の比率が3:2。縦の長さがある分横幅が狭いため、目と目の間隔が狭い人が多いのも特徴です。
頬に丸みがなく細いあごがシャープな印象で、謙虚で大人っぽいイメージを与えます。面長は日本人に一番多いため、馴染みやすい顔型とも言えるでしょう。

長所

馴染みやすい顔立ちで可愛いよりも綺麗系な印象・大人っぽい雰囲気

短所

顔が長く見え、間延びした印象に見られることもある

ベース型

ベース型は、縦と横の比率が1:2。四角型とも呼ばれます。口を中心とした両頬までの顔の横幅が、眉山から口までの長さの2倍ほどあり、エラが張っている人も多いのが特徴です。横幅に対してあごが小さいため、平坦な顔に見られることも。顔立ち自体はおおらかで、あたたかみのある印象です。

長所

おおらかであたたかみがある印象

短所

エラが張りがちで、平坦な顔に見られることがある

逆三角形

逆三角形は、面長と同じく縦と横の比率が3:2ですが、あごにかけてのフェイスラインがシャープで、ハチ周りが広めなのが特徴。頬は丸みがあるものの、頬骨が張っている人が多い傾向にあります。逆三角形の顔型は、クールで知的な印象です。

長所

クールで知的な印象・あごのラインがシャープなので小顔に見える

短所

頬骨が張りがち・顔立ちがきつく見えることもある

顔の特徴を踏まえたマツエクデザインの提案を

以上が主な分類ですが、中にはどの種類にも属さない顔の形もあるでしょう。その場合は似たような形を見比べ、より近い形を参考にしてください。
顔の特徴や長所・短所が分かっていると、マツエクデザインを決める際に提案の幅が広がります。最近は「顔診断」を受けているお客様も多いようなので、ヒアリングや施術中に話題に上ったら参考にすると良いでしょう。

面長のお客様から「顔が長いところが気になるのよね」などと伝えてもらうと、「こういうマツエクデザインだと、縦のラインを強調しないのでおすすめですよ」と提案できますね。しかし、中には自分からコンプレックスを話せないお客様も。
そんなときもアイデザイナーが顔の特徴などを理解していると、コンプレックスを自然とカバーできるようなデザインを提案できます。
すると「このアイデザイナーは私のことをよく見てくれているし、伝えていないコンプレックスまで汲んでくれる」と、お客様からの信頼度もアップするのではないでしょうか。

顔の特徴を知ることは、ワンランク上のアイデザイナーになることにもつながります。どんな場面でもすぐに生かせるよう、知識としてしっかり身に付けておきたいですね。

顔の形ごとのおすすめデザイン

ここからは、顔の形ごとに似合うマツエクデザインを紹介していきます。

卵型

おすすめデザイン

画像

キュート

 

セクシー

 

頬に丸みがありバランスが取れた形の卵型は、理想のイメージに寄せやすいため、基本的にどのようなマツエクデザインでも似合います
目が大きく見えるデザインが好みなら、可愛らしい印象がグッと増すキュートデザインがおすすめ。目尻にかけて長さを出した、セクシーデザインも似合います。卵型は幅広いデザインが提案できるので、お客様の理想の目元に合わせて提案してみましょう。

丸顔

おすすめデザイン

画像

キュート

 

セクシー

 

ナチュラル

 

縦と横の比率が近いため、比較的どのようなデザインでも似合う丸顔。童顔に見られやすいので、その可愛さを生かしたキュートデザインが似合います。
童顔をコンプレックスに感じているお客様には、あえてセクシーデザインにしてみるのもおすすめ。派手な仕上がりを好まれないお客様には、ナチュラルデザインも良いでしょう。

面長

おすすめデザイン

画像

キュート&セクシー

 

セクシー

 

面長は大人っぽい印象を与える形です。顔の長さのコンプレックスを解消するマツエクデザインは、縦と横を程よく強調して目を大きく見せるキュート&セクシーデザイン
面長は縦の印象が強いため、横のラインを際立たせるマツエクデザインにすると、バランスが良くなります。横幅を出すことにより顔とのバランスが取れる、セクシーデザインもおすすめです。
面長の方にマツエクデザインを提案する際は、縦のラインを強調する下まつげに長さを出すデザインやキュートデザインは似合わない可能性が高いので、積極的にはおすすめしないほうが良いでしょう。

ベース顔

おすすめデザイン

画像

セクシー

 

キュート&セクシー

 

ベース型は平面的な印象を与える形です。エラやハチが目立つ場合は、目尻にかけて長さを出して流すセクシーデザインにすると、やさしい印象になります。
キュート&セクシーデザインで横幅・縦幅を出し、目を大きく見せてバランスをとるのもおすすめ。目が強調されて、顔の形から視線が分散します。キュートデザインがNGという訳ではありませんが、横幅が強調されないのでコンプレックスをカバーするという点では物足りないかもしれません。

逆三角形

おすすめデザイン

画像

キュート

 

たれ目

 

セクシー

 

逆三角形は知的に見える一方で、シャープなフェイスラインからキツく見えてしまうことがあります。全体的に鋭い印象があるため、まつげに丸みを持たせたキュートデザインにするとバランスが整います
カールを強めにして、可愛らしさを強調するのもおすすめです。また、たれ目デザインもキツい印象を変えるのに効果的。元々のクールさを生かしたい人には、切れ長な目元で綺麗な印象に仕上がるセクシーデザインもおすすめです。

似合うデザインを参考に理想の目元を実現

マツエクのデザインは、目元だけでなく顔の形の印象まで変えられる可能性を秘めています。お客様の中には「ただ目元の印象が変わるだけじゃないの?」と思われる人もいるはずです。そんなお客様にコンプレックスのカバーが可能な提案ができれば「マツエクってこんな効果もあるのね!」と感動してもらえるでしょう。

しかし、顔の形だけではデザインを決めきれない部分があります。というのも、例えば面長でも可愛い印象の人であれば、キュートデザインが似合うこともあるからです。お客様から「このデザインにしてほしい」という要望を受けることもあるため、それを無視してまで顔の形でマツエクデザインを決めることは当然NG。顔の形に合うデザインは、あくまでも提案の際の判断材料のひとつとして捉えておきましょう。最終的には、お客様の要望とお客様自身の雰囲気を見て提案することが大切です。

▽関連記事

まとめ

顔の形の種類や、それぞれに似合うマツエクデザインを紹介しました。顔の形によって似合うデザインの違いを把握しておくことで、デザイン提案の幅がグッと増えます。たとえば「面長がコンプレックスの方に、顔の長さを強調しないマツエクデザインを提案する」など。さまざまな角度から提案をすることは、コンプレックスを解消するだけでなくお客様自身が気付かなかった魅力を引き出すことにもつながるでしょう。一歩先を行くアイデザイナーを目指すなら、顔の形やそれに似合うデザインを知っておくことは大切です。ぜひ知識として身に付けて、お客様に満足していただけるような提案を目指しましょう。

※本記事の内容や価格はすべて、2025年6月時点のものです。最新情報は、公式HP等よりご確認ください。

この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事

180718Eha_2506_1IA

この記事をシェアする