マツエクがメガネに当たってしまう…解決策はエクステ選定にあり!

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メガネをしているお客様の施術では、希望のデザインに応えるだけでなく、マツエクがメガネに当たらないように気を配る必要があります。なぜなら、マツエクがメガネに当たるデザインにしてしまうと、マツエクのモチや自まつげに影響が出てしまう可能性があるから。そこで今回は、メガネのお客様で気をつけたいエクステ選定について詳しく見てみましょう。

要注意!マツエクがメガネに当たるケース

「メガネを掛けているんですけど、マツエクってメガネに当たりますか?」
このような質問をされたことのある人もいるのではないでしょうか?マツエクは以前よりもナチュラル志向へとシフトしており、短めのエクステを希望するお客様も多いため、メガネの方でも希望のデザインを叶えられる可能性は高いかもしれません。
とはいえ、13mmのような長めのエクステやJカールのような緩めのカールなど、装着するエクステの長さやカールによって、メガネに当たってしまうことがあるのは事実です。そのためカウンセリングの際に、「デザインによってはマツエクがメガネに当たることもある」ということをきちんとお話しするようにしましょう。

では、メガネにマツエクが当たるとどのようなデメリットが考えられるのでしょうか?

メガネに当たるとやっぱりダメ?

メガネにマツエクが当たると絶対ダメなのでしょうか?メガネにマツエクが当たると

  • メガネに当たるたびに違和感がある
  • マツエクがばらついたり、取れやすくなったりなる

といったデメリットがあります。
マツエクがメガネに当たれば当たるほど、マツエク自体にダメージが加わり、毛先がばらついたり、取れやすくなったりする原因になります。マツエクがメガネに当たるということは、手でマツエクを触っているのと同じことです。
まばたきの回数は1分間に約20回といわれているので、まばたきのたびにメガネとマツエクが接触してしまうと、マツエクがばらついたり取れやすくなったりすることもうなずけますね。また、自まつげへの負担も大きくなり、マツエクだけでなく自まつげが傷む可能性もあります。

マツエクや自まつげにダメージがあるだけでなく、そもそもメガネにマツエクが当たると気になるという人も多いでしょう。お客様に「メガネにマツエクが当たるのは避けたい」といわれたら、適切なカウンセリングを行い、メガネに当たらないようなエクステやデザインの選定が必要です。

もし、お客様が長めのエクステや緩めのカールをご希望で、マツエクがメガネに当たりそうなときは、きちんとデメリットをお伝えしましょう。「メガネをかけるのは短時間だから、希望のデザインにしたい」などの理由がある場合は、デメリットを了承いただけた上で施術を行いましょう。

マツエクがめがねに当たりそう…対処法は?

メガネにマツエクが当たらないようにするには、エクステ選定が鍵を握っています。
人の目は、黒目の部分が一番出ていて、目尻や目頭は奥まっている場合がほとんどです。そのため黒目の部分を自まつげから+1~2mmほどのやや短めを選ぶと、メガネにマツエクが当たりにくくなります。一方、目尻部分はやや長めにしてもOKです。

Lカールデザイン

出典:@eyeplus.designさん

上の画像は、カールはCCカールで長さは10~13mmのデザインです。CCカールのようなカール感の強いエクステは上に伸びるため、メガネに当たりにくいといえます。

Lカールデザイン

出典:@eyeplus.designさん

上の画像は、カールはLカールで長さは9~11mmのデザインです。Lカールのような、根元からの立ち上がりが強いものも、メガネとの相性は良いでしょう。

ただ、「Jカールのようなカール感の弱いエクステが絶対ダメ!」というわけではありません。メガネに当たらないようにエクステの選定をするには、「お客様の目の出方」「メガネの鼻あての種類」「エクステのカールや長さ」の3つの要素が鍵を握っているからです。

まずは、目の出方について。目の出方には、眼球が奥にくぼんでいる奥目の人から、眼球が突き出している出目の人までさまざま。奥目気味のお客様なら、目とメガネまでに距離があるため、Jカールを選んでも大丈夫な場合があります
次に、お客様のメガネの鼻あての種類にも注目してみましょう。大きく分けて鼻あてには、メガネと鼻あてがいっしょになっているフレーム一体型と、金具で鼻あてが留められている鼻あて独立型があります。鼻あて独立型のほうが目とメガネの距離が取れているため、お客様が選べるデザインの幅が広がります。
例えば、奥目で鼻あて独立型のメガネをかけているお客様の場合、少し長め&緩めのカールというエクステを希望でも叶えられる可能性が上がるということです。

お客様にどの長さ・カールのエクステが装着できるかを見極めるには、カウンセリングの際にメガネと目をよく観察しましょう。お客様にメガネを掛けていただき、横からメガネのレンズの位置や目の出方、自まつげの状態をチェックすることで、どのくらいの長さ・カールを選べばメガネに当たらないか想像することができます。
もし想像することが難しいときは、試しに数本エクステを装着してみてみるのもひとつの手です。装着したエクステがメガネに当たるか当たらないかをチェックし、当たってしまった場合はオフして、お客様に合ったデザインを提案してみましょう。

一概に、「メガネを掛けているお客様にはカール感強め&長さ短め」と決めつけるのではなく、お客様の目やメガネ、自まつげの状態と希望のデザインを照らし合わせながら、できる限りお客様の要望にお答えできる方法を模索することが、施術の満足度アップにもつながっていきますよ。

また、施術後のばらつきを防ぐためにマツエクのブラッシングや早めのリペアを促すことなど、マツエクのモチを良くするアドバイスをすることも大切です。マツエクにブラシを通すことを普段からおすすめしているアイリストは多いと思いますが、メガネのお客様には特に重要性をお伝えしましょう。
「洗顔後やメイク直しのついでなど、こまめにブラシをかけることで、マツエクのばらつきが抑えられますよ」と促すことで、きれいな状態が長く保て、ご満足につながります。リペアの周期には個人差がありますが、一般的に通常3週間~1ヵ月のところを、メガネのお客様の場合は、2週間~3週間くらいの少し早めのリペアをおすすめすることで、マツエクのベストな状態をキープできるでしょう。

まとめ

どのお客様にもマツエクを楽しんでいただきたいというのは、アイリスト共通の願いではないでしょうか。メガネを掛けているお客様でも、デザイン次第ではマツエクを十分楽しんでいただけます。お客様の目とメガネまでの距離をきちんと見極め、できるだけ希望のデザインに近づけることで、ご満足につなげていきましょう。210216Ekm

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