日本と海外の架け橋となりアイラッシュ業界の発展に貢献したい|EWC代表理事続橋裕香氏インタビュー

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今回インタビューさせていただいたのは、株式会社アイラッシュガレージと株式会社日本アイラッシュ総研の取締役、そして一般社団法人EWC(アイラッシュワールドカップ)代表理事を務める続橋裕香さん。マツエクに携わるようになったきっかけやEWCに向けての思い、アイラッシュ業界で働く上で大事にしていることなど、詳しくお話を聞かせていただきました。

【経営者プロフィール】続橋裕香(つづきはしゆか)さんとは

アイラッシュガレージ取締役とアイラッシュ総研取締役、一般社団法人EWC代表理事を務める。さらに、福島県でサロン経営を行い、会社やコンテストの運営、さらには施術者として幅広い活動を行う。

マツエク創成期から業界に携わっているからこそ感じるアイビューティーの進化

マツエクと出会ったきっかけを教えてください

高校卒業後エステサロンに就職したあと、エステティシャンとして独立してプライベートサロンをオープンしたんです。そこでまつげ関連の施術も行っていたのですが、マツエクというメニューの存在をお客様に教えてもらったのをきっかけに、いろんなメーカーのセミナーなどに通って勉強しサロンに導入しました。2005年、マツエクが日本に入ってきてまもなくの頃です。はじめはマツエクをやってみようというお客様も少なかったのですが、徐々ツエクメニューの割合が高くなり、マツエク専門店の設立に至りました。

創成期からマツエクに携わってきたのですね!マツエクに初めて出会ったときにどう感じましたか?また、マツエクの魅力はどんなところにあると思いますか?

マツエクに初めて出会ったときは、本当に感動しました。まつげパーマや当時流行るだろうと言われていた落ちないマスカラでは長さは出ないし、当時のそれら(まつげパーマや落ちないマスカラ)は、お客様の満足度としてはそう高くないと思っていたんです。そんなときにマツエクを知り、「そうそう!欲しかったのはこれ!」と感じましたね。実際、マツエクを装着してもらい、顔がパッと華やかに変わるのを実感しましたし、施術も奥深く、のめり込んでいったのを覚えています。

エステティシャンとしていろいろな施術に携わってきましたが、ビフォーアフターがわかりやすいのは、やっぱりマツエクです。目元は自分で思い通りにならないからこそ、メイクやまつげパーマに頼るもの。マツエクをつけたあとの顔の変化は、他にはない満足度を提供できるものだと思っています。現在商材のプロダクトにも関わるようになり、ここ10年で商材が大きく進化を遂げていくのを実感しています。いろんな商材を使いこなすことで、長さやボリューム、色を変え、お客様の想い通りの目元を作ることができる、これはマツエクにしかない大きな魅力だと思いますね。

当初はまつげパーマがメインだったかと思うのですが、その風向きが変わったタイミングはどこだったのでしょうか?

2008年、アイラッシュ施術に美容師免許が必須になってから、マツエク業界が大きく変わり始めたと感じています。技術や商材が、お客様の温度感やサロンの需要も高まったように思います。今年に入って美容師免許の試験でマツエクの項目を導入するか否かについて検討されているのですが、これは、マツエクが美容のひとつとして確立した証拠ですよね。

美容師免許にマツエクは不要という意見もありますが、美容師人口が少なくなってきている今、専門性だけで勝負するのではなく、提供できる技術の引き出しが多いことも強みになると私は考えています。近年アイブロウにトレンドが広がったのも、目元と眉毛が密接な関係にあるからこそ。それぞれのパーツが美しくても、ほかのパーツとのバランスが悪いと魅力が半減してしまいますよね。似合わせの提案をするためにも、技術の裾野を広げることが大切だと思っています。

EWCにかける想い〜正統派でありつつも、新しい物に常に挑戦する〜

2018年から開催されているEWCの代表も務められている続橋さん。EWCを開催するきっかけについて教えてください

EWC代表理事続橋裕香氏インタビュー

当時シングルラッシュのコンテストはあったのですが、ボリュームラッシュの技術を競うものは、日本では開催されていませんでした。しかし、海外ではボリュームラッシュの方が主流で、ボリュームラッシュのコンテストの方が多かったんです。そこを踏まえて、まだ主流ではなかったボリュームラッシュを広めることを目的としてスタートしたのが、EWC(アイラッシュワールドカップ)です。国際的に活躍できるアイラッシュ施術者を輩出し、今後は海外のアイラッシュ施術者も参加できるような国際大会にしていきたいと思っています。

EWCはアイビューティーを革新するという理念を掲げて実施している大会で、今回2022年4月28日に実施されたEWCが4回目の開催になりました。シングルラッシュとボリュームラッシュの技術を競うというベースは崩さず、そのときそのときのトレンドや背景を踏まえて、毎回違う角度からの競技を加え、良い意味で形が決まっていないのがEWCの特徴。今回はどんな新しい競技を加えるかというのは、毎回悩むところではありますね。

今回取り入れたのは、目元にフォーカスしたアイゾーンムービーの競技です。これは、目元の似合わせができていてなおかつ世界観が表現できているかが勝敗を分けるのですが、似合わせという点で、目元をトータルにデザインできる施術者が多いことを実感できました。コロナが明けたらまたEWCのグランプリの方々と一緒に、海外大会に参加したいと思っています。

やはり、様々な国際大会に目を向けているのですね。日本の施術者と海外の施術者の違いを教えてください

EWC代表理事続橋裕香氏インタビュー

国際大会は毎回いろんな衝撃があります。モデルさんの顔立ちが違うため、アジアと欧米のデザインの違いが見られるのが、コンテストのおもしろさです。海外の施術者は技術や時間など、いろんな面でとにかくアバウト。それに対して施術はもちろん、ワゴンセッティングや衛生面など、全ての面においてとにかく細かい点が、日本人施術者の良いところだと思っています。

コンテストでも、日本人施術者はモデルさんへの気配りを忘れませんが、海外の施術者はモデルさんを自分の作品の一部として、あまり気遣いはしない印象です。これは、日本人施術者がお客様に対し、いかに心地よく施術を受けられるかという点に重きを置いていることの表れだと思っています。

トレンドは作るのではなく、感じて、考えて、カスタマイズするもの

トレンドなどの情報をキャッチすることも、続橋さんの仕事のひとつだと思うのですが、どうやって情報を得ているのでしょうか?

EWCを開催するにあたり、いろいろなメーカーさんに協力していただいており、いろんな声を聞く機会がたくさんあります。また、EWCの優勝者を海外大会に参加させていただくことにより、定期的にアイラッシュ事情を交換できるつながりを作ることができました。日本や海外という垣根を越えていろんなものを取り入れていくことが、施術者の引き出しの多さにつながると考えているため、いろいろな人から得た情報を基に「コンテストに取り入れられないかな」「日本に合わせてカスタマイズできないか」「トレンドになるのではないか」などと常に考えていますね。

2~3年前にアメリカのモデルであるキム・カーダシアンがつけているつけまつげ風のマツエクデザイン『Kimk(キムケー)スタイル』がトレンドになったんです。海外のコンテストでは、『Kimkスタイル』の競技が行われるほどでこれが「日本でトレンドになる!」と思っていたんですが、実際は特に大きなトレンドにはならなかったということも。しかし、今キムケースタイルをアジア向けにした”ワンホンエクステ”がトレンドになっているんです!

“ワンホン”とは、中国のインフルエンサーの総称のこと。中国人インフルエンサーがアジアの顔つきでも似合うようにカスタマイズしたデザインがワンホンエクステとして発信されて今日本でも大人気の兆しを見せています。トレンドは頑張ったからといって作れるものではありません。海外のトレンドが日本でトレンドになるには、日本人に似合うようなカスタマイズが必要ということを実感しました。

日本と海外の架け橋に。そしてアイ業界で活躍する人の輪を広げていきたい

アイラッシュガレージの仕事に携わるようになったのは、どんな経緯があったのですか?

ビューティーガレージのアイラッシュ部門がまだ商材もセミナーも取扱いが少ない時に知り合いからお声掛けをいただいて、ビューティーガレージのアイラッシュ顧問をさせていただいていたんです。それからアイラッシュ業界の成長に伴い、今代表をしている伊藤さんとアイラッシュメインの会社を立ち上げようということでスタートしたのが、アイラッシュガレージです。

商品開発として電動リクライニングチェアシフォンの生みの親とお聞きしました

それも顧問をさせていただいていた時に、「アイラッシュ用にこんなチェアが欲しい」とお願いして当時の開発チームと試行錯誤で作りました。あの頃はフルフラットチェアがなかったので、第一号のシフォンができた時は本当に感激でした。今ではいろんなバリエーションのシリーズも開発されて多くのサロン様に愛用いただきとても嬉しく思います。

アイラッシュの総合商社として、アイラッシュガレージが大切にしていることは、メーカーとのつながりを主軸にしてしっかりとした商材を取り扱うことと、教育を徹底すること。そしてアイラッシュ施術者が必要としているものを常に現場目線で考えて、開発、商品化していくこと。アイラッシュの安全性を守りこれからも業界を発展させていくため、商材や教育の大切さを広く啓蒙活動をしていこうと思っています。

最後に、働くうえで大事にしていること、そして今後の目標をお聞かせください

EWC代表理事続橋裕香氏インタビュー

私が働くうえで大切にしていることは、メーカーや施術者、ひいてはお客様といった、人と人とのつながりです。アイビューティーがもっと多くの人に愛されるものになるよう貢献していきたいですね。今後はアイに関する技術や商材、トレンドなど、まだ知られていないものをいろんな形で伝えていきたいです。裏方の立ち位置から、頑張っているアイラッシュ施術者を日本だけでなく世界中に広げていき、いろんなつながりという輪をもっともっと広げていくことが、私のミッションです。ちょっと大袈裟ですが日本と海外の架け橋になれたらいいですね!

まとめ

EWCの開催やアイラッシュガレージにおいての啓蒙活動など、アイラッシュ業界の発展につながる事業に携わっている続橋さん。マツエクの魅力を語るときのキラキラした瞳と、業界のことを考えた真摯な言葉が印象的でした。日本だけでなく海外のアイラッシュ事情にも精通しており、日本のアイラッシュ施術者が世界でも活躍してくれることを願う続橋さん。EWCを通して見える続橋さんの今後の活躍に、引き続き注目していきます。220416Ess

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