眉毛ワックスの正しい頻度は?メリット・デメリットやセルフ処理のリスクを学ぶ!

眉毛ワックスを行う頻度、正しく理解していますか?きれいな眉毛をキープしていただくためには、適切な頻度で通っていただくのがベストです。そこで今回は、眉毛ワックスに通う頻度の目安や、眉毛をどれくらい伸ばす必要があるのかなどを解説。あわせて、メリットやデメリット、セルフ処理のリスクやトラブルへの対策もご紹介します。アイブロウメニューの導入を検討している方や、今一度おさらいしたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
眉毛ワックスとは?頻度や毛抜きとの違いをチェック
眉毛ワックスの概要
眉毛ワックスとは、脱毛用ワックスを眉まわりに塗り、余分な毛を除去する美容施術のこと。アイデザイナーは、お客様の顔立ちや骨格に適した眉デザインを提案し、理想の仕上がりになるよう整えます。「わざわざ眉毛サロンで整えるなんてもったいない」と思うお客様もいるかもしれませんが、セルフで行うには失敗するリスクがつきもの。また、レーザーによる顔脱毛で眉毛を処理しようとしても、クリニックによっては目に近いという理由で、眉毛下の照射を行わないことともあります。アイサロンや眉毛サロンで眉毛脱毛を行うメリットを、お客様に適切に案内できるようにしておきましょう。
▼アイブロウワックスの詳しい施術内容については、こちらの記事でご紹介しています。
眉毛ワックス頻度はどのくらいが目安?
個人差はありますが、ワックス脱毛後にきれいな眉毛を持続できる期間は3~4週間ほど。中には2週間で新しい眉毛が生え始める方もいますが、肌への刺激が強い眉毛ワックスを頻繁に行うと、肌を痛める危険性があります。そのため、早くても3~4週間に一度のペースでの施術をおすすめしましょう。また、眉毛サロンで整えた眉毛は何回目で定着するのか、気になるお客様もいるかもしれません。その際は、傾向として平均4~5回程度の施術で安定する方が多いことをお伝えしましょう。
眉毛ワックスと毛抜きの違いは?
眉毛ワックス脱毛とセルフで行う毛抜きの違いは、毛を処理するときに伴う痛みです。毛抜きは毛を一本一本抜くため、すべての処理が終わるまで何度も痛みを伴います。一方、眉毛ワックスは、一度に複数の毛をまとめて抜くことが可能。痛みが苦手、一気に毛を処理したい、といった方には眉毛ワックスのほうが向いているでしょう。
眉毛ワックスのメリット・デメリット
では次に、眉毛ワックスで脱毛するメリットとデメリットをご紹介します。
眉毛ワックスのメリット
アイサロンや眉毛サロンで眉毛ワックスの施術を受けるメリットは次の3つ。
眉毛バランスが整う
1つ目は、眉毛バランスを整えられる点です。サロンでは、一人ひとりの骨格や顔の形に合う眉毛をデザインしながら、左右のバランスを整えていきます。アイデザイナーが眉のまわりにある余分な産毛までしっかりと処理することで、本来の眉ラインが際立ち、立体的に見せられるのです。
肌トーンが明るくなる
眉毛ワックスは、眉毛周辺の肌のトーンアップ効果が期待できることも特徴。余分な毛とともに、肌の古い角質も取り除くことが可能です。また、カミソリを使ったシェービングのような剃り痕も残りません。毛穴が目立ちにくく透明感のある肌を目指せます。
きれいな形を長期間維持できる
きれいな眉毛の形を長期間キープできるのも、眉毛ワックスの大きなメリットです。シェーバーを使ったセルフでの眉毛処理は2~3日に1回、カミソリなら1週間に1回がお手入れ頻度の目安。一方、眉毛ワックスはセルフで処理しきれない毛根まで抜き取れるため、その分長続きします。
眉毛ワックスのデメリット
続いて、眉毛ワックスのデメリットをご紹介します。
施術時に痛みや炎症が起こることがある
一部で「眉毛ワックス脱毛が危険」といわれる理由には、施術時に稀に生じる炎症や痛みが関係しています。眉毛ワックスは、ワックス剤を塗ったあとの剥がす段階で痛みを感じやすい施術。とくに、乾燥肌、敏感肌、日焼けした肌などでは、より痛みを強く感じやすい傾向があります。場合によっては、施術後に赤みが生じることも。お客様にはカウンセリングの段階で、体質や当日の肌状態を十分に確認しておきましょう。
イメージと異なる眉になる可能性がある
お客様とアイデザイナーで仕上がり後の眉毛のイメージが合致していなければ、施術後に満足いただけない可能性があります。眉毛ワックスだけに限りませんが、完成イメージがあいまいなまま進むことがないよう、カウンセリング時にしっかりとお客様の眉毛の特徴や要望をとらえておきましょう。
定期的に施術を受ける必要がある
眉毛ワックス脱毛は、一回施術したからといって毛が生えなくなる施術ではありません。きれいな眉毛を維持するには、定期的にメンテナンスする必要があります。
眉毛をセルフ処理する5つのリスク
眉毛は、毛抜きやカミソリ、セルフワックス脱毛による自己処理も可能です。しかし、次のようなリスクも伴います。ぜひ、お客様へのご案内の参考にしてください。
失敗しやすい
セルフ処理では、「鏡越し」による失敗のリスクを伴います。客観的な視点で、プロが施術するほうが安心です。
毛嚢炎(もうのうえん)を引き起こしやすい
セルフ処理は毛穴の奥にダメージを与えやすく、広がった毛穴から細菌が入り込んで毛嚢炎などを引き起こすことも。毛嚢炎は眉毛周辺や毛抜きを清潔にしていなかった場合に起こりやすいため、サロンでも衛生管理を徹底しましょう。
埋没毛になりやすい
眉毛サロンへ行かずに自己処理してしまった、そんな方に多いお悩みが埋没毛です。埋没毛とは、皮膚の下に埋もれたまま成長している毛のこと。これは、毛抜きを使用して無理に毛を抜いた際に、傷ついた毛穴を修復しようとした角質が分厚くなることで生じます。埋もれた毛を無理に抜こうとすると、さらに皮膚や毛根を傷つける原因に。サロンでの眉毛ワックスは、毛流れを考慮して丁寧に除去するため、埋没毛になりにくいというメリットがあります。
埋没毛となってしまった場合には、肌を清潔に保ちながら自然と古い皮膚が剥がれるまで待ちましょう。
目元がたるみやすくなる
眉毛のセルフ処理が必ずしもたるみの原因になるわけではありません。しかし、毛抜きで何度もまぶたに刺激を与えてしまうことや、慣れないセルフワックス脱毛で何度もやり直してしまうことが、皮膚に悪影響を与える可能性があります。
眉毛が生えにくくなる
眉毛のセルフ処理は、必要な部分の眉毛が生えなくなるリスクも伴います。毛周期を正しく把握せずに眉毛を抜き続けると、サイクルが乱れ、最終的に毛が生えてこなくなる…なんてことも。うっかり必要な毛まで抜いてしまう恐れがあるため、自己判断での過度な毛抜きは避けるようお伝えしましょう。
眉毛ワックスでのトラブルを防ぐための5つの対策法
最後に、眉毛ワックスによるトラブルを防ぐための対策法を5つご紹介します。
施術前にパッチテストを行う
肌が弱いお客様には事前にパッチテストを行い、施術できるかどうか判断することが大切です。施術後に肌トラブルが起こる可能性を少しでも下げるために、予約時やカウンセリングの段階でお客様の肌質をしっかり確認しておきましょう。
お客様の雰囲気やメイクの特徴をつかんでおく
「眉毛ワックスで失敗した」と思われないためには、カウンセリングの段階でお客様の雰囲気やメイクの特徴をつかんでおくことが大切です。具体的には、いつものメイクをしたまま来店してもらう、理想とする眉毛デザインの写真を持参してもらうなどの方法がおすすめです。
施術箇所はしっかりと冷やす
眉毛ワックス後の注意点は、2〜3時間ほど肌に赤みが生じやすいこと。施術後は、炎症の悪化を最小限に抑えるために、施術箇所を保冷剤などで冷やしましょう。また、施術後の肌は非常に敏感な状態です。温めてしまうと、炎症や腫れ、湿疹が長引いてしまう可能性があるため、施術当日の入浴は避けるようご案内しましょう。
眉毛を伸ばしてきてもらう
眉毛ワックス脱毛をご予約いただく際は、2週間以上前からしっかりと眉毛を伸ばしてもらうことが大切。眉毛に長さがあれば、細かな調整や幅広いデザインを提案しやすくなります。「眉毛サロンへ行く前に眉毛がボサボサになってしまい、何日も伸ばしておけない」といった方には、前髪で隠す、コンシーラーで眉毛の違和感をカバーするなどの対処法をご提案しましょう。
施術後のケア方法についてアドバイスする
眉毛ワックス後は肌が一時的に敏感な状態になっているため、刺激を避けてやさしくケアすることが大切です。お客様には、洗顔やシャワーの際は眉まわりをこすらず、刺激の少ない保湿クリームやジェルでしっかり保湿するようすすめましょう。
まとめ
眉毛ワックスの施術頻度は、3~4週間に一度がポイントです。セルフ処理は、肌トラブルや見た目上の失敗といったリスクがあるため、やはりアイデザイナーがプロとして行うことが望ましいでしょう。お客様に適切なご案内をすることで、満足度の向上や単価アップに繋がるはず。施術の際は丁寧なカウンセリングを心掛け、施術後のケアについてもしっかりお伝えしてくださいね。
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