下がっている自まつげに対応しよう!強いカールの種類や下がりまつげ対策テクのメリデメもCheck
自まつげが下がっているお客様への提案に悩んだことはありませんか?自まつげが下がって生えている場合は、どうしてもカールが出にくくなってしまいがち。下がりまつ毛で悩んでいるお客様にもしっかり対応できるよう、装着方法や適しているカールの種類、技法などをあらためてチェックしてみましょう。
提案例① 装着方法
マツエクは、あくまで自まつげにエクステを装着することにより、まつげの長さ・太さ・ボリュームをプラスしたり、装着するエクステの長さや装着する場所を工夫して目元の印象を変えたりすることが目的。マツエクでもともと生えている自まつげの角度を上げたり下げたりすることは、自まつげやまつげの毛根への負担になる場合もあるため、注意が必要です。
自まつげが下がりまつげ であるお客様の場合、まず、装着方法を考慮する必要があります。マツエクの装着方法には上付け・下付け・横付けの3つがありますが、今回は上付けと下付けの2つの方法で考えてみましょう。
上付け
自まつげの上からエクステを乗せ、軽くスライドさせてから硬化させる装着方法のことを指します。自まつげとエクステが1本の線に見えるため、「自まつげ感」のある自然な仕上がりが叶う点がメリットです。デメリットとしては、装着面を確保しづらいという点が挙げられます。接着面が確保しにくいことにより、根元が浮きやすくなることもあるでしょう。
下付け
自まつげの下にエクステをくぐらせ、軽くスライドさせてから硬化させる装着方法。上付けと同じく1本の線に見えるため、自然な仕上がりになるのがメリットです。上付けよりも接着面が確保しやすいことから、モチもよいと言われています。しかし自まつげが下がって生えている場合、もともと下がっている自まつげの下にエクステを装着することになるため、さらにまつげが下がってしまう可能性があるのです。
上付けと下付けの仕上がりの違い
画像で見ると一目瞭然です。実際に上付けと下付けで装着した目元の画像を見てみましょう。
こちらは、右目は下付け、左目は上付けでマツエクを行った画像です。どちらも目頭から黒目の外側まではCカールの9~11mm、黒目の外側から目尻にかけてはJカールの11~12mmのエクステを装着しています。
実際に画像で見てみると、上付けでエクステを装着した左目の方がカール感をしっかり感じられる仕上がりに、下付けでエクステを装着した右目はカールが緩やかな仕上がりになっていることがわかりますよね。特に目尻部分を見ると、その違いが顕著にわかるでしょう。このように、装着方法によってカールの出方には違いが出ます。上付けは装着面が確保しづらいというデメリットはありますが、自まつげ下がって生えている場合は、上付けのほうがカール感は出しやすくなるでしょう。
提案例② カールの種類
画像元:@lash_colors
下がりまつげの場合、カール選びも重要です。特に注意したいのがJカール!接着面が確保しやすいことから比較的モチがよく、「自まつげ感」のある自然な仕上がりが人気のJカールですが、下がりまつげに装着すると余計にまつげが下がってしまう可能性があります。エクステが目にかかってしまうと視界が悪くなるだけでなく、マツエクで目を大きくぱっちりと見せたいのに、逆に目が小さく見えてしまうという残念な結果になる場合も…。
自まつげが下がって生えている場合は、カール感の強いCカール以上のエクステがベター。下記にCカール以上のカール感の強いエクステをまとめてみました。呼び名はメーカーによっては異なることがありますが、主流な名称で記載してみます。
【Dカール】
DカールはCカールよりもカールが強いエクステです。ビューラーを強めにかけたようなイメージで、お人形さんのようにぱっちりした目元に仕上がります。
自まつげがすぐに下がってしまう方にもおすすめです。
【Mカール】
Mカールの特徴は、根元からしっかりカールがついているという点です。根元からしっかりカールがかかっていることにより、エクステが目にかかってしまう心配も少ないのがメリット。Cカールのようにきついカーブがついているのではなく、根元から緩やかなカーブがついており、装着するとDカールよりもさらに上向きの仕上がりになります。
【Lカール】
Lカールは下がりまつげはもちろん、自まつげが直毛の方や一重・奥二重の方にもおすすめ。正面から見るとMカールと似ているのですが、Lカールの場合は接着部分にカールがかかっておらず平面になっているため、
・自まつげが直毛
・自まつげが下がって生えている
・自まつげが短い
・まぶたがはれぼったく、マツエクのカールがきれいに出づらい
など、一般的にマツエクをしづらいと言われる特徴を持つ人でも、ぱっちりとした目元に仕上がります。
提案例③ 技法
自まつげが下がって生えているお客様には、「アップワードラッシュ」の技法を用いて施術するのもよいでしょう。
アップワードラッシュとは、もともと生えている自まつげを持ち上げた状態に仕上げるマツエクの技術方法のこと。サロンによっては「カールアップラッシュ」という技術もあります。実際にアップワードラッシュのメリット・デメリットを確認していきましょう。
【アップワードラッシュのメリット】
下がりまつげの方の救世主!
アップワードラッシュの最大のメリットは、下がって生えているまつげを上げられること。自まつげが下がって生えている場合、まつげが目にかかってしまい、目が小さく見えてしまうことも少なくありません。アップワードラッシュで自まつげを上げることができれば、「まつげが目にかかって目が小さく見える」という悩みを解消することができるでしょう。
短めのエクステでも目をぱっちり見せられる
まつげをしっかり上げることで、まぶたに見えるまつげが長くなり、短めのエクステでも目をぱっちりと見せることが可能。長すぎるエクステは自まつげに負担をかけますが、短めのエクステなら負担を軽減させることもできるでしょう。
目の縦幅が広がる
自まつげがしっかり上がった状態でエクステを装着することにより、デザインによっては目の縦幅を大きく見せることが可能です。
視界がよくなる
下がって生えているまつげが黒目にかかっていると、視界が悪くなってしまう原因になる場合も…。アップワードラッシュでまつげが上がれば、視界が広くなる効果も期待できます。
【アップワードラッシュのデメリット】
痛みを感じる人もいる
自まつげを持ち上げてエクステをつけるため、中には痛みを感じたり、通常のマツエクと比べてより装着感を感じたりする人もいるようです。
目の形によってはきつい印象になってしまう場合も
もともとの目の形などによっては、つり目に見えたり、きつめの印象に見えたりしてしまうこともあるそう。また、目の粘膜がむき出しになり、びっくりしたような目になってしまったという声もありました。カウンセリングでお客様の目の形をチェックすることはもちろんですが、施術の際の自まつげの持ち上げ具合もキーになりそうです。
数日で戻ってしまう場合も
実際にアップワードラッシュの施術を受けた方の口コミやレビューなどで多いのは、「数日で戻ってしまった」というもの。自まつげの下がっている角度が強い場合や自まつげのハリ・コシが強い場合は、せっかくアップワードラッシュの施術をしても数日で元に戻ってしまう可能性も考えられます。アップワードラッシュはお客様の目元やまつげの状態をしっかり確認することが大前提と言えるでしょう。
施術時間や料金面
アップワードラッシュは、通常のマツエク施術と比べて施術時間が約2倍かかると言われています。施術料金も高めで、リペアがおすすめされていないことから維持費も通常のマツエクより高くなる傾向にあります。
まとめ
自まつげが下がって生えている場合の装着方法やカールの種類、技法について解説しました。下がりまつげのお客様の場合は、丁寧にヒアリングをした上で工夫をしながら施術することが求められるでしょう。ただし、あまりにも下がっているまつげに無理にマツエク施術を行うのはNG。マツエクではなくまつげパーマを提案してみるなど、サロンで対応方法をあらためて共有しておくのもよいですね。
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