「スポーツをしているお客様」へ、マツエクの注意事項とアドバイスとは

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汗をかく機会が多く、薄めメイクorすっぴんの状態でいる時間が増えることから、スポーツをされるお客様からもマツエクは支持されています。しかし一方で、汗などの水分が付着する機会も多いため、モチの面では心配事が多いのも事実です。日ごろからスポーツをしているというお客様が来店された際は、どのようなことに注意し、どんなアドバイスをお伝えすればいいのでしょうか。今回は、スポーツをされているお客様への施術にスポットをあてて、解説していきたいと思います。

スポーツをする方へのマツエクの関係とは?

日ごろからスポーツをするお客様にとって、マツエクの存在とはどのようなものなのでしょうか。お客様目線で、調査してみました。

メイクが落ちても安心

陸上や水中など場所に関わらず、スポーツをすると汗でメイクが落ちやすくなってしまうもの。競技スポーツをされているお客様だけでなく、ジムやヨガなど、体をメンテナンスするために運動されているかたも、運動中のメイクを気にされています。ウォータープルーフのメイクアイテムを使用する方法はあるものの、大量の汗をかいたときや、水中でのスポーツをするときには、持続力に限界があるものです。メイクが落ちてしまわないかという不安があると、スポーツに対しての集中力も落ちてしまいます。そんな悩みを抱える女性たちの味方となってくれるのが、マツエクなのです。

汗でアイメイクが落ちてしまって、目の周りが真っ黒になる…という事態も、マツエクをつけておけば、回避することができます。仕事帰りにスポーツをする女性にとっては、運動後に一からメイクをやり直すことなく帰宅できるので、とても重宝されているのです。

つけまつげなどに比べれば水にも強い

ジムでスイミングをするかたや、ホットヨガなどで大量の汗をかく機会のあるかたからの声として多いのが、「水に強い」という意見。マツエクは水分に弱いというイメージがありますが、マツエク愛好家でスポーツをする女性たちからは、意外な意見が多く寄せられています。マツエク単体でみれば、やはり水分からは遠ざけたほうがいいというのが正論です。しかし、ビューラーであげただけのまつげや、つけまつげなどに比べれば、圧倒的にマツエクのほうが水分に強いと言えます。つけまつげとは違い、マツエクは自まつげ1本1本に装着するため、自まつげが抜けない限りは基本的に取れにくいという特徴があるものです。つけまつげをつけるための接着剤は、自分でつけはずしできるような性質のものを使用しているため、水分が触れるとすぐにとれてしまう可能性があります。一方マツエクは、グルーを使って自まつげにつけているので、硬化の時間をしっかりと取っていれば、多少の水分で取れてしまうことはありません。マツエクの強さも、スポーツをする女性たちに、マツエク愛好家が多い理由のひとつです。

伝えておきたい注意点

運動中もキレイでありたいと考える女性にとって、マツエクは欠かせないアイテムです。運動中もキレイなまつげをキープしていただくために、アイリストからお伝えできる注意点をまとめてみました。

施術後当日の運動は避けてもらう

スポーツをされるお客様へ必ずお伝えしておきたいのが、施術後24時間は運動しないように注意するということ。グルーが硬化するためには、最低でも24時間必要です。グルーの表面だけなら5時間で硬化しますが、内部まで完全に硬化させるには、24時間かかると言われています。グルーの種類に関わらず、硬化のために丸一日はマツエクを水分から守らなければいけません

グルーが完全硬化する24時間以内に運動をすると、マツエクが取れやすくなるだけでなく、グルーアレルギーのリスクが高くなるという事態も招きかねません。グルーが汗と反応することで、揮発成分が発生しやすくなり、お客様の体調に影響を及ぼしてしまう可能性もあるのです。

モチの観点からはもちろん、お客様の目元と体を守るためにも、施術当日は運動NGだという旨を、きちんと伝えておきましょう。

グルーの硬化に関しては、こちらの過去記事もチェックしてみてください。

水中でのスポーツは早めにまつげの水分をふき取る

スイミングやマリンスポーツなど、水に触れる機会の多いスポーツをされているお客様も多いもの。マツエクのモチを良くするためには、マツエクの扱いかたについてもお伝えしておかなければいけません。水中にもぐる機会のあるようなスポーツをしたあとは、運動後にマツエクの水分をきちんとふき取るのが絶対条件。ふき取りかたも、タオルでゴシゴシこするのはNGです。ポンポンとやさしく押さえるようにして、マツエクの水分をふき取ってもらうようお伝えしましょう。普通のタオルでもいいですが、できればマイクロファイバーなど、肌触りのやさしいものを使うのがおすすめです。

スイミングをしているお客様には、ゴーグルを使ったマツエク保護方法をお伝えするのもおすすめ。ゴーグルをしっかりと装着しておけば、マツエクが水でびしょびしょになるのを防ぐことができます

ドライヤー仕上げもアリ
タオルドライしたあとに、ドライヤーを使ってマツエクをブローするのもおすすめの乾かしかた。風量弱めの冷風をあてて乾かすと、早めに水分を飛ばすことができます。

コーティング美容液を使ってマツエクを守る

スポーツをされるお客様は、マツエクにダメージを与える機会が、スポーツをしない人よりも多いもの。ていねいに取り扱っていても、リペアの周期は早めになってしまう傾向にあります。

スポーツをしながらも、マツエクのモチを伸ばすためには、お客様ご自身でコーティング美容液などを使用していただくのがベスト。コーティング美容液を使うことで、マツエクの接着面を補強したり、マツエクを水分や油分から保護することができます。

「スポーツをしているから仕方がない」と、マツエクのモチを諦める前に、お客様自身でできる対策について、しっかりとお伝えしておきましょう。

コーティング美容液についての記事もチェック

おすすめの来店タイミング

施術後すぐにスポーツできないことや、マツエクのモチなどを考慮して、次回来店のタイミングをお伝えしていきましょう。

スポーツの予定がない日に来店いただく

注意点のところでもお伝えしたように、施術後24時間は運動を避けていただかなければいけません。そのため、来店いただくタイミングにも注意を払う必要があります。次回予約を取る際には、予約日当日~翌日にかけて、運動の予定がないかどうかもヒアリングしておきましょう。

リペアの周期は早めがおすすめ

スポーツをしていると、普通に生活しているよりもマツエクに負担がかかるため、早めにリペアをしていただくのがおすすめです。スポーツをしているマツエク愛好家のお客様であれば、モチについても理解できているため、自ら早めに予約を取られるかたが多いもの。注意しておきたいのは、スポーツ習慣のあるマツエク初心者のお客様です。

初めてマツエクをつけるというお客様には、スポーツをしていることで、マツエクのモチが悪くなる可能性もあることをきちんとお伝えしておきましょう。カウンセリング時にスポーツをしているかどうか、さりげなくチェックしておくと、アポ取りが行ないやすくなります。

スポーツをしていてもギリギリまでもたせたいというお客様には?

スポーツをしているということで、スカスカまつげになる前に、早めのリペアをするお客様もいれば、中にはギリギリまで粘りたいというお客様がいるのも事実です。できれば毎回早めに来店いただいて、常にキレイな状態を保てるのがベスト。しかし、なかなか来店の周期が短くならないというお客様には、できるだけモチを意識したような施術を心がけなければいけません。

モチを意識した施術というのは、グルーやカールに対して、工夫を凝らした施術ということ。とにかくモチを良くしてほしいというお客様には、持続性の高いグルーを使用し、接着面を多く取るように意識して、施術を行ないましょう。しかし中には、持続性の高いグルーだと、刺激が強すぎるというお客様もいらっしゃいます。そんなお客様には、医療用グレードの低刺激グルーを使用することになる場合もあります。しかし、その場合は刺激の弱さと比例して、モチの持続力も低下。お客様の要望と、グルーに対する反応のバランスを見ながら、適切な施術を行なっていきましょう。

まとめ

スポーツをしているあいだも、美しさをキープしたいというのは、とても女性らしい考えです。お客様の美をサポートするためにも、スポーツが与えるマツエクへの影響を頭に入れて、お客様に合った施術を行ないましょう。181008Eue

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