お客様にお配りしてみては?「サロン内で配るカード」の作り方と使用方法とは?

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あなたの勤務するサロンでは、お客様に知っておいてもらいたい事柄をどのような形でお伝えしていますか?いくら丁寧なカウンセリングを行ったとしても、口頭の説明だけで全てをご理解いただくことは難しいかもしれません。そこで役立つのが「販促カード」です。今回はお客様にお渡しする「販促カード」についての提案をまとめてみました。ぜひ参考にしてください。

「販促カード」配っていますか?

「販促カード」をご存知ですか?一口に「販促カード」といってもその用途は多岐に渡っており、サロン・お客様の双方に良い効果をもたらす有用なアイテムです。

まず「販促カード」の種類についてご紹介します。マツエクサロンで配布するカードは主に4つのタイプに分けられます。では、各カードの用途と効果を見ていきましょう。

来店ポイントカード

効果:リピーター獲得、来店促進・意識付けなど

来店するごとにポイントが貯まり、一定のポイントが貯まると特別価格での施術や無料のサービスを受けられる特典があります。多くのサロンが活用しています。

友人紹介カード

効果:新規顧客獲得、リピーター獲得、来店促進・意識付けなど

新規の顧客となる友人や知り合いを紹介することで、紹介する側、される側の双方にメリットがあるタイプのものが主流です。こちらも多くのサロンが活用しています。

メッセージカード(名刺など)

効果:好感度アップ、リピーター獲得など。

アイリストのプロフィールが記載された名刺や、自筆のメッセージを一言添えたメッセージカードまでオリジナリティに富んでいるのが特徴です。
メッセージの一例として、新規のお客様には「数あるサロンの中から、当サロンをお選びいただきありがとうございます!」など。リピーターのお客様であれば、「いつもご来店いただき、ありがとうございます!」などのおもてなしの一言を添えると喜ばれます。アイリストの個性が活かせるカードです。

注意喚起カード

効果:全てのお客様に対し平等に情報伝達が可能、施術後のトラブル防止、サロンの信頼度アップなど

マツエクを施術したお客様に対し、アフターケアにおける注意点をまとめたカードです。
マツエクはさまざまなメリットがある優れた美容法ですが、アフターケアの注意点が多いことはデメリットといえるでしょう。
またマツエクの長期愛用者であっても、基本的なケア方法を忘れている場合もあります。そのため注意事項をまとめたカードをお客様全員に配布することが、ケア方法を再確認する良いきっかけとなるケースがあります。

▼お客様のアフターケアについてはこちらの過去記事にまとめていますので、ご一読ください。

サロンで用いられる4種類の「販促カード」をご紹介しました。中でも今回は、カードの質によって他のサロンとの差別化を図れる可能性を秘めた「注意喚起カード」について注目してみましょう。

「注意喚起カード」の作り方

お客様にアフターケアの情報を抜け目なく伝えるために、「注意喚起カード」が効果的であることが分かりました。では、実際のカードはどのように作れば良いのでしょうか?
カードを作成する上で大切なポイントの一つは、記載する文言を“シンプル”にすること!
カードの良さはコンパクトで持ち歩きにも便利であることです。そのためカードの狭いスペースに難解な注意事項をダラダラと書いてしまっては、お客様も読む気をなくしてしまうかもしれませんよね。それでは、カードを作る意味がありません。
正式な注意事項はA4サイズの別紙などに記載するなどし、カードには絶対に守ってほしいポイントのみを箇条書きなどで分かりやすく記載することが大切です!

それでは「注意喚起カード」に記載したい内容をいくつか挙げてみましょう。

  • 擦らない&触らない
  • うつぶせで寝ない
  • エクステが濡れたら、早めに乾かす
  • ドライヤーの冷風で乾かす
  • マツエク専用のクレンジング剤を使う
  • 美容液やコーティング剤で保護する など 

こちらの過去記事には、エクステ初心者にホームケア方法を分かりやすく伝えるポイントをまとめているので、合わせてチェックしてみてください。

注意事項をピックアップしてみると、バスルーム周辺でのアフターケアが大切であることが分かります。そのため先ほどの過去記事内でも紹介したとおり、耐水性のある素材で「注意喚起カード」を作成するのも良いアイデアといえます。

個人サロンなどの小規模サロンであれば、カードにラミネート加工を施し、耐水性を持たせるのもおすすめです。
しかし自作するのは少々手間がかかるため、販促カード作成専門メーカーに依頼するのも一つの手です。専門メーカーで作成できるカードは種類も豊富。目的に合ったコスパの良い商品を選びましょう。

今回は「注意喚起カード」について詳しく紹介しましたが、その他のタイプのカードについても同様に、シンプルで分かりやすい内容にまとめることは大切です。さらにお客様に携帯してもらうためにも、耐久性の高いカードであることも重要といえます。

ついに完成!使い方・提案方法とは

施術前のカウンセリングでアフターケアの注意事項をお伝えし、同意の上で施術を行いますよね。しかしマツエクが初めてのお客様の場合、エクステを装着した実感がわかないため、アイリストの説明があまり理解できないというケースも考えられます。
しかし施術後であれば、自身に装着したマツエクを見ながら、お手入れ方法の説明を聞けるため、より理解が深まるという声も聞かれます。

ここで役立つのが「注意喚起カード」です。お伝えしたい内容がシンプルにまとまっているので、アイリストにとっては伝えやすく、お客様にとっては分かりやすい一石二鳥のアイテムです!
ぜひ施術後の談話タイムや会計待ちの時間に「注意喚起カード」を活用して、お客様が安心してマツエクライフを楽しめるよう努めましょう。

ここでさらにプラスしたいポイントをお伝えします。
もし可能であれば、「注意喚起カード」の空きスペースや裏面などにリペア対象外となるケースについても記載しておくこともおすすめします。リペア保証に関する規定はサロンにより異なりますが、リペアに関して以下のような注意点があげられるのではないでしょうか。

リペアに関する注意事項

  • モニター利用の場合は対象外
  • 外れた箇所のみリペア可能
  • 無料保証期間は施術後〇日以内
  • 対象は上まつげのみ
  • 明らかにセルフケア方法に原因がある場合は対象外 など

これらの注意点をカードの内容に盛り込むことは、施術後のトラブル防止に繋がるおすすめの手法です。
会計時には「注意喚起カード」だけではなく、冒頭でご紹介した「来店ポイントカード」や「紹介カード」、「メッセージカード」などを組み合わせてお渡ししましょう。
メッセージカードには、自筆のお礼メッセージを添えるとなお素敵ですね!

まとめ

お客様に配布する「販促カード」の中でも、今回は特に「注意喚起カード」についてまとめました。今まで「販促カード」を使ったことがないサロンはもちろん、すでに配布をしているサロンでも、記載内容の見直しなどの参考にしてみてはどうでしょうか。お客様が正しいホームケアを行うことは、マツエクのモチを良くすることに繋がり、さらにはサロンやアイリストの評価が上がることに繋がります。「販促カード」の作成一つを取っても、丁寧な仕事を心掛けたいですね!181013Euk

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