グルーの持続力だけじゃなく、仕分けやすさも変わる!おすすめの前処理剤3選

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施術前の土台作りともいえる、前処理。一般的に前処理剤(プレケア剤)を使って、自まつげの汚れを落としていきます。何気なく進めている工程かもしれませんが、実は前処理次第でグルーの持続力や装着時の仕分け具合が変わることを知っていますか?今回の記事では、前処理についての知識を深めていきます。

前処理の目的とは?

そもそも、前処理をなぜ行わなければならないのか、きちんと理解できていますか?

前処理を行っていない自まつげは、リペア時に使用したクレンジングやリムーバーが付着していたり、皮脂汚れが残っている状態。たとえノーメイクで来店されていても、目をこすったことで指の皮脂が自まつげに付いていたり、日焼け止めが自まつげにも付着していたりと、目には見えないけれど汚れているというケースも多々あります。このままエクステを装着すると、自まつげの汚れから細菌が繁殖する恐れがあることを知っていますか?前処理は、ただ汚れを落としているだけでなく、細菌感染予防として行う大切な工程でもあることを頭に入れておきましょう。
また、前処理で汚れを落とした自まつげは、グルーの天敵である油分が少ない状態。グルーの接着力を最大限発揮できる状態です。モチの良さを提供するためにも、前処理を徹底したいですね。
さらに、前処理の仕方によって、仕分けのしやすさも変わります。実は、自まつげをしっかりほぐしながら拭き取ると、装着時の仕分けもしやすくなるのです。上手く仕分けができずに悩んでいる人は、一度前処理の方法を見直してみてください。

前処理の手順

次に、前処理の手順についても勉強していきます。

①乾いた綿棒を、自まつげの下側に置く
②前処理剤を含ませた綿棒を自まつげの上側に置き、自まつげを挟む
③根元から毛先に向かって、自まつげを挟んだまま綿棒をスライドさせる
④すべてのまつげを処理できたら、最後にエアコンプレッサーやエアポンプで乾燥させる

以上が一連の流れです。
このとき、「肌に前処理剤が付かないように」と毛先を重点的に処理する人もいますが、前処理は“根元重視”が鉄則。

装着時の流れを思い出してみましょう。基本的にグルーはエクステの根元に付けますよね。そのため、根元の汚れを徹底的に落としておかないと、細菌を繁殖させたり、接着力を弱める原因となるのです。

また、片方の綿棒を乾かしたまま使用することにも理由があります。もし両方に前処理剤を染み込ませていたらどうなるでしょうか?力を入れると綿棒から前処理剤があふれ出し、液ダレする可能性がありますよね。そのまま目に入ると、お客様は強い痛みを感じます。そういった事態を防ぐためにも、前処理剤を含ませる綿棒は1本だけにしておきましょう。

<POINT>
マツエクのグルーは薬事法上“雑貨”に振り分けられますが、前処理剤は“化粧品”と判断されます。そのため、配合されている量の多い順に成分表示がされているだけでなく、許可された成分のみ配合でき、さらに認可された化粧品工場でしか生産できないという、厳しい基準をクリアしなければ販売できません。安全な商品を選びやすいと言えるでしょう。
しかし、アセトンや酢酸エチル、無水エタノールが配合された商品は、万が一目に入ったときに危険であるため、避けるようにしてください。

オススメの前処理剤紹介

最後に、実際のサロンで使われているオススメの前処理剤を3つご紹介します。

<松風/まつげ用脂質落とし■装着前処理化粧水(まつげに優しい弱酸性) 200ml>

引用元:EYELASH GARAGE

最初に紹介する前処理剤は、3万本を超える販売量を誇る、松風の「まつげ用脂質落とし■装着前処理化粧水」です。アイリストの施術を想定し、ふたを押すだけで適量出てくる「コットン押し当て式ポンプディスペンサー」を採用。衛生的で使いやすさも抜群だと、高い評価を得ています。デリケートな目元付近に使うからこそ、刺激の弱い弱酸性に仕上げて、低刺激を実現している点も、アイリストとしては安心ですよね。

<フーラ/まつげエクステ専用前処理剤 MOIST CLEAN>

引用元:フーラ

次に紹介する前処理剤は、フーラの「まつげエクステ専用前処理剤 MOIST CLEAN」。汚れや皮脂などをしっかりとオフしてくれる洗浄力と、グルーが硬化しやすいよう自まつげを潤わせてくれる9種類の保湿成分が魅力の商品です。

<BEAUTY PRODUCTS/Pピュア+K>

引用元:BEAUTY PRODUCTS

最後に紹介する商品は、BEAUTY PRODUCTSの「Pピュア+K」。注目は、その浸透力。自まつげの表面内部までしっかりと水分を浸透させてくれるため、グルーが硬化しやすくなります。また、エタノールを含んでいないため、低刺激には自信あり!デリケートな目元にも安心して使用できそうです。何より大事な洗浄力も定評があり、「洗浄力に優れたアルカリ電解水」は、BEAUTY PRODUCTSの特許技術。自まつげの根元に付着した皮脂や汚れを、しっかりと落としてくれます。

まとめ

毎回欠かさず行っている前処理。「何気なく進めていたけれど、こんなに意味のある工程だったなんて!」と驚いているアイリストもいるかもしれませんね。大切な目元を預かっている私たちの仕事には、1つひとつに意味があります。そのすべての意義目的を理解した上で施術を進めると、より高いレベルでパフォーマンスできるでしょう。まずは前処理から知識を見直し、明日からの施術に生かしていきたいですね。

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