ご提案のためにも知っておこう!「マツエク専用」と「市販品」商品の決定的な違いとは?

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お客様にマツエクを楽しみ続けていただくためにも、欠かすことのできない「自まつげ育成」。しかし一方で、なかなか上手にアドバイスできないというアイリストも多いのではないでしょうか。「お客様のまつげが傷んでいてもうまく言葉にできない」、「お客様が不快に思わないだろうか」など、踏み込む度合いが難しいのも悩みどころですよね。お客様にまつげの状態を知っていただき、今の状態を改善していただくにはどのように提案を進めればいいのでしょうか。しっかりと提案のテクニックを身につけて、お客様のまつげ育成をお手伝いしましょう。

どこで購入した美容液を使用されているか

通販サイトの発達や、「まつ育ブーム」の後押しも有り、まつげ美容液の入手経路は多様化 しています。 また、マツエクをつける女性が増えたこともあり、市販の商品でも「マツエク可」のものが増えてきています。日頃から目元に意識を注いでいるアイリストにとっては、まつげケアのアイテムをどこで購入するのかも重要なポイント。しかしお客様にとっては、ケアアイテムの中身だけでなく「手軽に買えるかどうか」も購入の決め手となるのです。

 

【Beautéの独自調査】マツエクサロンに通うお客様100名に行ったアンケート 

こちらの結果を御覧ください。

「使用しているまつげ美容液はどこで購入したものですか?」

2018年4月調査:マツエクサロンに通うお客様100名アンケート

 

結果を見てもわかるように、サロン以外で購入している方は全体の半数近くにも及んでいます。手軽に入手できるだけでなく、CMやポップなどを使い大々的に販促されていることで、お客様の目にも止まりやすくなっていることも要因のひとつではないでしょうか。また、大手化粧品会社でもまつげ美容液が販売されるなど、ネームバリューからの安心感でケアアイテムを手にされるお客様も少なくありません。

サロンにお越しのお客様には、目元への刺激がないだけでなく、まつげにもマツエクにもプラスになるものをお使いいただきたいものですよね。お客様へサロン専売品のケアアイテムをご提案する前に、まずは現在お使いのものをどちらで購入されたかヒアリングしてみましょう。

お客様の美容液の使用目的とは

まつげ美容液や育毛剤は、自まつげをケアするために利用するもの。マツエクをしているお客様にとって、自まつげが健康かどうかというのはかなり重要になってきます。また、すっぴんメイクが流行していることなども、まつげケアアイテムを手にするきっかけに。今や化粧水などと同じように、基礎化粧品としてまつげ美容液を利用するかたも少なくありません。

お手軽な市販品の中にはグルーと相性が悪いものもある

まつげ美容液には、長さをだすものやコシをアップさせるものなど、さまざまな目的のものが販売されています。商品の目的を見分けるだけでなく、マツエクをしているお客様にとっては、「マツエク可」のものであるかどうかも判断材料に。市販品を使用されているお客様でも、マツエクに対応しているものを選んで使っているとおっしゃるかたは少なくありません。

しかし、中には、美容液によってグルーの劣化が進んでいる方もいます。マツエク専用と謳っているまつげ美容液でも、市販品の場合は油分や保湿剤のバランスがうまくとれていないケースがあるためです。また、今つけているマツエクと市販品 の相性も、お客様によって変わってくるものです。美容液ならなんでもいいと考えていらっしゃるお客様も多いことから、市販品を使うことによるグルーの劣化は後を絶ちません。お客様の使っていらっしゃるものが市販品だとわかれば、マツエクと自まつげの状態をよく確認して、的確なアドバイスをするようにしましょう。

使用アイテムのヒアリング

まつげ美容液選びに困っていらっしゃるお客様には、現在使われているアイテムの商品名やメーカー名をたずねてみるのもおすすめです。市販品を使われているお客様からヒアリングを行うことで、効果が感じられないとおっしゃる方々に共通点が見つかるかもしれません。また、グルーの劣化が気になるお客様達が、共通の市販品を使っていたという事実を発見する機会にもなります。商品名やメーカー名がわからない場合は、見た目の特徴などをうかがってみるのもいいかもしれません。簡単な統計を取ることで、市販品の特徴やお客様がケアアイテムにどんなことを求めているのかを、はっきりと知ることができるようになります。

サロン専売品を使うことのメリット

マツエクの専門家ともいえるマツエクサロンでは、 しっかりと厳選したまつげ美容液を販売しているところがたくさんあります。自まつげのケアはもちろんのこと、マツエクへの影響についても考えて開発されたものを導入しているはずです。アイリストとして、お客様に安心しておすすめできる商品です。 また、マツエクが付いている前提で商品の開発を行っているため、内蔵されているチップの使いやすさもサロン専売品の特徴です。市販品でも成分に問題がないものもありますが、それを見極めるためにもしっかりとしたヒアリングを行い、場合によってはサロン専売品をおすすめしましょう。

 

効果が出るまでの目安は?

まつげ美容液は、毎日根気よく塗り続けることで効果を得ることができます。平均的には、1ヶ月から1カ月半ほどで効果を実感するかたが多いようです。早いかたでは、2週間くらい経った頃から自まつげの変化を感じ始めることもあるようですが、基本は長く使っていただくことをおすすめしましょう。

市販品で効果が感じられない場合は

市販の美容液を使っているけど、まつげに変化が現れないとおっしゃるお客様には、市販品を使い始めてどれくらい経過しているかヒアリングしてみましょう。1ヶ月以上経過しているのであれば、今お使いのものはお客様に合っていないのかもしれません。コスパ重視で購入された市販品は、あまり効果が感じられないとおっしゃるお客様も多いものです。お客様の毛周期と市販品の使用期間を照らし合わせ、場合によっては見切りをつけるようアドバイスしていきましょう。

マツエクの強度をチェックしてみる

商品開発の段階で、マツエクとの相性に特化して製造しているサロン専売品は、塗布することによってマツエクのモチに影響を与えないのが特徴です。まつげ美容液を例に挙げると、まつげを修復するために油分を補給したり修復目的で保湿を行ったりすることは、重要なポイントとなります。結果的に自まつげの状態が改善されるという点ではプラス要素なように感じますが、余計な油分や水分がマツエクのモチを悪くしてしまう要因に。市販品は油分や保湿に力を入れているものが多いため、マツエクのモチにも悪い影響を与える場合があります。前回来店時に比べマツエクの強度が落ちているような印象を受けた場合は、市販品がマツエクに与える影響をお話ししたうえで、使用を中断するようにお伝えしてみましょう。

まとめ

マツエクをつけるお客様には、自まつげだけでなくマツエクにも注意を払って、ケアアイテムをお選びいただかなければいけません。観察とヒアリングをしっかりと行なったうえで、サロン専売品の魅力をお伝えし、お客様ご自身でもマツエクをケアしていただけるようお手伝いしましょう。180620Eue

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