エクステ、「バラ」タイプと「シート」タイプの違いとは?

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以前はエクステの主流だった「バラ」タイプ。しかし、最近の主流は「シート」タイプに移行しています。「バラ」と「シート」の管理方法や衛生面など、どんな違いがあるのか気になりますよね。また、それぞれのメリット、デメリットはどのようなことがあるのでしょうか。早速チェックしてみましょう!

「バラ」と「シート」って何?

まずは、エクステの「バラ」と「シート」の違いについて説明します。

・バラ 

「バラ」とはエクステ1本1本が独立しており、ケースまたは袋に入っているものを言います。施術する際は専用スポンジやレザーシートなどに出して使用。バラのメリットは、

・シートに並んでいない分、エクステに粘着物が付いていない。
・カール感と長さが若干異なるため、自然なまつげを演出できる。 


といった点が挙げられます。エクステに粘着物が付いていないので、狙ったまつげに接着しやすいのです。また、シートタイプのエクステはカールや長さが均一なのに比べ、バラはカール感と長さが異なります。一見デメリットのように感じるかもしれませんが、様々なエクステをMIXして用いることで、ふんわりと自然な仕上がりを目指せるのです。しかし、バラバラになったエクステの中から必要なものを素早くピックアップする作業は、初心者アイリストには難しいかもしれませんね。

・シート 

「シート」とは粘着シートの上にきれいにエクステが並んでいるものを言います。シートタイプのデメリットは、エクステに粘着物が付いてしまうこと。しかし、最近は改良されてエクステに粘着物があまり付かないものが多くなっています。そのため、きれいに並んでいる、カールが揃っているなど使いやすいことから、シートタイプが主流です。シートタイプを導入しているサロンも多いのではないでしょうか。

「バラ」と「シート」の特徴が分かったところで、シートタイプが主流となっている理由を詳しく見ていきましょう。

「シート」を推奨する3つの理由

バラにもメリットがありますが、それを上回るシートのメリットを3つご紹介します。

①エクステを掴みやすい 

バラは1本1本の向きがバラバラになっているため、慣れていないとエクステを掴むだけでも時間がかかってしまいます。すると施術時間が伸びてしまい、生産性低下に繋がります。。その点、シートは1列に並んでいるので掴みやすくなっています。

②角度調整が簡単

バラだと角度を考えながら掴んだり、1度掴んだエクステを持ち替えたりしなければいけないこともしばしば。装着するまでに時間がかかってしまいます。シートタイプは角度調整もそのままシート上で出来るため、素早く装着することが可能です。

③エクステが混ざらない&省スペース

デザインによっては、様々な長さや太さを使用するケースもありますよね。バラだとスポンジなどに何種類もエクステを出すと、混ざってしまう危険性があります。種類が分からなくなってしまうと、また新たにエクステを出さなければなりません。さらにワゴン上のスペースを取ってしまう、誤ってケースごとエクステを床に落としてしまうといった危険性も。エクステを床に落ちてしまうと、かき集めるときに埃なども入ってしまうため衛生上良くありません。1本1本きれいにしていくと時間もかかるため、そのエクステは破棄せざるを得ないでしょう。しかし、シートだと何種類かエクステを使用する場合でもかさばりません。シートごとに長さや太さが分かれているので、探す手間も省けますね。万一落としてしまったときでも埃が入りにくいので、表面をきれいにするだけでそのまま使用できます。

これだけ使い勝手が良いと、シートにしない理由が見つかりませんね。では、どんなシートタイプのエクステを使うと良いのでしょうか。

オススメのシートタイプのマツエク3選

①松風 先細抗菌やわらかシルクセーブル【クリーンラッシュシートタイプ】

引用元:松風

規格

太さ/0.15mm 長さ/10mm

内容量

約3,640本

容器

トレータイプ

価格

商品の特徴としては、
・自然で柔らかい装着感
・抗菌素材を原糸に採用
中央から先端に向けて徐々に細くなっているため、自然で柔らかい装着感を得ることができます。また、抗菌素材を原糸に採用しているため、目元トラブルの原因となる雑菌の抑制が可能に。実はマツエクをつけていると、目元の洗浄がきちんと行われていないことが多いのです。摩擦を与えないように目元を優しく洗浄しますよね。すると十分な洗浄ができず、雑菌が繁殖し目元のトラブルになることもあるのです。原糸に抗菌素材を用いると毛の表面だけに抗菌処理を施すよりも、長期間性能を維持できるため、目元トラブルのリスクを軽減できると考えられます。この2つの特徴はお客様にエクステを提案する際の訴求ポイントにもなりますね。

アイリストから見たクリーンラッシュの特徴は、シート自体に長さ、太さも記入しているところ。自分で書く手間が省けるだけでなく、取り間違いが起こりにくいのです。シートもしっかりしたシールになっており、剥がしやすくクオリティーが高いと評判。施術者側がとても使いやすく、こちらのエクステを基本的に使っているサロンも少なくないようです。

②プロケア MAXコンタクト

引用元:プロケアアイラッシュ

規格

太さ/0.15mm 長さ/10mm

内容量

約6,000本

容器

トレータイプ

価格

¥11,000(税抜)

この商品の特徴は、
・軽くて柔らかいので、自然なつけ心地を体感できる
・専用のグルーを使用するため、エクステのモチがよい
・黒々としているので少量でもボリューム感がある
プロケアのエクステは、「プロケアアイラシュ」が商品開発に携わったオリジナル商品です。一般的なナイロン毛ではなく、シルクのような毛質が特徴。軽くて柔らかいので、マツエクが初めてのお客様でも違和感なく装着できます。自まつげに近いツヤも自然に仕上がるポイント。また、プロケア専用のグルーは硬化後も柔軟性が残っているため、目元にかかる衝撃をふわっと吸収してくれます。衝撃を吸収してくれる=モチが良くなるので、忙しくてマツエクを何度もつけ直せないというお客様への訴求ポイントになるでしょう。

アイリストから見た特徴は、1ケースにエクステが2段重ねになっていること。エクステのケース1つ1つは小さいですが、たくさん集まると在庫スペースの幅を圧迫してしまいますよね。その点、プロケアは半分のスペースで済むので在庫管理もしやすくなるのではないでしょうか。

※プロケアのエクステは、セミナーを受講したアイリスト、美容関係者しか使用できません。

③7Lash ハイブリッドエクステンション 

引用元:7Lash

規格

太さ/0.15mm 長さ/10mm

内容量

約4,000本

容器

トレータイプ

価格

¥6,000(税抜)

この商品の特徴は、
・光触媒加工により、有害物質をカット
・化粧品などの汚れが付着しにくい
・抗菌状態を維持

特許取得の光触媒加工を施すことで、有害物質や汚れ付着防止、抗菌状態を維持してくれるエクステです。目元トラブルのリスクを軽減するだけでなく、目元が敏感なお客様にもおすすめできますね。価格は一般的なエクステに比べると高額ですが、幅広いお客様に対応できるという点がポイントです。また、訴求ポイントをお客様に伝えてこのエクステを選んでもらうことで、単価UPにもつながりますね。

まとめ

バラとシートの特徴やメリット・デメリットとともに、おすすめエクステを3選ご紹介してきました。バラとシートそれぞれにメリットがありますが、やはりシートの方が圧倒的に使いやすく導入するサロンが多いのも納得できますね。装着までの時間短縮が可能となり、生産性向上にもつながるので、まだバラをメインにしているサロンは導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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