「商材入れ替え時」の注意点!新しい商材導入の際に気を付けることとは

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お客様に対して質の高いマツエクを提供し続けるためには、商材の入れ替えはとても重要なこと。グルーやリムーバー、エクステなど、しっかりと比較検討した上で、より良いものを選び取っていきたいですよね。そこで今回は、商材を入れ替える際に気を付けておきたいことについて考えてみましょう!

商材入れ替えの際に踏むべきSTEPとは

マツエクの商材業界は、まだ発展途中の状態。「刺激の強さ」や「扱いやすさ」などのさまざまな課題に対して、日々メーカーによる研究開発が進められています。そのため、マツエクサロンとしては、日々入れ替わる新商品と廃番商品に対して、常にアンテナを張っておく必要があるのです。

では、みなさんのサロンでは、どのようなタイミングで商材入れ替えを検討し始めますか?検討対象となる商材にもよりますが、「使用中の商材が廃番になったとき」や「メーカーから新商品の案内が届いたとき」といったタイミングが多いのではないでしょうか。時には、お客様からの声やアイリストが感じる使いづらさなどが、検討し始めるきっかけとなることもあるでしょう。いずれにしても、「常に新しい商材をチェックし、より良いものを追求し続ける」 という姿勢が大切です。

ただ、商材を入れ替えるという作業は、サロンにとって簡単なことではありません。慣れない商材を扱うことで、予期しないトラブルが起こることもあるでしょう。日々の業務に影響をきたさないよう、スムーズに商材を入れ替えるためには、効率的で正しい順序を踏むことが大切です。

商材入れ替えの際に踏むべきSTEPというのは、「商品選定(比較)→発注→検証→テスト」 という流れが一般的。商材によって例外はあるものの、

  • テスト期間を設け、段階的に変化をチェックする
  • 商材のメーカー説明を鵜呑みにしすぎない
  • 5メーカー以上の商品をピックアップして比較検討する

といったことを抑えておくといいでしょう。

上記にある「5メーカー以上の商品をピックアップ」する際の判断材料は、安全性販売実績知名度の高さなどが挙げられます。さらに、返品対応などのサポート体制が整っているメーカーかどうかも重要。リアルな意見をもとにピックアップするためには、口コミにも目を通しておくといいでしょう。最終的により良い商材を導入できるかどうかは、比較の段階でどのような商品をピックアップするかにかかっています。今やネットで、簡単に商材検索ができる時代。日々、複数のオンラインショップをチェックするようにし、気になるメーカーや商品をメモしておく習慣を身につけておくといいでしょう。

テスト期間にチェックすべきこととは?

商材入れ替えで最も重要なSTEPは、テスト期間 」。商材の経過チェックや比較を、丁寧に行うことが大切です。また、検証の際のデータは、実際に商材を導入してからも役立てることができるでしょう。今回は、主な商材ごとに抑えておきたいチェック項目を挙げてみました。ぜひ、比較検討の際に活用してみてください!

グルー

グルーの場合、保存環境や日数によって質感に変化が起きやすいため、最低でも1カ月はテスト期間を設けるようにしましょう。検証する際は、出来るだけ多くのモデルさんに協力してもらうことが大切。データの数が多ければ多いほど、得られる結果への信頼性も高まります。また、モデルさんを起用することで、刺激の強さなどの使用感について、お客様目線の意見を聞くことができますね。
「どのようなグルーを求めるか」にもよりますが、最低でも次に挙げた項目についてはチェックしておくと安心でしょう。

①施術中
□グルーの質感は扱いやすいかどうか(サラサラし過ぎ、ドロドロし過ぎはNG)
□硬化スピードはアイリストのスキルに適しているか
□グルーのニオイや刺激の強さはどうか
②施術後
□翌日、グルーや目元の状態に変化はあるか
□モチの良さとエクステの向きはどうか(施術の1週間後から毎週チェックする)

エクステ

エクステもグルー同様に、日数による変化が起こりやすいもの。1カ月程度のテスト期間を設けて、既存のエクステと比較するといいでしょう。仕上がりの質を左右する商材のため、装着した時にどのように見えるか細かくチェックすることが大切です。

①装着時
□長さや太さはどうか
□カール具合はどうか
□色味やツヤ感が美しく出るかどうか
□ボリュームはどのくらい出るか
□サロンで使用しているグルーとの相性はどうか(接着強度など)
②装着後
□カールが下がってくるなどの変化がないか(日数の経過とともにチェック)

リムーバー

リムーバーの扱いやすさは、施術スピードに大きく影響します。また、グルー同様に成分による刺激が出やすいアイテムでもあるため、実際に使用して検証することが大切です。その際には、次のようなチェック項目に沿って検証するようにしましょう。

□扱いやすい硬さかどうか
※ジェルリムーバーを想定したチェック項目。サラサラし過ぎると流れてしまいやすくなり、硬すぎると伸ばしにくくなります。適度な硬さが重要です。
□オフのしやすさはどうか
□刺激の強さはどうか

 

今回は、商材入れ替えの対象になることも多いグルー、エクステ、リムーバーの3つに絞ってチェック項目を挙げました。しかし、マツエクの商材というのは、これだけではありません。施術中に使用するものもあれば、店舗販売品として扱うものもありますよね。チェックすべきポイントも、商材によって、またどのようなものを求めるかによって、当然変わってくることでしょう。比較検討する際には、それぞれの商材に合わせてチェック項目を漏れなくピックアップできているか、しっかりと精査しておくことが大切ですね。

お客様へのご案内

商材を入れ替えるということは、サロンだけでなく、お客様にとっても大きく影響すること。サロンとしては、商材の入れ替えが正式に決定した段階で、「いつから」「何を」変更するのかについて、お客様にしっかりとお伝えしなくてはなりません。

また、 店舗内販売の商材を入れ替える場合には、「今の在庫がなくなり次第、入れ替えを行います」とお伝えしておくといいでしょう。お客様の中には、在庫がなくなる前に買い足しておきたいという方もいます。もしも、知らない間に入れ替えされていたら、サロンに対してがっかりさせてしまうこともあるかもしれません。しっかりと事前にお伝えしておくことで、「誠実な対応をしてもらえた」と感じてもらえるでしょう。

また、実際に入れ替えた直後も、想定外のトラブルが起こりやすくなるタイミング。しっかりと比較検討して導入を決定した商材であっても、全てのお客様に合うとは限りません。中には、新しい商材によってアレルギーなどのトラブルが起こることもあります。そのため、グルーやリムーバーを入れ替えた場合は、アレルギー反応が起こる可能性があることを、施術前にお伝えするようにしましょう。もし、知らされていなかったら、刺激があった場合に「いつもは平気だから気のせいかも…」と異変になかなか気づけないかもしれません。入れ替えたことを事前に知らされていれば、お客様が刺激の強さやモチの変化を感じた時、アイリストに言いだしやすい雰囲気になります。商材入れ替えによるトラブルが起こった際に素早く対応できるよう、アイリストからも「何か異変を感じたらすぐに仰ってくださいね」とお伝えするようにしましょう。

また、エクステを入れ替えた場合は、以前のエクステとの質感の違いなどをお客様に説明しておくと安心です。事前に説明があれば、お客様が仕上がりに対して違和感を持つことがあっても、エクステの違いによるものだと納得してもらいやすくなります。

まとめ

マツエクの仕上がりやサロンの売り上げにも直結する「商材選び」というのは、まさにサロンの命ともいえる大切な作業。現状の商材に満足せず、常に良いものへ更新していかなくてはなりません。例えば、みなさんがマツエクをするお客様の立場で「モチの悪いグルーを扱うサロン」と「モチの良いグルーを扱うサロン」があったとしたら、迷わず後者を選びますよね。いい商材を導入することは、サロンの評判を高め、お客様を呼び込む”武器”にもなります。さて、今回ご紹介した内容とみなさんのサロンのやり方を比較してみて、いかがだったでしょうか?もしも、「あまり徹底できていない」と感じる部分があれば、ぜひ今後の商材入れ替えの際に実践してみましょう!

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